らんらんらん と いうほどではなく
ふんふんふん と いうくらいの
ちいさな
ちいさな
おうえんかが
こころのなかで なってます
たぶん
かあさんの こもりうたのこえで
加速中の一歩は、減速中の一歩よりはるかに重い。忘れることはたやすいが、思い出すことは更に容易だ。
地下鉄を歩く。
離島をイメージする。
ほぼ真円、全周三キロメートル、最高標高百メー ....
揺れる景色
歪む視界
切れる糸は何色?
口ずさむ歌
霞む世界
零した涙は何処へ還えるの?
あなたに届かない此の指は
なんて愚かさでまみれてるんだろう
あなたを探すためのその糸は ....
君が眠った後にいつも煙草を吸う
君の前で吸うと物凄いしかめっ面で僕を見て
「そんなもん吸う奴の気が知れないわ」と怒るから
だから僕は気を使って君の目が届かなくなると吸う
まるで脅迫だ
僕 ....
まさか忘我の域にまで達するとは思っていなかった。(従来)
まさか忘我の域に達するとまでは本人も予測出来ていなかった。(新感覚)
行きつけのカフェには5つの部屋があり、それぞれの部屋をゾロアスタ ....
私の意識の
極北に立つひとがいる
彼はいつも黒い服を纏い
時にその服を髪を風にたなびかせ
時に無風のなかに
その立ち姿の輪郭をくっきりと映し出し
時に彼は流れる水のような
ゆらめ ....
孤独は受け皿ですから
こぼれた何かを受け止めるのにひっしです
こんな自分でも
在る
ということに満たされている
ひとりぼっちの
ぼっちという響きが好きなように
社会の残酷さを嘆くとき
....
おなかが出てきて おやじになっても
俺のこと好き?
って聞くあなたは
お前が太るのはダメ。
と言う
エゴなやつさ。
そんなあなたは
なにも言わずに
姿を消して
あたしは
....
生きてきた数十年の年月に
得たものは後悔と挫折の苦い味
生きてきた意味なんてあったのか
そして
生きてゆく意味なんてあるのだろうか
何も追うものがない
夢? 希望? 将来?
そんな陳 ....
刺繍 花 スカート 電気
都内マンション757号室 ひとり暮らし少女
照明消えぬこと7日 不信
隣人 管理人さんとマスターキー
回す 開けたドアから
吹き出した花吹雪 部屋にぽつんと ....
マコという名の女、短いスカートで
呼吸する、女
すっ、とん、
京都、清水の舞台から
飛び降りることもぜずに
さっきから側で
魚の浮き袋が肥大していく病気を
ただ静かに見ている
....
僕らがあの不確かな情景をそれと呼んでいた頃には
まだ君は躓かない足と目線で
確認済みの経路を泳いでいた
風をよけるような手付きで
あの足跡から
十五番目の通路の奥で
黄色い花が咲い ....
死んだふりをするとざわざわする
沼地で溺れたんだ
遠くまでいってから帰ってきてそのまま眠るように
一つの魂からもう一つの魂へ手渡すように
死んだふりをするんだよ、解った?
と豚み ....
今
震えるペン先に
無限の愛を 付きつけて
紙が破けた
あ〜ぁ
今日も書けないや。
でかいもんから、比べれば俺は小さい。
卑しくて醜い小さい存在。
その俺が抱えている悩み、過去、考えなんて小さい、小さい、
あっても、なくても変わらない単なる鼻くそと変わりはしない。
....
あなたらしくないねと
ぼんやりと口を出たことばよ
聞いて欲しい
ちきゅうがとなりの星の光の強度について
文句をいったためしがあるかい
おおきくおおきく
或いは
ちいさくちいさくす ....
毎日の時刻を時計から知る
象徴的な出来事は
何層ものモノクロとカラーフィルムでできている
片腕を通したままちぎれた
ジャケットの裾が吊るされている杭の落とした影
射殺 ....
メスシリンダーはすべて
叩き割って構いません
まちは季節によってその色を変えるのに
案内図の中には
風一つ吹かないのですから
傘は売れましたか
そのことが一番気がかりです
という嘘はいつ ....
さりげない傷口にシビレながら
日曜に組む章句は手癖にまかせている。
逆賊の治世に生まれながら詩を
どこに塗り込めるつもりなのか、本物の悪も知らないままで。
配収 ....
キャベツ畑の真ん中で
僕らまるまっていた
傷つきやすいいろいろを
幾重にもくるんでいた
いたずらな風にあおられて
隠していた顔をのぞかせると
そこには海が広がっていた
一歩も動けずにいたのに
海 ....
自分のことでないことに
時間を割くことが
なぜか自分のことになってたりして
そんな不確かなものを
運命だと信じてみたりして
かけがえのないものと信じてみたり
バカみたいと言い放って ....
「あこがれてたから何なんだ
動かないとまるで価値がないみたい
笑ってないと人間じゃねぇなんて 知るかよ
おまえらの笑いオレには通用しねぇんだよ」
こんな言葉を残してオレは二次会から飛び出 ....
ヘルメス!ヘルメス!
実体のない男!
匿名性の頂点で
随一と言われた
あらゆる男供の寄せ集めよ
鷲頭牛体の化物よ
考えることはあっても
感じることは決してない
人間は常にそれらを
畏 ....
肋骨にカタツムリを飼っていた女が死んだ後
螺旋を放物線に変換する男が現れて
星を数えるのは
真夜の電柱の傍だ
男が拾い損ねたものがいくつか
弱い月光に
点滅している
辺り一面
生臭いよ ....
夕暮れには
群れなす鳥が遠くの森から
別の生き物となって飛来する
そういうまちに僕は住んでる
風に舞い散るはなの
向こうに
海が見える
(ゆらぎ、
湛え
しめやかに
能を舞う
海
謡い
舞う
ころも
舞う
いのち) ....
いつだって、
手の届かないものを欲しがる、悪い癖。
あの光に過去を思い出そうとしても、
それは凡て幻です。
夏になれば、
夏になれば、
夏になれば、
夏に、ねえ、
....
かたちがない
いろもない
だけどさわれるし
みることもできる
あぁふしぎだ
こっぷにそそぐ
かたちができる
いろもできる
わたしはそれを
ごくりとのむ
そして穏やかに日は暮れる
夕方の公園には
足跡だけが残されている
子供たちや
その親の
杖をついた跡もあるから
お年寄りもいたのだろう
桜の枝が手をのばすベンチの下で
そん ....
あなたはひとではない
あなたにはかたちはない
あなたはどこにでもいて
あなたはどこにもいない
あなたはいるけどいない
あなたはいないけどいる
あならからとおくはなれて
わたしはひどくさみ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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