マヨネーズの大好きなおまえは
なんにでもそれをかけたがる
それはもう見境なくて
見ている俺は食欲が失せる
どこへ出かけて食事をしても
注文がきたら開口一番に
「マヨネーズある?」って聞くな ....
大方忘れてしまった、夢みたいに儚い時間
そんな空気の層が降り積もって空は青く映るのです
毎日は透明な膜が抵抗感をつくる海のそこです
ときに日が陰り砂の底に埋もれてひとりぼっちになったり、
....
行く道、来た道
もしも、道に迷ってしまったら
選ぶ道が、地図に無かったら
誰かを頼った、記憶を捨てよ
君を惑わす、その地図を捨てよ
....
きみがぼくにすてられたって
そんなふうにおもっているとしたなら
それは
とんでもないまちがいなんだよ
きみ、
ぼくとであうまえにだって
だれかとであってたんだろう?
だれかとキ ....
きっと世の中はまゆげみたいになってるんだと思う。
まゆげの形がわるいと整えるところ
社会の飛び出している人々を切り捨てる、この国の右倣え主義みたい。
揃ってるほうが、見栄えがいいの。
....
てのひらに降らせたカラフルなキャンディの雨
気前よく景気よく弾けるクラッカーの紙テープ
そんなふうに
グリンピース
ぐらぐら沸き立つナベの中に
グリンピース
放り込むのは何故この両 ....
小さな木の下に
あなたは立っていた
足もとには虫食い穴があいた栗しか落ちてないけど
それでも栗ごはん作るってかたくなに
ぼくの前髪などをあしらう
夜が迫ってくる前に
早く必要な分の栗を拾わ ....
(葬儀におけるエコロジー)
もし ぼくが死んだら
土葬にしてくれ
小さな命たちに
ご馳走してやりたいんだ
もし 火葬にするなら
ミディアムレアに焼いてくれ
エネルギーを
....
どっちなんだろうか
んー
ディアー マシュマロ
こんな寒い冬の日には君のこと思い出します
公園で初めて君に出会ったときのことを
その日空は曇っていて今にも雪が降りそうでした
僕はベンチの片隅に座って
買う気も ....
あなたは俗塵にまみれつつも
あなたの瞳はいまだ的確に澄んでおり
リトマス紙のように
結論を訴えてしまうのです
言葉を介さずとも
一方通行の気持ちを抱いているとき
あなたは目の端に桃色を ....
嫌いって何?
むかつくって何?
そんな気持ちいつからあったんだろう・・・
{引用=冬の終わり、
時雨模様
描かれるいくつもの輪のなかで
消えてゆくだけの悲しみがあり
雪にはなれず
かすかな温かさにふれたなら、
降りつもることすらできなくて}
一瞬だ ....
ほと・ほと・と、日溜り温く
昼下がり ・ ・ ・
白い雲など浮かんでおりぬ
ぼんやり空を仰いでる
こんな時間に空を見る
無かった時を取り戻し
弥生の ....
花びらを口に
それだけでなんとなく
ね
特に赤い薔薇の
シルクのようなさわり心地の
それとも華やかではなく清純かしら
春めいたチューリップの
モグラに勝てるくらいのすずら ....
携帯電話で話しながら
「近くのはずなんだけど、、、わかるようにスッキップしてみて」
と言われて正直にスキップする僕は
どうしょうもないバカだ
そんな僕を見て
君が笑ってくれ ....
金曜日。仕事休み。
雪がふったからではなく、最初から休日(笑)
ウチの奥さんは会社、こどもたちは学校。一人なのをいいことに朝から酒のんでいる。
というか、昨夜からずっとだ(笑)
ちょっと仮眠し ....
「P− − − ...
」
「 ....
君を愛していないかというと
それは嘘になるかもしれない
10年も前だったなら、
きっと100万回の恋に堕ちたかもしれない
10年も後だったなら、
すぐにでもひとつになれたかもしれない
....
蝶よ、飛べ。
人の手の届かぬ高みまで、
鳥どもの眼の届かぬ彼方まで、
蝶よ、飛べ、
飛び続けろ。
分厚いアクリルガラスの向こう側
水槽の重い水の中で鮫は
鮫という生物ではなく
鮫の形をした液体のように
ドロリと泳いでいる
鮫よ永遠に泳げ
人の世の歴史が果て
命あるものすべてが斃れ ....
バカ男が弁当箱を開けるのは
弁当箱の中にゴリラが入ってたらびっくりするから
わーい、お弁当だ、お弁当だ、
きゃっ、いきなりローランドゴリラ!
かなりびっくり!
ってやっぱ ....
濡れた紙が降ってくる
手で破いたように
様々な容姿で舞い
白く空を遮る
ペタリと壁や信号機に張り付き
人々の頭は皆ライス大盛り
足早に歩く人の足には
待ってくださいとばかりに
大きな ....
高校一年生ですが
今年高校生を卒業します
花も証書ももらいませんが
けったいな春です
一つ上の友達に
卒業おめでとうといわれ
けたいな春です
胸はくすぐったくて
中でマラカスの ....
雪は
僕と体を重ねた
すごいな
雪とのSEXっていうのは
快楽に負けて
僕は白濁をほとばしる
ただ
子供も産まずに
溶けていくっていうのは
ずるいな
僕の精 ....
喜怒哀楽な事
すべては残る
記憶と言う形になって
一生の間記録はされ続ける
決して残したくない記憶
決して消したくない記憶
様々な記憶に苦しめられる
様々な記憶に希望を見出す ....
悪いけど
ボクは君を食べる
自分が生きるために
ありがとう
君は誰を食べる?
君が生きるために
ボクはピラミッドの
中間あたり
日々
美味しいものを
食べている
....
その女の人は、ずいぶんと寡黙な人で
その寡黙さが
しきりに語りかけてくるのを
熱心に聞いていた
薄い手のひらでくるまれた
さらに繊細な指先は
紙袋のひもに引き伸ばされて
青く静止して ....
ゆっくりと ためいき
ジェムストーンのひとりごとに
生きているものなら 好きでした
手あたりしだいにつかまえていたトンボ
実は お酒も飲みました
煙草はやめました
鉱石ならブル ....
こわれているようなので
そっと さわらないようにして
ふたをしめておきました
あれから なんども なんども
あけてみましたが
やっぱり こわれているようなので
さわるのは やめておきま ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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