こわれているようなので
そっと さわらないようにして
ふたをしめておきました
あれから なんども なんども
あけてみましたが
やっぱり こわれているようなので
さわるのは やめておきま ....
つい忘れがちな
社会性 積み上げて
ピラミッド ごそごそ
いつまでも忘れられない
なくなった関係 積み上げて
ひとりきり ひそひそ
どこにもやれない
無関係性 積み上げて
バベ ....
降り積もったばかりの雪に覆われた萱野高原には
裸の岳樺木立 透き通る雑木林
冬季閉鎖された板張りの茶屋の建物
道路沿いを着かず離れず蛇行する山犬の足跡
足跡に平行しながら 私の歩みは心の向く方 ....
天地を持ち歩く
それでもこの心は
果てしなく遊離線を描くのだ
そうだよ 憧れは遠いから憧れなのだ
君をとおしてその遥かさを見つめようとしていた
残酷なこの心よ
病院の長い待合い廊下に坐って
考えている
私の気はたしかなのかと
時々 呼び出しに応じて
いくつかの個室のどれかへと
人が 入ってゆく
そしてやがてまた出てくる
入ったまま
出てこない ....
ロシア娘の涙に濡れた
悲しい笑みを浮かべる空に
窓からハンカチ振って言ったの
さよなら私のセンチメンタル
砂利道通れば昨日の夜中
ロシア娘が切り裂いた
レースのハンカチ微かに踏んで
....
この歌に希望をのせて、
月のしずくに願いをこめて、
いつかかなうすべての夢、
どんなにつらくとも叶うから。
いつもどこでも、誰も助けてはくれないから。
自分の道は ....
今度会えたら本当に
君を幸せにしてあげたい。
今度会えたら本当に
君を守ってあげたい。
今度会えたら本当に
君との約束を守りたい。
....
白い翼に願いをこめて
永遠に二人一緒にいられるように
いつまでも、この幸せよつづいて。
けれど、永遠なんて
ないに等しいもの
それでも願ってしまう
もし別れたとしても、
次こそは本当に君 ....
埃を振り払う
ような、仕草で
無駄に積もった言葉を落とす
指先でそっと拭き取れるくらいの
そんなくらいでも、涙に変わってしまったりする
流星のようなさよならで
ほんの一瞬で暖かいくらい ....
何を見てたの
貴方は問う
暮れない月明り
街頭
過去へと伸びる影を
照らすものは それだけ
夢を見てるの
貴方は云う
夜が明けたら
夢も醒める と
貴方は云う
暁 朝の月
陽に向かう月の弦 黄楊櫛を思う
天の櫛でこの黒髪くしけずり
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥されば、
煌の耀き わたしも得られるでしょうか
秘めようか告げようか惑い惑うわたしの想い
煌 ....
おでかけする前に ネコのように
顔をこする 母さん、
世界が恋しいの 左側と右側がばらばら
なのはなぜ
ココアを飲んで なだめる左側
ごつごつ頭 招き猫のパンチが痛ッ
三月の空に誘われて
....
頬張るチェリー
唇のダークピンク
触ってやさしく
問われれば
答えは
いつもイエス
日本の西が雪だと思うと
そら恐ろしい気持ちになって
たちまち
逃げ出したくなった
押し寄せてくる
重たく水っぽいぶよぶよとした雲
水の湧いてくるような
心底冷えた気持ちになり
頭を ....
$>>> $>>> $>>>土
$>> $>> $>>土
$> $> $>土
$>> $>> $>>土
$> $> $>土
$>>> $>>> $>>>土 ....
口をポカーンと開けて立ってる人がいた
あの中から何がでてくるんだろう
ずうっと見てたけど何もでてこなかったから
きっと王様だったんだよ
だって、バカ男、口をポカーンと開けてたら
大事 ....
「 詩のはじまり 平成4年 12月 田中あゆむ
し は、 心と心の つなぎを もっとつよくして
し は、 友だちを ふやして くれる
し は、 本のような ....
雰囲気に酔う事を忘れ
求めることだけに徹した
リフレインの必要性を流行に押し戻し
現代という名前の洒落っぽさにまじりけの無さを味わってる
わかりやすくしたって
理 ....
手のひらで感じるのではなく
舌を出していた
現実は
期待に応えず
無味だった
母親が手を引く
こんなもの舐めるんじゃありません
ママはあまりお菓子を食べさせてくれないんだ
虫歯 ....
(回転=人間魚雷、桜花=ロケット特攻機)
さくら さくら
日本の やさしさ
散れ 散れ さくら
回転する桜花
流されて さくら
ドブの中
腐って さくら
ヘドロとな ....
雨が降っています
引力に引かれて。
同じ時間、地球の別のどこかでも
雨は降っているでしょう
僕には分かる筈も無いけれど
大地ならば手に取るように知る事が出来るでしょう
それは
乾 ....
{引用=
恋とか、愛とか、人間関係とかじゃなく、
逢うということに、ぼくは退屈を感じていたのかもしれない}
わたしも?
ときみが驚いた表情をした。それはそうだろう。 ....
好きとは言えなかった
愛してとも言えなかった
悲しみの淵は何処にでもある
こうして私が言えないのも
全ては貴方を守るため
悲しみや痛みが
貴方を殺してしまわぬよう
....
あしもとから 垂直にたちのぼる
無数の、泡
音もなく こわれてゆくもの
の
スピード、ゆくえ、
( とめるてだては、ないわ )
からだをかたむけても
もう おいつかない
はじけ ....
コーヒーカップを手に持って
中のコーヒーをながめていた
知らないうちにみぞれが降って
あたりはびちょぶちょ濡れている
暖かい部屋でコーヒーを飲んでいると それは
この世のものでないようだ
....
だまになってしまったその、ゆうぐれをまとめながら
左手の指輪で料理を作っているママが
味見したものはすごく
寝ぼけた味でなまぬるかった
あたしがママのすみっこで
ため息をつきながら、ぱん ....
「これが私。そしてこれが染井吉野。」
金平糖を白い世界に放った
愛しき子のため
星が欲しいといつまでも夜空に手を伸ばし
汚れていない瞳で
いつまでも綺麗な心で
信じる
いつから出来なくなったのか
金平糖を買いなが ....
5765 5766 5767 5768 5769 5770 5771 5772 5773 5774 5775 5776 5777 5778 5779 5780 5781 5782 5783 5784 5785 5786 5787 5788 5789 5790 5791 5792 5793 5794 5795 5796 5797 5798 5799 5800 5801 5802 5803 5804 5805
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
8.01sec.