望む
信じる
湧き出す
パワー
無限
昔僕が新入社員だった頃
でも 僕は学生時代の友人とロンドンの街を歩いていた
そして有名な大きな観覧車に乗って白い街を見下ろしては
見物して回っていた 街に点在する美術館を そこで
見ていた ダ ....
思いもよらないところがから
血が流れだして初めて自覚しました
あたし
一人前に女になれたわ
たしかに父親は娘の口から聞きました
お父さん、わたし今日お股から血が出たの
びっくりびっ ....
本当は優しい言葉でもかけてあげたいけど
誰よりも覚めた、突き刺すような視線が痛い
テーブルを挟んで座る
手を付けないままのサラダとフォーク
言いたくないなら何も言わなくていい
どんな未来 ....
現と擦れて詩が浮かび
境と接して死が浮かぶ
現も境ももう近しく
それなら詩と死と
しとしと濡れて
行ける処まで生きませう
現と境の溶けるまで
背負った重荷を下ろすまで
背を正すこと、背 ....
あなたは今この詩を見つけた
そして
ぼくはあなたの
本当の名前をしらない
暮らしをしらない
好きなものをしらない
困っている事をしらない
大事な人をしらない
信じているものをしらない ....
世間が後藤田官房長官のことを
中曽根首相の懐刀と呼んでいたあの頃
私だけが必ず
後藤田浣腸暴漢と言い続けたことで
私の仲間内では
官房長官は浣腸暴漢と呼ばれることになった
官房長官よりも浣 ....
狭い道を歩いていたら、突然、目の前をふわふわな毛の白猫が横切った。あたかも天の煤を払うかのようにリズミカルに揺れる長い尻尾。戦歴を物語る折れ曲がった長いヒゲ。ジャングル大帝レオのように太くどっしりとし ....
眠れない
勧誘メール
英語メール
グチメール
エロメール
眠れない
イライラ
暗黒の森には
暗黒の樹木が蔓延る
暗と明を分けるのは光
光の全く届かないところに
暗黒が蔓延る
暗
暗
暗
と叫びながら
閉じていた眼を開けても
そこな暗黒の坩 ....
僕のツイッター、コロナのコの字も出ない
まさか鈍感、まさに鈍感
子を持つ母のツイッターは違い
毛を逆立てる母猫のようになっている
言うなかれ、ヒステリックと
守ろうと必死なのだ
....
幼さは
蕾が花になることを知らない
蕾を一つ一つ摘み取って
分厚い本に挟む
毎日少しづつ色あせてゆく
蕾の押し花を
手に取り飽きもせず眺める
昼間のまどろみの中
手の力が抜 ....
その夜見た夢のなかでは
私は終始眠っていた
死んだように
眠っていた
もしかしたら
眠るように
死んでいたのかも
知れない
ベッドはいつの間にか
凍結していて
私は気持 ....
例えば
夜中の2時にふと目を覚ます
まだあなたはこの世の片隅で
私と同じように
キラキラ光る端子を避けて
隙間の安寧に息を潜めている
例えば
あの時すれ違った夢の中
....
「耳」
音楽の
靴裏には
かなしみの泥
音楽には
色彩があり
いろはない
雪がまう
いろがほしい
「早計」
この詩は
誰かを嫌な気分にさせることだろう
その事 ....
白く光る田舎の道を
カンカン鳴り響く踏切越えて
海に向かって歩いていた
薫る潮騒、うねる波
空き缶一つ、浜辺に落ちて
わたし独りのたましいが
水平線を覗き込む
遠く船が落ちてい ....
遠い遠い場所
過去とも未来ともつかない時
銀のロケットは宇宙を渡った
ゆく先々には
驚くべき光景の数々があった
じつに多彩な星の世界が
めくるめくように展開していった
銀のロケットは
....
夕暮れは、いつも隣に座ってた
河川敷の土手に、いつも僕と座ってた
何を話すでもなかった
ただ何となく、二人で座ってた
夕暮れは、いつも時間になると帰ってった
泥だらけ ....
また一夜が明け
光溢れる一日が来たよ
風はそっと穏やかだし
空はぼうと水色だし
街は花の香に包まれて
実に飄々と軽やかに
ステップ踏んで春は行く
おれはのそっと鬱だけれど
六十一回目の ....
立姿
後姿
艶姿
化姿
Tシャツと半ズボンが
歩道をあるく
ピンクのワンピースも
一緒にあるく
とっても楽しそうだ
だっていつも
汗をつけられたり
コーヒーをこぼされたり
いやな人間から
....
遠い日の転んだ時に見上げた空
また会えたね
昨日までの口紅が折れて
金床雲の灰色、少し分けて欲しいけど
ああ、元々はあなたの敗北感?
先割れスプーンの哀しさみたいに
何処まで行ってもスプー ....
そして夢を見ていた
窓は夜
立ちつくしていたのだ
僕のいた 広場に
街で 海の光を
浴びせかけられていた 夜の光を
でも アスファルトの上を
歩いていた 僕は
大人になった気がしない
かと言って
子供でもない
何だかよくわからない
思い出せない
昔のことが
ほとんど思い出せない
思い出せないなら
なんで生きてるんだろう
思い出せないのに
....
夜は味気なく
だが
絶対的に
おれの残り時間を
砂時計の
ように
くっきりと表示する
嘘だろ
マジか
勘弁しろよ
詩を
書くときに
たとえばそれが
誰 ....
あのひとは
無言でオレを叱る
ホットドッグの最高に美味い喰い方を教えてくれた
オレが勝手に兄のように思っているひとだ
オレには、大嫌いな口うるさい姉しかいないが
あんなバ ....
もうすっかり春になりましたね
今日は風が強いです
咲いたばかりの桜の花が
ゆらゆら大きく揺らいでいます
■□
私は街を周回していた
人波物凄い雑踏だった
(流れに乗り遅れたら、 ....
卵から孵った雛が、初めて見た太陽を母親と思い込むように、俺はあなたを好きになった。
中学二年の春、勝ち気な瞳をしたショートカットの女の子に出会いました。「サヨナラ」、その子と初めて交わした言葉で ....
何よりも私の本質は詩人
ただ空が青いというだけで
謳わずにはいられない
ただ華が咲いているというだけで
謳わずにはいられない
何よりも私の本質は詩人
哀しい時は哀しいと
嬉しい時は嬉しい ....
夜明け前に目が覚めてひとり
時間の狭間に取り残されたような気がする
眠りの妖精は去り
愛と憎しみと天使のことを考える
日が昇るまでの時間をもて余して
暗いうちから起き出し
働き者のふり ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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