とおくへ
たびだつ
そのまえに
わたしを
ちからいっぱい
だきしめて
ちからいっぱい
ちからいっぱい
ちからいっぱい
わたしのからだが
くだけちり
とうめいになって
....
出会うのが遅くてごめんね
なんて
あやまるのはやめてください
たとえそれが
ほんの束の間でも
気の遠くなるような数の
偶然を重ねて
ここに
ふたり
寄り添えた奇蹟を
今はただ
....
帰り道には息白く
粉雪は暗がりの空から降り
人の歩みの前に降り
犬の歩みの後に降り
踏まれる間もなく吹かれて消える
帰り道には息白く
口々から放たれたおしゃべり達は
流れそして漂いな ....
母の日に初めて
カーネーションを買いに行く少女は
黄色い喜びを
こっそり抱えている
途中でなくなってしまうことの
ないように
自分の貯金箱を
壊してしまったことは
誰にも言わないで ....
ともすれば不思議な
雨だったけど
顔には暖かい斜陽を感じる
季節はずれの
天気雨がうっとりとして
雨の原石は記憶の中で
わずかにしっとりとしている
吐息よりも小さな音をたてて筒抜 ....
詩が浮かばない
強ばる心には作れないのか
だとしたら「作詞」というのは役に立たない趣味だな
というのは
それでも詩ですか愚痴ですか
ドイツ語の単語集には
使えそうな例文が溢れていて
これも その一つ
父娘の会話に当てはめ
楽しむことも可能だ
「道は再び乾いた」とか
何とか
彼女はいつ父を許すの ....
향기의 글차가 어려&a ....
賛美歌!サンクチュアリ!サンド!A、祝砲!
3×3×3 正立方体な教会 天にて強回転er
響くオペ霊ション 大麻er 座標は業火の点
にて宣誓する聖立法はDancing in the Sun!
....
紳士的なあなた
優しいエスコートにもやっと慣れました
紳士的なあなた
夜も真綿で包むように愛してくれます
紳士的なあなた
時には花束を添えて私を喜ばせてください
紳士的なあなた
夜は ....
ぬるいお湯に浸っているようなそんな感覚
ただゆらゆらと水中に自身の姿が見えます
ねぇあなた
私を熱湯で茹でてみる気はありませんか?
狂うがままに放たれた色
花びらは
その身をくるむことなく背景を抱く
自ら屈してしまいそうな首をしならせて
けれど
滑らかな曲線はこちらに向かって投げ出され
それを支えようと身 ....
手のひらの中に
そっと星を隠していたら
夜になって光りだし
銀河系宇宙であることが
ばれてしまった
それは蝶のように
よぞらをかざって ....
定員割れをした体から
有象無象な悪たれ共が元気に這い回る
のたうちまわれ こんちきしょう
ウケケケ と笑うああ憎たらしい
体は今
どんな大宇宙よりも激しい戦争中
双方新兵器の応酬でウゲ ....
海にぽとりと落ちる陽
を見る度にみぞおちと
ほねがえぐれて妹から
貰ったビー玉を慌てて
飲み込むギギギの響き
がうつむいた小学生の
歩みのようにのろのろ
僕を家路に向かわせる
....
天動説の子どもが増えてるらしいのですが
それはまったく自然なことです
地球が回っているのだとしても朝が来るのは退屈なのですから
僕はお布団で魚になって
箱舟に乗ったかあさんとはなしをします ....
朝、お弁当を作っている途中
全部忘れてしまい
手を止めた
何もない
まっしろ
あれ、何だっけ、えーとえーと・・・・
何だろ
今、何か思い出した
全然知らないことを思い出した ....
ウインドウの
埃を透かし
誘導弾が明かりを咲く
枯れたランプの
独声ひろがり
あれは街並みの
色と
また色
乾いた書物は
土に似ます
抱かれた晩だけ
夢を見ま ....
アタシのなかに
阿呆の子が
住まわれる。
力のはいらん
気のぬけた
阿呆の子。
口は 半開き、
足は はだしで、
パンツもはかない
阿呆の子。
おれが部屋で一人
ファミコンだったり
ファミコンじゃなかったりするもので
ぼんやりと遊んでいる
午後
ファミコンだったりするものは
とっくの昔に壊れかけていて
コントローラーのBボタ ....
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
バカ男のことを思い出すと涙が出るよ
バカ男に会いたいよ
ぷるぷるぷるぷる、ちがう、ちがう
バカ男はバカ男のことだよ
今日のバカ男、何かおかしいよ
きっとバカ男がいないからだよ
バカ ....
日が翳るとき
すべての空が囁く
悲しまないで
悲しまないで
仕方が無いから
日が翳るとき
すべての花が囁く
悲しまないで
悲しまないで
仕方が無いから
日が翳るとき
すべ ....
空 色ロケット七面鳥
に っこり笑って千切れた涙
太 いラーメン噛み切れ無いニャア
陽 あたり悪い部屋の思い出
が ーがーがーってモノマネ以前!
あ んまり違うと笑えるけれど
る びじうむ ....
プラナリア飼ってるから見においでよっていわれて
霧雨の国道まで出てタクシー停めて
途中でコンビニ寄ってハーゲンダッツ買って
ゆうこの部屋に着いたのが金曜の夜中で
今は日曜日の六時半をちょっと回 ....
いっと にっと さんと ガロン
大きな甲羅 もった ガロン
よいしょ よいしょ 今日も ガロン
僕は今日鉛筆を手のひらに押し込んだ
芯が怖々 震えるんだ
まだ ....
燃えるものがない
燃やすものがない
燃えようとする心だけが
かろうじて生き残ろうとするとき
ぼくの指先はペンを握りしめる
ああ白紙には危険な文字が溢れている
白紙を汚そうとするとき
....
雨が降っています。
粉のような雨が、とても幻想的です。
クソみてぇに切羽詰まって、喚きそうになりながら。
俺は留年しないように、勉強している。
「テストなんか要らねぇ」っつっても、学校は要 ....
花びらを散らした
プリーツがはためいた
折り目に畳まれたストップモーション
フロントガラスがクラッとする
FENは聞かない
ウェザーリポートはきらいじゃない
アメリカ軍はレインシャワーをし ....
久しぶりな人が
久しぶりな人と
変わらない駅前について
言葉を行き違わせている
懐かしいことを
懐かしいわねと
ちぐはぐな空模様で
どこまでも笑っている
継ぎ接ぎの服は、いつも ....
5761 5762 5763 5764 5765 5766 5767 5768 5769 5770 5771 5772 5773 5774 5775 5776 5777 5778 5779 5780 5781 5782 5783 5784 5785 5786 5787 5788 5789 5790 5791 5792 5793 5794 5795 5796 5797 5798 5799 5800 5801
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