明日のために その1
一人でいると
寂しくて気が狂いそう
二人でいると
思わず相手を殺してしまいそう
三人でいると
口が滑ってほんとうのことを言いそうになるんだ
....
何故にあたしはあなたを愛し
何故にあなたはあたしを愛すか
戦場の地の匂いも知らぬ
戦場の血の臭いも知らぬ
君はクツクツと笑いながら あたしに花を差し出した
あの時の空 あたしには忘れ ....
歯車になってグルグル回る 休みなく回る
僕だけ止まるわけにはいかないよ 壊れてしまう
カラダは動いてるんだし そこに立ち尽くす意味はあるのか
錆びついて駄目なとき お腹が減ったとき
遠い昔 ....
朝早く目覚めたSunday
今日一日何をしようと考えて
新しい服が欲しいなと思う
TVをつけて 本を読む
楽しげなアニメが終わると
朝から溜息の出るようなニュースに恐怖と失望
殺気とセ ....
Every heartache
cause me to break apart
and every time I stand tall
I no longer could see
the b ....
すべての歯の間という間にクッキーを詰めてにやりと笑ってみせるとあんたはにかっと笑って各々の歯の間に胡麻を挟んで見せて、全部食べろと言うので舐め取ってみるとさながら胡麻クッキーが如しだ
....
ほんの
わたしがあなたを好いている
っていうことを
他の誰かとおんなじような言葉に変換したくないせいで
いろいろと言葉をいじくってるのです
つまりは
わたしがあなたを好 ....
少女は少年に手紙を出した。
少女はポストの中に手紙を入れた。
手違いで海を渡った手紙は、雨の湿気の清潔な部分を少しづつ、選別しながら含みはじめた。
シベリアの炭鉱は、その手紙を炭の中 ....
いろえんぴつかんで
色の味を食べる
角砂糖みたいな恋がしたい
何かと筑紫でしたい
このまま
スリランカへ鉛筆の芯を探しにいく
あたしは
あなたの部屋にこっそり乾いたコンタ ....
アリプールで
ミクロの透明感
重力感ふり落ちるプチ人マンダラフィギア
壁掛けのネジを無限に配列し
がががとすり切れる子供の肩口
刻印は自由 肉片は関節
それでいく
それでいく ....
なんか今にも盗れそうだ
すぐにでも剥がして
あんたにあげられそうだ。
俺
風景は無期限にあえぐ
霧のコンビニエンスストアで
何も切り取らずに
五感を放置する
人妻
首長竜はそ ....
錆びた両手で 砂をすくう
そんな行為を繰り返すうち
僕は生きることも死ぬことも忘れ
ただ こうして 此処、という場所にいる
世の中には 神様があふれかえっていた
それぞれを信仰す ....
ひょうめんには
あらわれない
ぽっかりした
たましいの かたち
なみだが
でるわけでもなく
ただ かぜが ふき
ただ おとに ならない
バ・レ・ン・タ・イ・ン
の主役は一体どの文字なのかしら?
「ん」の字を外して4つにしぼると
片手に収まる4人の候補
その手でわっかをくるり作って
片目はつむって覗いてみると
ど ....
黒い闇のふちを歩いていた
ぬかるみが 靴を巻き込み
わたしを 裸足にした
岸の向こうでは 手招きをする遊女がいて
ゆらり ゆらり と闇に浮かぶ鮮やかな色が
爪先に 針を落とした
ふ ....
考えがカタチを成さない
この世界には
美しいものが
なにも無い
朝の光に白く光る道の
その先がどこへいくのか
それもなんだか
もうどうでもいい ....
テーブルについて
紅茶を飲んでいる
ふとこんなことを想う
夜明け前の岩場を
やみくもに進む亡者
はるかな地平線に
やがて オレンジ色の陽が昇る
亡者はときおり立ち止まり
陽をみつめ ....
もうだいぶん月日が経つのに
私の思いは消えぬままで
何が大好きなあの人の気持ちをすべて打ち消してしまったのか、と
考えても考えても答えなんて出ず
何も解決することはないのに、私は一体何だっただ ....
みぎにねがえりをうったら
ゆめが
ころがってきた
ひだりにねがえりをうったら
ゆめがまた
ころがってきた
ころがりでたゆめは
うずをまき
すぱいらるの
かなしみに
なみだし ....
話せば
話すほど
遠くなり
集まれば
集まるほど
孤独になる
一番好きだったのは
二人のくちびるが
触れるか触れないかの瞬間
三回目に逢った時
予期せぬ打ち上げ花火に照らされて
アスファルトに映った影くっきりと
四月が来て
もう逢えない ....
あなたは私をわかってくれていない
苦笑しながら言うものだから、つい僕も笑った
雨が上がった
「晴れたね」と、キミはこの静けさをつつくように言う
うなずいた僕
これが幸せなんだよ、と冷 ....
ところであなたは
どちらにお住まいですか
と
たずねると
その人は、
ビー玉沿線ですよ。
とだけ言って
ころころ笑った
笑いながら
ころころすれ違って
ふり返ったときには
もう
....
どんな大船に乗っていても
いつかは必ず傷ついて
壊れてしまうんだ
目的地の島には
いくら乗り継いでも
辿り着けない
ある人は途中で諦めてしまい
ある人は志半ばで逝ってしまった ....
両親から送られてきたりんごを食べた。
早く立派になりたい
屋上の空でもない地上でもないコンクリートの上で
ものぐさな空腹は僕の目を覚まさせた。
両親から送られてきた肉が腐れた。 ....
コウちゃんはお兄ちゃんだから、
小さなアヤちゃんの めんどうを見てあげなければいけないの。
アヤちゃんがしゃがみこんでしまったら、
いっしょにしゃがみこんで、
「どうしたの?」ときいてあげ ....
嗚呼 君の視線は何処へ向く
此の愚かな世からは目を逸らすのか
狐火が光る 湖面を照らす 蒼の焔
笑えなどしない どうして笑わぬ 能面の君
泣きたいと望むのならば 夜を裂いて泣けば良いものを ....
詩よ、詩よ
我を見捨て給うな
言葉はポエムという十字架に
磔られて
天を仰いだ
言葉の悲しみは
詩の思いに届いたか
言葉は詩の悲しみとなったか
詩は悲しみを汲み取って
悲しみ ....
この村には年に一度
山の神様のお祭りがある
唯一舗装された国道沿いに
今年もいくつかの出店が並ぶ
たこやき
やきそば
金魚すくい
年に一度のこの祭りの日
多くの村人達が頂上の神様を訪れ ....
フランケンシュタインの怪物を俺は覚えている。
俺は子どもの時から頭が冴えていて、
誰よりも記憶力がよかった。
だから俺は超難関の試験をいくつもクリアし、
極秘の指令を受けて宇宙に飛び立つ人間と ....
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