エレヴェータ
ボタンを押す
こうして
ひとつの街が沈んでいく
そんな日があってもいい
ひとつの
エレヴェータのために
ぴちぴち
ちゃぷちゃぷ
らんらん   らん。

ぴちぴち
ちゃぷちゃぷ
らんらん   らん。



だれかが歌ってる。
雨音のリズムに合わせて
しあわせそうに
しあわせそうな ....
クマになりたい
ぬいぐるみのクマに
ちょっとツルツルした
手ざわりのいい布地で
中味は綿
ただの綿
コットン100%
内臓も骨もいらない
脳もいらない
心もいらない
そんなクマに
 ....
雨が降っていた
罪は風化することなく沈下する
想いは風化することなく沈下する

  ざーざー

まるで テレビの砂嵐のような
まるで 何かが歌っているような

  ざーざー

記 ....
出勤途中
春の雨が降り始める
傘をさしながら
自転車でこぎ急ぐ
信号待ちの時ふと気付く
この雨が一日一日春を呼び
急に芽吹き出した緑の木の下
緑のカッパを着た老人が
信号待ちをしている ....
仄暗い公園のベンチで
みかんの皮を食べろと言われている老人が
喜んでと言って頬張っていたのは新聞紙
これでいいですかとにこにこしながら
鳩の目で少年たちを睨みつける

ぽおっぽっぽっぽ ぽ ....
色恋にては
もっともな誠実さを伝える手段として

    愛しています

なるものを
免罪符として
挿入することが常套手段とされているが

さぁ
よぉく考えてみたまへ

この言 ....
橙色が満ちる 日のあたりすぎる部屋
ふたりきりじゃ どうしたって辛すぎる
あがききれない程 浅い沼

銘柄の違う ふたつの煙草
互いのそれを吸った瞬間
あたしたち 落下した


 ....
今日はぴりぴりと夜 静けさが集まる冬の夜です
加えて寒さも仲間に入るようで 足元の雪はぎゅむぎゅむと音をたてます
寒さは星を磨くので 星は喜んで配置についていました

そんな帰りは ぬくもりが ....
イメージの中では ブルーの球体

1枚 膜をへだてて

違う時間を 生きるしかなくて


イメージの外では

灰色の なんでもないもの

あちこちの隙間から 入り込んできて

 ....
特に何も言うことのない 細胞分裂

アフタヌーンのアフタヌーン

えらくしゃかりきな 真夜中の哲学

夕暮れ時の魔法使い

砂と砂と砂

金色の排水口

45度傾いた 口笛
 ....
あいの おしり

よろこびの おしり

なぐさめの おしり

しんでしまった おしり

いきている おしり

うたの おしり

はなさく おしり

げいじゅつの おしり
 ....
 
 
 
ぼくたちはときに、ひややかな空をうっすらと着て夜闇の蛍光灯の照らす端で立ち止まる。「ん」とか声にならない音で喉をきしませて、まず見るのは足元の靴だ。重力がぼくをきちんと踏みしめている ....
愛を込めて
今夜あなたに作ります

乳白色の液体を丁寧に温めて
そう、指に付いたら
舌先できれいに舐め取って
頃合を見計らって
茶色い塊を挿入、いや投入
ドロドロになるまで捏ね回す
 ....
二月十三日、
雪が降るのを、
自室で待つ。
母から贈られた、
防寒コートをきて、
窓の向こうから、
薄い光がさしている。

コートの上に、
毛布をかぶり、
書いたばかりの、
自分 ....
愛して、取り出して、そこにある気持ちだけで、セックスしよう。

じっとりと、繋ぐ手に染み込む気持ちだけで、セックスしよう。

ハッピー、ハッピー、ハッピー!って叫びたくなっちゃうような気分だけ ....
はじまりは・・・
たしかふるいでんわちょうだったな。

むかしからかのじょの目がとても好きだったんだよ。

見透かされているようで、少し落ち着かなくなるけど、
でも、その目で見られると、
 ....
白い部屋には
素敵な男の子が
4人
にこにこ笑いながら
4隅に立ってる
ひとりを追いかけると
みんなが逃げる
どうしても捕まえられない
壁に沿って
追いかけっこ
安い
板チョコ
Bチョコを
買い物帰りに
頬張る

踏みつけて
蹴りつけて
おもいきり
1日を
虐げる

気をつけろ
やつらは
悔し紛れに
跳ね回り
隠し ....
静かに
静かに
入れて
あたたかいプリン
スプーンを溶かすよ
落っこちる黒

たまんない
湿ってる
プリンの底
僕は彼女を困らせているんじゃないだろうかと、
しかられたあとの子供のようにどぎまぎし、
ココロを収縮させ、ひとつひとつの言葉に、
身を切るような寒気が走るのだ。

森についてもっと詳しく話す ....
これまで
何百人の壊れた瞳と
話してきたのだろう

何千人の傷を覗き
何万人の嘘を写してきたのだろう

そして
その中の
何人のひとの血となり得たのだろう
おれは
夜、

{引用=背後に
人は身体をこわばらせる
何がよぎったのか
誰があとをつけているのか
この暗闇の中では
振り返る勇気はなく
確かめるすべもなく
人は
いくつもの時を越えて
 ....
地下鉄ゴトン
改札口ガタン
猫の目キラリ
三日月ピカリ
ドブ川ドロリ
長い影スラリ
帰り道ポツン
ふわりと動くちからがある
雪にちらばる削られた木がある
布か機械かわからぬ四角を
抱きしめて眠るけものがいる
ふくろうの後ろ姿をした人が
朝の光に手をふっている



ふ ....
めぐるめぐる言葉の世界
一つの漢字に魅せられたうさぎは迷い込んだ
どの言葉を飲んでも喩きれない
心を掴める詩は上手く歌えず
音痴に通り過ぎて行く
それでも歌うのは
しろいうさぎが死んでしま ....
ごらん 空はとても暗く
広がる 目前 冷たい銀世界
煙草の煙さえ 霞んで見えない
太陽は今頃 のんびりと 
裏側を 回っている

聞こえるかい? このノイズの中で
ゆっくりと3本目に火を ....
杏仁豆腐がとろけそうなころ
       
              舌の上はエラーです

空の上は Lalala


舌はずるい
空想に



一番近い気がしたから

 ....
そうやって夜は沈み
盲目のあなたは歩くこともできず
杖を探して這い回るのです

まぶたを透かす希望に
わずかなぬくもりを感じると
胸の奥に溜め込んで満ちるのを待つ
狂いそうな ....
海の深さ 山は悲し
山の孤独 雲は悲し
雲の別れ 空は悲し
空の高さ 街は悲し
街の黒さ 雪は悲し
雪の刹那 星は悲し
星の廻り 森は悲し
森の乾き 石は悲し
石の尖り 川は悲し
川 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
エレヴェータ辻野克己205/2/12 13:55
ドロップの歌。かのこ205/2/12 13:09
クマになりたい大覚アキラ2*05/2/12 12:22
雨の音楽シギ2*05/2/12 10:31
梼瀬チカ3*05/2/12 8:57
仄暗い公園でベンジャミン33*05/2/12 4:58
題名を表記できない考察北村 守通205/2/12 2:53
落下するあかり105/2/12 2:30
冬帰ふく4*05/2/12 1:42
イメージこむ5*05/2/12 1:21
支離滅裂[group]3*05/2/12 1:20
おしり5*05/2/12 1:19
白夜nm61505/2/12 0:06
聖.V.DKEIKO205/2/11 23:28
白の誕生日光冨郁也405/2/11 23:28
しよう、よう。e R i3*05/2/11 23:22
古い記憶からやってきているGGP0*05/2/11 21:42
ギムノパイディア チアーヌ405/2/11 21:40
微温湯の羽あおば2*05/2/11 21:28
あたたかいプリンチアーヌ605/2/11 21:13
星と花火は森の中GGP205/2/11 21:05
おれは草野大悟5*05/2/11 20:44
夜、幽霊がすべっていった……[group]岡部淳太郎9*05/2/11 19:07
帰り道大覚アキラ305/2/11 17:47
ちから木立 悟305/2/11 14:01
一匹うさぎの戦争*くろいうさ...105/2/11 13:55
もくぜん(即興)[group]虹村 凌2*05/2/11 13:44
ぷるん日和ユメミ リル6*05/2/11 11:06
火トカゲの鎮魂歌ベンジャミン6*05/2/11 10:50
人の弱さ感人1*05/2/11 10:18

Home 戻る 最新へ 次へ
5785 5786 5787 5788 5789 5790 5791 5792 5793 5794 5795 5796 5797 5798 5799 5800 5801 5802 5803 5804 5805 5806 5807 5808 5809 5810 5811 5812 5813 5814 5815 5816 5817 5818 5819 5820 5821 5822 5823 5824 5825 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.23sec.