殺風景な教室に
わたしの怒り
先生は多数決をとった
異分子には異分子の
言い分があることは
知っていたはずなのに
優等生のふりで
回避した戦争
擬装の平和に
気付いて ....
世の中に
有名な自称詩人というものが
存在することを知った
自称詩人界では名の知れた人物で
それなりに発言力があったりするらしい
一体どれくらい有名なのだろう
陸上ホッケー日本代表よりも
....
これまで、自分を殺して生きてきた。
これからは、気を使ってびくびくしながら生きるのはやめよう。
そんな風な思いがふとわいてきた。
周りのみんなは我を通して生き ....
変なTシャツで出掛けよう
誰にも彼にもクスクスと笑われよう
指をさされて馬鹿にされよう
とてつもなく白い目で見られよう
親の期待を裏切ってしまおう
一生の約束を破って ....
闇市に西瓜を買いに出かけたよ
金脈が本物の黄金だとか噂話しで聞いたんだ
途中チンピラに追いかけ廻されては警官に発砲されたり
散々な眼にあったぞ* !あ、こんなところに…
板 ....
ようこそ、詩展2021。
会場は詩のブログ。
そうです、オンラインとなります。
会期はありません。
365日24時間開展中です。
内容は
過去3回の詩展(個展)をま ....
ところでどんな声が神に届くかしってるかい。
どんな人が天国に入れるか。
きみは本当に一生懸命あの時、生きてたね。
あのとき、君は言ったね。
一生 ....
ひとりにつきいっこの
こわれやすくちいさな
構造物にはめこまれた
なのるなもないいのち
きみとぼくのはざまに
そびえたつこのせかい
粉雪
ぼた雪
ざらめ雪
雪解け
根雪
嘘、ばっかりだ
嘘つきだらけさ
真実なんてどこにもないんだよ
正義も不正義もあったもんじゃない
つまりないんだよ
詩なんて書いてる場合じゃ
ないんだよ
書を捨てて街に出よ ....
成就しなかったものがたりと云うものは、ふわふわとそこら辺をいつでも漂っているから、たとえばキミに、取り憑いたものがたりが突然始まることがあるわけさ。今朝だって、曲がり角でトーストを咥えた相撲部男子高 ....
愛され上手は死んだよ
真冬のベッドを飛び越えて
楽しみにしていた夏を目前に
穏やかな顔をして死んだよ
愛され上手は死んだよ
真冬の隙間をすり抜けて
苦手だった夏 ....
いたんだ春を拾っても
もう
あの頃には戻れない
夜風の声をきくたびに
どこかに
自分が立っている
月の裏側を探して歩く
靴底と地面の
密接な関係を考え
石ころの下の
虫たちの暮らしに
思い巡らし
息を殺して
押し入れに隠れた
かくれんぼを思い出す
暗闇を浮遊する夢
....
濡れたアスファルト、
黒光りしながら
ゆらゆら揺れ
今日は雨、
胸奥が
酷く切なく軋み
遠い記憶の余韻が響きます
*
あれは小学二年のこと
休み時間の騎馬戦で
後頭部を ....
一生かけて思い出すんだ
これまで出会った人たちのことを
笑いあった人
いがみあった人
すれ違った人
もう会えない人
どの人も大切な
登場人物だった
私はそ ....
あれほど罵り合った間柄なのだが
こうして休日、我々は
ともにビールを飲みつつ
肉ジャガを喰っている
なるほど
いちいち飲み方が気に入らない
喰い方だっ ....
本のこどものシッターをした
本もまだこどもなので
ヨチヨチ歩きだった
いっちゃメという国へ
いきたがり
やっちゃメという冒険を
したがった
なかなか語彙を食べてくれず
困っていると
....
燃えよ哀しみよ
青い灼熱となって
我が人生を照らせ
燃えよ哀しみよ
青い稲妻となって
我が人生を照らせ
青い哀しみは
私の本質
誰のものでもない
青い灼熱は
必ず君の人生をも
照 ....
空気清浄機のノイズは俺の知らない言葉で果てしない詩を連ねていた、俺はそれをあまり信用していなかった、埃やカビやダニと一緒に、生きる理由まで吸い込んで排除しているようなそんな気がしたからだ、でもそん ....
そそられるものを買って
開封動画を
動画サイトにあげることで
購入代金を回収する
高級品を買って
開封動画を
動画サイトにあげることで
購入代金を経費で落とす
しみったれた心を ....
景色はそれを必要としてる人の前にだけ現れる
それはいつの日か声の上に、言葉の上に
紙の上に落ちてくる
誰も書かなくなった詩を、誰かがまた書き始める
知っていましたか?
世界はもうすぐ微笑む準 ....
僕はチョコバーを一つ取り出して彼に与えた
(ところできみは虐待されたから逃げ出してきたはずだよ、誰に苛められたの?)
一口チョコバーの先を齧るときみは不機嫌な顔して応えた。
(あなたが彼 ....
この社会の思わぬ方向から
誰かの吐いた唾が飛んできても
畜生
って悔しがるだけの
よわむし意気地なしの俺が
いた
俺の体を四六時中巡っている
俺の血が
情けない野郎だって蔑んで ....
自動車が行き交う道路
一目散に駆け抜ける猫がいる
この行為を狂気と呼ぶ前に
自分自身の行為を振り返れば
駆け抜ける猫の狂気が
狂気で無いことに気づく
まことにここ最近は怠惰な日々を繰り返していた
それはつまり
失うものが多過ぎて得るものがない毎日だった
一日中ぼんやりとしてしまう時間に縛られて
生気をなくしていた
まるで木偶みたい ....
昼間考えたことが
床に丸まっている
つま先で小突くと
変な声がした
現代詩フォーラムのポイントが入ると
ぼくはうれしい
そして
おろかにも哀しい
昼間考えたことが
伸びをする ....
内緒話をした
聞こえるか
聞こえないか
小さな声で
感情の昂りや
精神の不安定
心臓が叫びたがっている
もう戻れないと知りながら
溢れた言葉を
拾い集めていた
きみが
....
女子高生のパンツだって
やっぱり
臭うんだよなあ
よしお
麦わら帽子を頭に乗せると
水平線から陽が昇る
少しの風など相手にもせずに
そうやって高い場所を探した
空気が薄くなり
どんな言葉も丸くなる
天国の途中で
ビルの屋上に名前を置いたら
....
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