目を開いたまま
ぶったおれ
何が見えた?
あかいふうせんがどうんどうんとそらへそらへと侵食してい
き
ました
人工の丘を埋める鳥
どこか似ていて異なる羽音が
溝と水面に響いている
瞳から現われ 発ちつづけるもの
どこまでもどこまでも向かうもの
手のひらに生まれる光の群れ
丘の上の鳥 ....
遠い夜空
冬の
それは
あくまで
澄み切って
冷たく
北極星が
私たちを回転させる
一定の法則と
一つの真理と
ひとかけらのノスタルジー
いつかこんな夜空を
見上げた夜が
静 ....
遠くのタヌキと近くのノラネコ
欠けない満月すり減らし
凍った浜辺で真夜中バリボ
ラインはかすれた子亀の軌跡
星屑なぞってくちなしバリボ
ぱらりぱらりらぱりらりら
何度も笑った故郷の ....
駅名が思い出せない駅で
あなたと雨降りひとつの傘で
無くなった記憶を探しています
増えていく水のなかで
忘れ物をただ4つで
携帯が壊れて
時計が壊れて
水が持 ....
君は急な坂を下っていったんじゃなかったのかい?
ところで、あの噂を知っているかい
噂って?
今度の十五夜の晩に、この森がなくなってしまうという噂だよ
ああ、、、、
それなら知っているとい ....
ある程度の健康
ある程度の豊か
ある程度の孤独
ある程度の気持ちーよ。
ある程度の病い
ある程度のある程度
....
「世界」
うざってぇんだ
遠回しに口説くのも
かったるい世界情勢も
嘘がつけねぇんだ
今日はテストがあるとか
お前なんか好きじゃねぇとか
何よりも
お前のア ....
あのスカした態度のクソ野郎共には
好きな事言わせておいてやれよ
テメェがコケんの恐いからって
ヒトがコケるの手ぐすね引いて待ってンだ
暇だから 他人をコケにしてまきゃ
会話も繋げられねぇ ....
今からセックスさせてくれませんでしょうか?
そういうモノが今 僕には必要なんです。
明日の僕の運命は 雲よりもアヤフヤだから。
今からセックスさせてくれませんでしょうか?
初めてみ ....
どこにある
リアル
北朝鮮で
執行される
公開処刑
光の中
子供の
無邪気な
笑顔
倒産や自殺
猫が伸びをする
ファンタジーとリアルの
モザイク
深々 ....
空気に溶けるように降る雨の中で
林も雨に溶けていた
空の明るさも溶けていた
でも トラの子だけは浮いている
途中で何度も転んだのだろう
泥だらけだった
そのことを知っているから
余計に泥 ....
夜のカーテンが閉まる
弔いを知らぬ星は
明るく輝きながら流れて落ちる
ただの 石なのだと
燃え盛る森を見た
君はどうして嘆いた?
涙を零しながら
涙を零しながら
君の大切なものが
....
広い、窓のあった部屋
私の一部分がそこで途切れていて
確かな
薄い胸で必死に空気を集めていたこと
息切れと
ほんの少し気持ち良いと思える
ぴりぴりとした痺れとで
滑り込んできた電車は目眩 ....
徹夜明けにバスに揺られながらウトウトして
ふと見ると妙に見覚えのある景色
昔住んでいたマンションのすぐ近く
バスはぼんやりと信号待ちで停まっている
寝坊して何度も走った駅までの道
新作は ....
ヤギさん郵便
おてがみ迷子
もしもし此処はどこですか
広くは乙女座超銀河団
狭くはフォッサマグナの東
地球的には春分点前
世の中的には年度末
わたしはわたしが生きている
時と場 ....
夕くれに
石版あって
陽炎はところどころで
愛の形を歪めたりする
(それは少しだけ
こころを削る)
(そうして悲しいものだけ
残っていく)
夕くれの
くっきりとした処に落ちて ....
咲いたばかりのアネモネに 謡さがして酔う夕日
鳴らしたギターは響くだけ 会いたいなんて言わないで
影になってく思い出は 深さを増してより重く
だけど聞いてみればまだ あたしは幼く ....
通り過ぎる
杖つく老人
風船持つ子供
その子と手を繋ぐ女
それを微笑んで見る男
手元を見る
道端の雑草
薄汚れたスニーカー
縁を茶で汚した空き缶
その中に吸い尽した煙草
....
君が好き ただ愛してる
だけど どうしても・・・・
大切にすると離れてゆく・・・・。
ただ好きなのにその気持ちが
大きくなってゆくと、
本当にボクでイイのかと
不安になってく。
君を本当 ....
小さな花を置いてあるテーブル
誰かいるはずなのに
そこにはボクしかいなくて、
静かなリビングにボクは
寂しさを感じた。
イスはいっぱいあるのに、
どうしてボク一人なんだろ?
TVを見てて ....
「がんばれよ」たったその一言だけでいいです。
私に下さい。
「もう少し・・がんばれ」その言葉だけでいいです。
私に下さい。
「僕が守ってやるから・・・」
そういう人を私に下さい。
今、 ....
ぷるぷると あたまをふるっては
いろいろな めんどくさいやら
いろいろな できごとやら
ふるい おとしては
また ひろって
なくしているんだか
ひろっているんだか
あのとき ....
地球が廻っていると気づいたのは
初めて立ちあがったとき
あまりにも不安定だったから
首を左に小さくかしげ 閉じた瞼の毛細血管に透かして
− あなたはいつも気まぐれに人を愛したり、出て行ってしまったり
− あなたが受けた傷の分だけ、貴方も誰かを傷つけたのよと
− いくら ....
ぼくは
ぼく自身によって
潰されそうになった
ここから
この磁場から
自由になるために
どこまでも
どこまでも
突き抜けていきたい
群集の中で
ぼくの右足は
冷え切った
アスファルトに埋没する
群集の中で
ぼくの右腕は
浮遊しながら
手探りをしている
ぼくの叫びは
都市をすり抜け
郊外の鉄塔に砕け散る
....
出会った頃の
気持ちをいつまでも
保ってるなんてできないよ
好きな時や
愛しい時や
それぞれを感じる日がある
・・・でもさ
あの頃の僕と
今の僕じゃ
年も星も ....
時の流れとともに忘れそうになる思い出を
この春の風が思い出させてくれる
私の遅かりし初恋の中学3年生
あなたはとてもとても遠い人でした
あなたの顔を見るだけで嬉しかった
話が出来れば ....
冬
灯りを点けない夕方は
何故かどきどきする
小さいときなら遊びつかれて
夕飯まで
少し眠った
ストーブ上のユキダルマ
履き替えた靴下
苛めた犬
ソリのきしみ
耳切る風 ....
5749 5750 5751 5752 5753 5754 5755 5756 5757 5758 5759 5760 5761 5762 5763 5764 5765 5766 5767 5768 5769 5770 5771 5772 5773 5774 5775 5776 5777 5778 5779 5780 5781 5782 5783 5784 5785 5786 5787 5788 5789
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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