記憶というのは
たぶん
脳のとても奥深くに
結晶していて
たとえば
海馬とか
松果体とか
そういうところに
ある種の化学物質として
存在しているんだと思う
(いつか話したと ....
無性に死にたくなる
練炭は確実に死にそうだからイヤ
手首は切っても死ねないからダメ
確率50%くらいがいい 薬かな
絶望は消えて 希望が残る程度を所望
想い出はなくなって 好奇心は生まれ ....
夕ぐれの
青とすみれ色が
熔けて混ざり合う
冷たい熱
夕ぐれが沸騰しているのだ
夕ぐれは
物体だったのか?
突然
ここがどこなのか
わからなくなった
私
あなたを想って
一つ一つ記憶を浮かべていたら
どこからか笑い声が
鎖骨のくぼみに頬を近づけて
澄んだ胸を押さえると
その声が
自分の中の空洞で響いていることに
気づきました
そ ....
薄暗い廊下の隅っ こに
隠れた 冷たい月の真ん中を
わたしだけが知っている
冷たい月の真ん中
北の中心の光る北の
大きな端っ こと
冷たい月
見ていた あなただけが
....
あたたかいな
あたたたいですね
あたし と あなた あたみのうみで
あたたかい あたみのうみで
あたたたい あたみのうみで
あたし あなた を うみました
あたたか ....
タバコ今まで何本すったかとか
計算しようと思うけど
結局しないで終わるんだぜー
なんと今日は仕事に出てしまったよ
頭痛いから階段でうつ伏せになって
脳内ピンボールのハイスコアただきだ ....
好きだから
女の足を折ってしまったり
小さな女の子を連れて来てしまった
寒い部屋の畳のへりに沿って
きれいに寝ころんだ女の子は
これまでに一度だって
浸食することのなかったであろ ....
涙滴型のカプセルをひとつ服用する。
白い飛行船、チェシャ猫の笑い、
きみの両腕は指先から砂になってゆく。
不完全変態の幼虫が這い寄ってきたら、
追っ払ってしまおうと思う。
きみは完全変態 ....
いつもいつもいつも
いつもいつもいつも
いつも
夕になったら眠くなってしまって
そのまま夢に消えてゆく
タイム・イズ・マニィ
いつの間に
僕は夜のしじまに焦がれてしまったのだろう
....
銀河の向こうへ
飛んでいったりしない
腰の痛くなる椅子に座って
不思議の国へ迷い込んだりしない
目の痛くなるこんぴゅーたで
呪文を唱えて
魔法をかけたりしない
人達と一緒に
....
曲がり角ひとつ
曲がりそこねたようなので
こちらを振り向きながら歩いている
不思議な黒猫の後を追って
歩いてみる
もとのかたち ひとつ
間違えて捨ててしまったので
鈴の音たてながら ....
ここから先は人でないと渡れない
その橋を歩く
時は待っていて
ずっとおまえのために待っていて
待ちくたびれてさっさと行ってしまった
置き土産に
こんなに寒い冬を残して
ここから先の霜 ....
死ぬに死ねない冬の蜂が巣からはい出す
ふかふかと暖かな布団が空を舞う朝
木々は消えかけた希望を吸い上げ
鳥たちが絶滅の歌を歌い
落ちてきたものを受け止めかねて彼女は俯いた
遠い泥 ....
悲しまないで悲しんでいるような男や女が
広場になだれ込む
梢の上 彼の手は彼女の腰を出発した ようだ
ジュテーム ジュテーム 利根川に雷魚が戻ってきた
またもや文字は泳げなくなった
誰も見 ....
街頭の明かりを
ひとつ
ひとつと
吹き消していく
真っ暗な夜道を一人
影に気づかれないように、そっと
内緒
そっと
秘密
蝋燭を消すときの
泣きたくなるような
久しぶりに母の胸に ....
一体どうしたら
理解できたのか
原初以来
受け継がれた
記憶を
刻み込まれ
刷り込まれ
繰り返して来た
因果応報という
歴史を
確かに
そんなものが
私の細胞の
DNAの
....
痛みさえ心地よい
ここは月の扉
ある時
ある女の気まぐれで
開く
ビーナス
光を赤い羽に変え
声を夜風に隠し
札束を手に
ネオンの消えた
ひとときを飛ぶ
人生が
ようやく俺になってきたのは
11時59分59秒からの
無限の9の嵐
簡単に言っちまえば
12時間近
日付超える瞬間
明日になる頃
足りないものを
いままで掻き集めて
....
開放されない夜
こんなにも悲しみは
不快な落下を求めて
その瞬間を嘆くことさえ許さない
形を維持できない感情は
なめらかに体をすり抜ける
闇を潜めて光彩に垂れた
....
君の本名が巧妙に隠されているのは
旅立つ支度をいつでも怠らないため
折り曲げられた領収書は
狭苦しいポッケの有効利用ではなく
足跡を消しながら
次のドアーを探したから
やわらかかっ ....
まわりくどい
いいまわしとか
いわんといてや
さっき何で
もめてたんや?
消えた消えた
元栓止めた
そんなことして
どないすんねん
10階から携帯おとしなや
で壊れんか ....
障害年金とれるかな
年金財政ぼーろぼり
「先のことを
ゆっても仕方ないよ」
つーのも、わかるが
マグマ
噴火火災竜
死人にくちなし
怒るやつらは
メディアの中
....
霊ルウェイ、脱線 葬原に突き刺さるSL
刹那Ifより風景を変L ove-re:Driveの美
3bee帰る蜜巣を探sing a 賛美歌のB面!
銅貨と同化θA面-散乱しHelp!のループ
寝ズ ....
どうせ
世界なんて
すぐに終わるから
はやく
目を
閉じてしまおう
地下に噴水、再度その上空で懸垂する幽星
憂性が優勢のJokerが字転車で二辞(O)架空すれば
地下は円錐抱く霊場、黒鍵が打電しθ座の下
骨花が咲いた 神学校の落下生を抱きとめる為だ
レント弦一 ....
人に合わせる事、実は得意です。
人の前ではニコニコしています。
親の前でも良い子にしています。
でも、一人になればタバコを吸っています。
でも、一人になれば酒を飲んでいます。
....
一粒の涙はやがて一欠片の優しさに
泣いた数だけあなたの優しさになるのでしょう
心を裂いた哀しみは誰かの心を満たす喜びに
哀しんだ数だけ誰かを癒すのでしょう
まあるく、まあるく、世界がま ....
犬と合コンをした
わたしはちょうど
冷蔵庫の犬を食べ尽くしたところだった
新鮮な犬はいい
最初はお刺身にして
次はドリアにして
それからシチューにして
しばらくは楽しめる
右側から ....
バスで行こう
バスで行こう
みんなで行こう
行く先は一緒
何も怖くない
だだっ広い平原を
大都会の真ん中を
険しい峠を
グランド・キャ二オンを
イグアスの滝を
南の楽園を
賑 ....
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