タランは耳が無い
タランは聞きたくない音が多すぎて
耳がなくなるように進化した
タランは子を産めない
タランは子供なんていらなかったから
子供なんて産めな ....
友よ
私の背を見るな
たちまち笑い
たちまち逃げる
ほころぶ糸を引っ張って
私を優しく宥めるな
氷雨は土にも嫌われる
地に溢れ濁りきった海
寄り添う島の木の枝に
一羽の鳥が鳴くな ....
江ノ島の砂浜で、
少年だったわたしは、
父とカイトを、飛ばした。
父の、大きな背の、
後ろで空を見上げる。
埋まる足元と、手につく砂。
潮風に乗って、
黒い三角形のカイトは、
糸をはり ....
ボクはアホやから
キミがアホにしかみえない
キミはアタマがいいから
ボクがアホにしかみえない
かたち は こころ
こころ は かたち
四角が 三角になって やがて 丸になる
ことば は がいねん
がいねん は ことば
無くして 探して 探して 無くす
そんざい は ....
降り積もる雪の中で
このまま
溶けてしまいたい
跡には
何も
残らなくていいから
super sexually
ねぇ おしえて
音飛びがちな本能行動
ねぇ こたえて
サビの続かない裏返った空
あたしは天井を地に
あなたを見下ろす
ただ もだえて
....
かかしに たよる
おお ばか さん
あおっ ちろい
まるの かむり
いがぐれた
いびき
はい びじょん かざる
たくましい たけのぼう
の あしもと
ころがっ ....
「それじゃ」
それだけ言って
お前は部屋を出て行ったっきり
二度と戻っては来なかった
コンビニに買い物に行くように
いつものようにドアの前で
手を振って
なぜお前が消えたのか ....
だれか ひとりのひとを
すきになって すきになりたいんよ
だけど 遠距離でも つづくコじゃないと あかんなぁ
純粋に 恋 がしたいんよ
あい やのうて 恋 がしたいんよ
それ ....
鳥羽水族館には、ミナミゾウアザラシの
ミナゾウくんっていうのがおるんですが、
そいつはげっつい、でかいし、面白い顔をしている。
ぼくはすぐにでもそいつの顔を現物を ....
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さようなら、晴れる人
暮れ際の暖かさ、名残、手のひらの名前を
呼んでいる、聞いている、思い出している
花びらの震える下で潜り抜けた門を
指先で触れるくらいの気配で通り過ぎる
一度過ぎた言 ....
よる は ふしぎ
いえないことが
するん、と
すべり おちる
よる の ふしぎは
あまり しられてないし
おしえて あげられない
ひみつを しりすぎると
あさに かえれなく ....
あなたは私の姿を追い求めて
時を計るものの上をさまよい続けてね
私もあなたもお互いを知らないし
知らないのだけれど・・・
私たちの横はひどく だ
....
モラ/モーラ/モラ
君の残像が完全に消えてしまう
ほんの少し前
昨日のことだ
モラ/モーラ/モラ
僕は驚いて顔を上げた
何もなかった
モラ/モーラ/モラ
白い
君の
瞳が
....
突然の少年が
突き立てた事実は
幾度も
幾度も
新聞に揺れる
その隅で
外国人に刺された女性が
痛い
痛いよ と
夜明けのコンビニで
焼け落ちた民家で
悲しみの深さと
....
君が何を考えてるのかワカラナイ
本当に愛してくれているのかワカラナイ
あたしは君のこと愛してるよ
でも 君はどおなの?
今まで「愛してる」って一言も言ってくれないよね
あ ....
君がくれた
手紙の束をどうしよう
黙って二人
レンタルビデオをみた日は
もう帰らない
仕事の帰り
チーズケーキを二つだけ買った日は
もう戻らない
....
駅の夜景を一人じっとみていた
君のことを想うと滲む
なぜ僕に嘘を言った
なぜ僕に好きだなんて言った
僕の心が君でいっぱいになったころ
なぜ行ってしまった
....
泣き出した空が僕を襲う
甘い痺れを伴う其れ
走馬灯のように
流れる歌
思う
世界は何処かで繋がっている
手を伸ばせば君に逢えると
でもその距離は遠く
僕の目に映らないだけだと
....
風が 開いた
土の 群れ
巻かれて
上がる
梳いた
炉
はぐれゆく
胸に
破 削り
天陽
流し込む
先生!
わたしは、といいかけてうっかり
チョークの粉でくしゃみ
冬を飛び越してしまった3回転半のジャンプで
着地、よろけて
目の前にひろがる もしくは
なにもひろがってなんかいない
残照 ....
子供の頃
フリージアってきくたびに
甘酸っぱい氷菓子みたいな
そんなものを思い浮かべてたの
そんな話をしてくれる女が好きだ
レー、ドー、レー、ミー、ソー、ミー、レー、
ミー、ソー、ラー、ソラ、レー、シー、ラー、ソ、
ミー、ソー、ラー、
レー、ドー、レー、
ミー、ソー、ラー、ソー、ミー、ソレー、
ラー、ドー、レー、 ....
誰かが線を引いているのは知っている
何処かで誰かが見ているのも知っている
死にたくねぇのに 死ぬかもしれないのも知っている
死んだらそれまで サヨウナラだってのも知っている
誰かを愛する事 ....
体中に巻きつけた包帯をゆっくりと外して
{ルビ肉体=からだ}の全てを見せ付けて
ヒドク焼け爛れた火傷の跡が更に加速する
暖かく抱きしめてくれたあなたのその腕を
鎌で切り落としたのはあたしで ....
染み一つ無い真白な紙を埋め尽くす
白い詩の燃え尽きた詩人よ
家中のペン先が折れ曲がる筆圧で
描く 角張った情景
放り出した原稿のマス目から
飛び出す遊び文字を拾い集めて
茹で上げる アルフ ....
ケイタイが 君からの着信音で鳴った
”苦しい 助けて”
熱を出した君からのSOS
そんなに苦しい時に ....
窓をつくった
何に向かって開かれればいいのかわからないまま
そしてオブジェのように空間に散らばる
さまざまなかたちや色のCHAIRS
ふと気づくと別なのに腰かけてたりする
時計はもう ....
5778 5779 5780 5781 5782 5783 5784 5785 5786 5787 5788 5789 5790 5791 5792 5793 5794 5795 5796 5797 5798 5799 5800 5801 5802 5803 5804 5805 5806 5807 5808 5809 5810 5811 5812 5813 5814 5815 5816 5817 5818
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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