発端は、森の奥で彼女が猫を拾ってきたことから始まったのだ。

「このこ、飼ってもいい?」

そのとき彼女が咥えていたのはセブンスターだったのかチュッパチャップスだったのかあるいは鹿児島は日奈久 ....
それは
ありふれた日常に
巧妙に
隠されている

たとえば
ほら

君が今朝飲み残した
コーヒーカップの底に

向かいのアパートの
窓ガラスの黒に

蝋燭の炎を眺めている
 ....
いつまでも
心に
残っている

あどけない
イタミ

治ってしまわぬよう

こうやって

思い出しては
ナイフで刺すんだ

何度も
何度も
こむらがえっちゃったってさ
えっちゃんが
プール開きの次の日にね
三四時間目の空はいつもより雲がすくなくて
直に空色が降ってくる
足をかかえながら歯を食いしばって
それでも泣いたり助けてと ....
空を飛ぶ うさぎが
いてもいい

綿雲と綿雲の間を
ぴょんぴょん飛んでいく

ついでにうさぎのしっぽから
青空のこどもがこぼれたら尚いい

うさぎの耳は何万光年先の
川のせせらぎを ....
おなじ空の下
姿は見えないけど
声も聞こえないけれど
おなじように息をしてると言うだけで
生きていると思うだけで
なんだか
とてもうれしい

あなたは今
何を思ってるの?

触れ ....
歴史にもしもはないという
死傷者の数はこれから増えていく

けれども
出来ることは出来たのだと思う

病院はくずれていなかった
街は街ごと崩れてはいなかった

死んでしまっていたかも ....
  
木簡記念日(文明論)

 ハロー 僕らは
 なんですか?
 朽ちる素材の通信で
 未来のチームに
 遺跡しましょう


火種記念日(短歌)

 しりとりを
 しりとらな ....
夕焼けの空を見て
「こんな色がすきなのよ」と呟きながら
筆を走らせて君は僕を描いている

寒さも感じなくなってきて
最近は雨もなくて
今日は絶好の日和だね

何かを描いてる ....
こんなにも
色を変えている
お前は
不実でないはずがないのに
そうやっていつまでも睨むなら
私には瞳は要らない
そして今や私の瞳は液体で満たされ
誰にも見つからない代わりに
不自由な石 ....
彼女のお腹の中に宿った命の成長は

彼女のお腹の大きさで分かる

耳を当てればやさしい音

きっとコウノトリの鳴き声だ
魔法使いの女は星を司る蛇を探す
佇む兵士たちは闇夜を知ろうとして身を潜める
灯りの点った牢で捕らえられた彼らの膚に黙々と焼印を押す腕
悲鳴は押し殺された大地の果てに寒々と吹く
時は十二杯の ....
戸惑いながら空を見上げて
ごまかしきれない淋しさを
涙に混ぜこんでは地面に捨てた
心に 黒い 水溜り

求めてるのに避けていた
怖がってたるんだと思う
失うこと
びくびくしている
 ....
ぼくは 交通事故で 死んじゃった さくら。
切り落とされたさくらの木の隅っこに
ひとりだけ 咲いてる。
だれも お花見にきてくれないよね
こんな ひとりぼっちの さくらなんて
かわいくも き ....
赤いリボンに包まれたままケーキを大切に守ります
飲み込むことは許されず
これが僕の仕事とは思いながらも
ちょっぴり我慢ができず
クリームをほんの少しごちそうさまです
子ども達の笑顔
残念、 ....
飛べるはずもない身体を
立ち入り禁止のフェンスにあずけて
みるみる遠ざかる飛行機を見送る

だんだんと小さくなってゆくのは
きっと僕の方だ

手の届かないものたちが
近くに感じられてい ....
こしていく 冷えた息
向こう側に 滑りゆく
私じゃない 私の行方

持ち出せない 鍵の開く音
隠している荷 炉に 並べ

燃え尽きて 透けてる 私
まだ変われるなら どうか
 ....
ー第一連ー

今日をしのいで
明日をも越えて
とうとうここまでやってきた
人々にもてはやされ
鳥達に祝福され
表通りを歩いてる

ー第二連ー

やりきれない夜と
数々の困難 ....
空は青く、雲は白く

風は暖かく、海は蒼い

だけど、人は

空を暗くし、雲を黒くし

風を濁らせ、海を濁られようとしている。

皆の為と言い、やってることは

地球にとっては ....
これは
世界でいちばんちいさな水玉です


小さな銀の河の
畔に生まれた美しい水玉です
ルリカワセミが飛び立ったあとに
青い羽のその色だけが残りました


カワセミは もういません ....


と一文字書いて
身震いする
ありふれた夜
君の笑顔久しぶりに見たら
ホッとして涙まで出てきた
ポテトMにこぼさないように
するの大変じゃないか

「スマイルください」の一言で
笑顔作るの特技だったから
入社試験 笑顔で乗り切 ....
one 火星のサイダァ

on 破線の祭壇

on 朝ファルト

with カーディガン。安堵?

(オーウィットー!追う一等の静物 A、蛾リレー 晴れーIt<水棲ink> ....
正解から抜け道をさがして
僕らの道路はいつだってバックにやさしい
きみは指先で愛すべき朝を見つけるけど
ぼくにはようやく夜がきてる
相槌うってくれ
いぇーい、だなんて、まさかね

決定済 ....
息苦しくて涙が溢れるのです
呼吸が荒くなって唾液を垂れ流すのです

それでも私はこの苦しさが割と好きなのです
それでも私はこの生き方が割と好きなのです
閉店間際のスーパーに行くと
お袋が2割引になって売っていた
陳列棚には親父が売れ残っていた
兄がバーコードを読み取る機械に当てられていた
150円だった
偶然弟に出会った
彼はモズクを5パ ....
テレビを見ながら夜ご飯を作る

横では曙が頑張っている
いや
正直、曙にはあまり興味が無く
横で流れているのは
サッカーであったり
世界不思議発見でもよいのだが

そんなことより
 ....
風は降る
粒は降る
重なり 離れる
鳥の像と鳥の影
円のなかに降りしきる円



雨どいの羽
空へ帰り
曇と返り血
はばたきの跡
ひらめく道の
切っ先の音

 ....
生きてることに満足できずに
夜 眠ることも忘れて
光り輝く街に躍り出る

くやしい事ばかりで
抗うこともしないで
一人店で酒を飲む
つまらないことで喧嘩して
ゴミだめの中 ....
ガラスの瓶が
たくさん手に入ったので
縁側に
一列に並べた
ふちを棒でそっとたたくと
ひとつずつ
ちがう音がした
家じゅうをごそごそして
ひとつ目の瓶を
薬でいっぱいにしてみた
ふ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
バラの名前[group]大覚アキラ405/3/20 22:55
ワームホール043BLU...105/3/20 21:22
創傷205/3/20 21:02
こむらがえっちゃんかなりや105/3/20 20:58
かぐや姫tonpek...2+*05/3/20 20:36
I fell...Lily o...6*05/3/20 19:34
地震直後小池房枝6*05/3/20 19:31
水玉記念日ひかげ205/3/20 19:22
夕焼けの下でYAMATO...105/3/20 18:33
空と修羅第2の地球105/3/20 16:32
やさしさのコウノトリと桜 葉一005/3/20 15:06
本棚浅見 豊3*05/3/20 15:06
no moreくるす005/3/20 13:53
おばあちゃんりんる105/3/20 13:50
ケーキの箱暗闇れもん005/3/20 12:36
黄昏色の翼をかりてベンジャミン305/3/20 10:10
お彼岸砂木8*05/3/20 9:49
雑草のように不老産兄弟105/3/20 8:14
仮題:人電子ノ猫人105/3/20 3:23
地球クリ7*05/3/20 2:21
暗鬼大覚アキラ305/3/20 1:49
さくら通りへ3853*05/3/20 0:41
music六崎杏介105/3/20 0:19
ガール船田 仰205/3/20 0:01
負け犬マゾヒストふじわら205/3/19 23:23
幸せを運ぶブタ桜 葉一4+05/3/19 22:44
そばめしヤマト205/3/19 21:10
飛音木立 悟305/3/19 20:54
明日があるならYAMATO...305/3/19 18:32
瓶の底アンテ2*05/3/19 17:39

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