夢は
叶おうと 叶わないだろうと
いずれ 消える
残るのは
夢を入れていた
銀色に光る
箱だけ。
くうきを
よせあつめて
かためて
わたしをつくった
とてもうまくできたので
ふくをきせると
やあやあ
あとはすべてまかせたまえ
くうきのわたしは
さっそうとでかけていった
きょ ....
「さよならだけが人生だ」 井伏鱒二
バカヤロウ ふざけるな
そうはさせるか
そんなもん許さんぞ
俺が許さん
まあ
....
高校生の頃みたいに
立て続けに三本の煙草を吸う
吐き捨てた唾の泡に
何かの期待を寄せた 夜
何かが起こりそうな呪文を唱えるよりも
何も起こらない夜に
ひとりで煙草を吸う 昭和七 ....
今日も言葉の無神経さに殺される
言葉を送る前のあの無限に思える時間
何パターンも想い浮かぶ言葉の配列
考える分だけ宇宙のように広がる嫌悪感
そして
最後に行き ....
ニュースで殺人者を異常者扱いする評論家達
それを聞き納得する人々
また、人が殺される
また、異常者扱い
うん、納得
何かおかしい
なぜ、人々は納得できる?
殺人者は間違いなく ....
{引用=
幾億の
精子の遊泳
に似た
蛾の飛翔
おびただしい
蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾
蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾
蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 蛾 ....
悲しいからこそ美しかったり
美しいからゆえに悲しかったり
愛しいぶんだけ憎かったり
憎いけれど愛しかったり
優しくしてるのに傷つけてしまったり
傷つけたいのに優しくしてしまったり
....
ぷぷぷ・・・・
だめだ。いつ見ても、笑っちゃうよ。
ホント君の寝顔はおもしろい。
面白いというか・・・正直、ぶっちゃいく。
なんかわからないけど、ぶっちゃいく。
「ムニャムニャ」と口が動くと ....
今日はめちゃくちゃフキゲン
どうして今日は君に会わないの
すっごくむかついて・・・
ぬいぐるみを投げつけてぎゅっと抱きしめる
ずっと携帯をにらみつけて、クマが出来ちゃうぐらい待ってるの
君の ....
風が流れて草も木も髪も揺れる
特に何も変わったことでもないのに
君といるだけで・・・・ホント、何でも楽しくなっちゃって
時々自分がバカみたいだと思う
君は君で君のままで
....
一心不乱の息づかいが
助詞をくるわせ
やつらのアイドルの地位を与えるのだ
何だ 君は
ただの委員長じゃないか
少しばかり髪が綺麗なだけじゃないか
笑ったりするな
はじまりにいて 終わりにいて
ぼくたちはくり返しsexをした
着メロが枕元で鳴り続いた
夜の中ではおっぱいはふわふわして
不安定で
ぼくは必死に酸素を吸い続けた
かのじょは二酸化炭素を ....
水平線を断ち切るように
僕らはときおり空を見上げる
加速してゆく時代は
小さな出来事をかき消して
紙の上の真実も風に飛ばされてしまう
渡り鳥が
故郷を忘れないでいられるのは何故だろ ....
海には
ばらまかれた空が広がる
雲はときどき
空を恋しがって飽和する
眩しいくらいに雨を降らせたなら
やがて雲は白い波になる
ふゆの海では
鳥は幾千もの残照と背中合わせで
お腹はい ....
最近見る
夢の多くは
必ず俺の傍らには
愛しい人がいて
程よく絡み合って
仲良くて
もうこれでもかってくらい
相手の事をわかってることが
多い
決まり事に近い
夢の中 ....
ゐない南セントレア市民が大量に住みつく<The 無い聖都>南セントレア
北セントレアの南、東セントレアの南西、西セントレアの南東のあたり
にあるようななにがしかの顔のようなものとして
聖人のもの ....
今朝も電車の中で
僕はすし詰め
くたびれた背中のお米達に
すき間なく囲まれて
まぐろの気持が少しわかった
目を閉じると
あのきれいな木目の板へと
運ばれてゆくのを感じる
「 ....
桜のしたで
もうすぐ会えなくなる君と
さよなら、たんぽぽ・・・をする
あの屋根越えて ふわふわと
きっとどこかの道端で
ぼくの胸をえぐると知って
ふわり
ふわり
不安はよぎり
譜割も未完に詠われない
ティンノートに書き溜めた
並べたてた 煙たい詩言
−自由でありたい−
ポカンと吹き上げた
悪戯 ....
明け方の二層の空 さかさまにして
新しいオレンジの上澄みを
そうっと コップで掬って
朝一番のミックスジュースをつくる
青白い雲を支える工場の煙突は
この町のわたしたちのかわりに
悲 ....
第四コーナーをまがると
運命が点灯する
自分探しの旅にでた若者達の
詰まるところ普通の範疇に収まる模様
天蓋桜の花びらの
四隅をしっかりと切り取る
三日月の刃先は
いつでも陽 ....
生まれ落ちたのは下町だった
色褪せた写真のように
どれも茜色に染まっている
真昼の公園も
二間のアパートも
父親が働いていた小さな町工場も
視線の先には
いつも人がいて
ろくろ首の ....
朝3:26分起床
いまは食事を取ったところだ
パソコンを開くと私信が5通来ていた
こんな真夜中に
ぼくの作品を読んでくれるなんて
ありがたいとおもう
....
あなたからの電話で目が覚めたのは
蒸し暑いベッドの上
胃に残るアルコールと肌に纏わりつく汗だけが
かろうじて
昨日の私と今朝の私を繋ぐ細い糸
昨日と今日は
けっして地続きではなく
き ....
それから人びとは浜辺にゆっくりと集まって
きた。ぬめぬめした、軟体動物のような朝、
塩辛い希望を胸の前に抱えて持ち、人びとは
次から次へと、前の扉から次の出口へと、通
りぬけるように浜辺に集ま ....
きみがすきなもの、と
てをふれるから
かなしみも
さびしさも
たびにでる
ゆらめいているのは
ときおり みえなくなる きもち
だいじなものを だいじとつたえられるように
あたた ....
人の群れの中を歩く
東京駅の午前八時
歩く 歩く 歩く
人の群れの中を歩く
新宿駅のお昼十二時
歩く 食べる 話す
肌の温度で溢れているのに
気持ち悪い ....
走り抜ける風が振り向いた
オレンジ色の旋律に不安を覚えた
けれども夜は
青みを帯びて澄んでゆき
痛いくらいに澄んでゆき・・・
歩く事に力は要らない
....
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