世界に何を恐れることがあるだろう
僕は何に怯えていたんだろう
安心しなよ 宇宙はこんなにも広い
そしてあなたはそこに立っている
本日の天体の運行は非常にスムーズです
秩序を保ち 地球が遠くに
このピアノの音はあそこまで聞こえないんでしょう?
そうだよと大きな暖かい手
小さな地球世界の草原から
夜に向かって芽が ....
はる風がふくと
ぼくらは旅に出る
あき風がふくと
ぼくらは旅に出る
風がふくたびに
ぼくらは彷徨い
風がふくたびに
ぼくらは傷つき
その代償のような
中途半端な安息を得てきた ....
耳を澄ましてみると時計の鼓動の音がして 時なんて生きているものか と疑いたくなる 誰もがあなたのような生き方はできないから この鼓動を止めてしまえと おもう 誰もがあなたの身代わりになって 窓の外に飛 ....
雪は雨の背を見て降り
雪の微笑みを見て昇る
つむぎ つむぎ
手わたす手のひら
むすび むすび
つながる手のひら
光に織られた光をまとい
午後の原を梳くように
踊りは ....
ねこ。
いつも
かえろうかな
という顔をしている
でも
うちにいる
うちにいるけど
かえろうかな
という顔をしている
わたしに気のない顔で
....
{引用=
群集に埋没してしまいそうな
あらゆる完全なものの中で
自分の価値を見失ってしまいそうな
ツクリモノの世界で
ツクリモノの自分が
ツクリモノのコンセプトで
ツクリモノの生 ....
さびしさを
感じなくなってしまった
自分って
本当に
さびしいと思った
私があなたを求める理由
一つの生物として
興味がある
幾度触れ合っても
幾度交じりあっても
理解することはできない
生物は、自分にはない珍しい細胞を
欲しがるものなのかも ....
きれいな土の中から水が溢れてくるように
わたしの魂からやさしいものが生まれる
銀紙のような太陽の果汁のしたたり落ちる6月
女達の詩集には
女の足しか描かれていない
わたしはそれを盗み ....
病んだ春がせまい庭の片隅で
青ざめて弱々しい翅ばたきの音をさせている
だから
溜息しか出ては来ない
通りの向こうの古びた窓には
どこか見憶えのある白い顔
うすら笑っているような
うす ....
昨日部屋に届いたダッチワイフは今日、粗大ごみになる。
部屋の隅にも。押入れの奥にも。お前の居場所はないんだよ。
そんな悲しい目をしないでくれ。
純粋無垢なおまえの体を傷つけた俺の罪は重いから。
....
ペットショップに犬を買いに行った。
いま流行のチワワたちが、
掃除もロクにしていない狭い檻の中で
ギュウギュウ詰めにされてプルプル震えている、そんな店だ。
私が選んだのはドーベルマンの子犬だ。 ....
そら に わ
ゆび で かいて
わたし の へや
すっかり ながれて
みえなくなる けど
ずっと かお あげて
そこへ きっと
すわって
そよいで
ながれて ....
多分さー
認められないくらいがちょうどいいんじゃないかな
そう
冷蔵庫のラムは思った
周りにはある程度疲れたやつばかりだ
すっかり表面がカピってるトマトソースに
....
もしかしてしかですか?
いえいえ、もしかしなくてもしかでした
もしかしてかもしかもですか?
はいはい、もしかしなくてもかもしかもでした
もしかしてしかもかもしかもですか?
そう ....
歩くほどに遠ざかる
自分の影を睨みながら
駅のホームの黄色いでこぼこ道をゆく
足の裏から伝わる違和感は
通過列車の突風にあおられて
鞄を持つ手の方へ傾いてゆく身体を
大きく ....
死ぬほど愛し合えば
死ぬほど 憎しみあう
どっちにしろ
口からクソを吐き出す
誰もがすべてを やさしく包みたがるから
永遠に同じ形をとどめる物など無い
どんなに愛し合っ ....
すっきりとした風が
風が吹いてきた
すけこました顔付きで
筋斗雲を呼んでいる
ここでも
生まれたばかりの幽霊が
うろう ....
さわれそうなほどの青、空
心音の近くで
水の流れる音がしている
少し、痛い
大気圏の底辺で沸騰している僕ら
水を注いでみると、遮断機が下りて
通過していく何かがある
夕暮れに ....
都合の良い人だけ生きてればどうでも、
そう言い放つ冷たい蛇の息を思い出します
あなたは冷徹だった
あなたは蛇のようだった
あなたは祈るくらいなら孤独で死ねる
あなたは生きていけない
....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
いつも
あたしが
気持ちよくなりはじめる頃に
ママ
ってつぶやく
瞳
いいこ
いいこ
いいこ
いいこ
瞳の奥に
夏の空が晴れるころ
そこにようやく
あたし ....
カラカラリン
と卒園式
はじめてのさよならは
カルピスの味
{引用=fromAB}
春まだ浅い日
甘い香りに見上げれば
せつないまでに
まっすぐに
空に心を開く花
その気高い「しろ」の
哀しみに
誰も気づくことはない
永遠の想いを
美しい花びらの中に秘め
....
君が、もう泣きたくないというならば・・・・
僕が涙を止めてあげましょう。
君が、もう悲しい思いをしたくないというならば・・・・
君の表情を、無くしてあげましょう。
僕にはそんなことしか出来ない ....
(川柳二句 短歌二首)
知らねぇよ 皆に好かれるオマエだなんて
風の強い日の空に ラッカ
苦いとか断裂面だとか伝えられない空の色 サッポログレイ
食べられる宝石がゆっくりと ....
ほんの小さな出来事で、みんな幸せになれるなら・・・
そんな小さな出来事を、大切にしたい。
ちょっと背伸びをしてみて、青い空に浮かぶ
太陽をつかもうとしてみたけど・・・・
見るには眩しすぎる。掴 ....
優雅に流れる時間
悠長に流れる時間
あっという間に過ぎ去る時間
まばたきする間にすりぬける時間
どの時間が優美なのか
どの時間が真実なのか
どの時間が感動的なのか
どの時間が刹那的な ....
あなたは大人として対応することを
子供の頃にすでに学んでて
今だってこうやって
物分り良く返事するところなんかは
本当に
苛立ってくるほどで
それで私が
遥かに子供染みてて
私 ....
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