よく晴れた昼過ぎ
満開の桜の木陰にすいよせられて
黒い幹に{ルビ凭=もた}れ腰を下ろしていた

桜の花々は音もなく風にざわつき
ふと 辺りを見わたすと
桜の{ルビ蕾等=つぼみら} ....
{引用=
ボンベイ
サファイアの
ショットを

加速する
ぼくの脳みそに
放り込んで

スロットルを
全開に回シタ

世界中の
葬列と葬列の間を
駆け抜け

転がり続け ....
ようわからんけど
やりたいようにやればいいやんか
そのほうが
あんたらしいと思うけどな
そうやろ??
今までそうしてきたやん


なんかあったら相談してか
自分の中に溜め込むことはや ....
失ったものは二度と戻って来る事はない

切断した腕のように
失明した目のように
脊椎を損傷した体のように

すべては痛みを伴い
辛い日々を送ることになる

それでも一生懸命リハビリを ....
五月になれば 静かなものたちが風に揺れる
栞の挟んだ読みかけの本を開いてみる
わたしの記憶はそこでたちどまっている
色褪せた光の染みを読むように頁を捲る

その先を読むことも また
許され ....
夕暮れに
ひめりんごの花弁が
雪のように散ってゆき
落ちた先は
あの子の眠る
寒い土の上でした


最期の言葉も
交わさぬまま
突然
冬空へと消えた
一つきりの ....
桜の花がもうすぐ咲く頃に
僕らはいつも別れた

それから
奇跡的に誰もいない桜の花びらの嵐の中
僕は「埋めてくれ」と言うばかりに歩みを止めた
いつもそうだった

だから
少しだけいい ....
まぶしいくらいの陽光が

ジリジリとアスファルトを焼く

左肩にのしかかるリュックサックの重みは

4月にしては暑すぎる街に似ていた




コンクリートの中で咲く 黄色の花 ....
僕らの旅は午後の教室から始まる
机の上ではまだら模様の教科書が青い空を目指し
ゆっくりと羽化している
君の強固な筆入れは中身がすべて行方知らずの風紋
象が踏んでも壊れないけど
涙の一 ....
{引用=
いろんなことは
やりかけた
ままで

どれから
やればいいのかさえ
分からない

いつだって

生きることは
優先順位の
後の方で

国道を危なげに
歩く犬み ....
絵の具みたいに

誰かの色と交じり合って 新しい自分になりたいの
背中にふれる髪は
ここまで伸びた
毛先をつまむと3年前の記憶が
染み込んでいそうで
笑える

きいろい花はいっぱい咲いて
まばたきをする

すぅぃと踊らされて
闇をきる
ゆっさゆ ....
花に目をふせ
空を喰み
目の内の手に
空を聴く
花に 花に かたむく火
花に 花に したたる火



からだのどこかに揺れ育つ
ひとつの荊に耳すますとき
水の気配 ....
どうでもいいけど
やめとくれ。
できれば
そんな
かわいい
かおは。
ひねって、しぼって、
まだしたたらぬ
ことのは
ふぜいを
きどるのは。
こうでなくてはならないとか、こうであるべきとか言うのはあんまり好きじゃないが、俺は一つだけ決して譲れない哲学をもっている。それは、肉の在るべき姿。

肉は、その存在自体魅力的なものでなくてはならな ....
きたぞ成長分岐点の苦しみでもない淡い自己嫌悪
それは今までの自分を棄てるという画期的な脳味噌
レミングとなってなだれおちてゆくのだきっとね
だからちょっとこの調子の悪さを軽く綴ってみる  ....
帰りたい 帰りたい

でももう帰れない

多くは 望まないわ

あと6ヶ月後の あたしの笑顔

一緒に喜んでくれる人など居る筈無い

既にもう飽きてる忘れてる



少 ....
自分で自分をさらって
とうとうこんな処まで来てしまった

白い光に
朽ちてしまった街
建物も通りも 空までも色を失くして
そして 誰もいない
ただ乾いた星雲がいくつか
なかぞらで回って ....
彼女はV型8気筒5000ccの
最高にホットなアルプスの少女ハイジ。
時速200キロオーバーの世界の女王様。
腰を抜かすなよ、抜けちまったらその抜けた腰で
ブラジル人ダンサーみたいに猛烈に
 ....
カラーコピーした野口英世を働き盛りのヤギに食わせる ほんとうの名前を知られてし
まったせいでわたしは呪いを
かけられてしまいそれ以来わ
たしは毎晩のように夜通し膝
を抱えて自分の爪先を眺めて
過ごすそんな寂しい人間にな
ってしまいましたああ ....
ひんやりしてる
ああ、とてもひんやりしているんだ
きもちいい
すごく、きもちいいな

この、
世界の内と外の境界あたりは
とにかくひんやりしていて、きもちいい

それにしても
馬鹿 ....
うたを
うとうて
うたうとうて


(やあ


うたうとうて

おうた
うとうて


(やあ


そろそろあわただしなりまっせ

ぞろぞろとなやみがおのひとびとと ....
旅に出よう!。
そう思い立ったとき、
手にはテレビのリモコンが握られていた。
画面ではバスタオルを巻いたオネイチャンが、温泉のレポートをしている。

濡れたタオル越しに、
ほん ....
とは言っても自殺はしない、が
無責任の謗りは免れないからやっぱり死ぬかもしれない。
ああ、金が欲しい。崩れやすいプリンのような言葉を使って。
さもなきゃ餓死だ。

順番に辱められてピア ....
落ちる
  離れる
    消える
      無くなる

寂しい
寂しい
僕は一人に
なったような気がしてる

足音
 足跡
  辿った
    君のこと

どこへ
 ....
読者は地熱に埋もれている
毒蛇は先年の先年から透きとおっている
対比に肥えることなく
懐柔も望めない
自らをつきやぶった芽の、理学に
再び覆いかぶさるようにして
罅にしみこむようにして
 ....
朝から降り始めた雨は
午後になっても
「しとしと」

腕に絡みつくように降りつづけている


こういう降り方をする雨は
すぐに止んだためしがない
経験豊富な予報士も
「これば ....
   欠落している記憶

      淡い水彩画
      
             
   身体の刺激の記憶より

      海馬の記憶


   目を閉じる
  ....
どうしてこんなにもキミを好きなのかボクにはわからない

キミは正直平凡な女性だ
特別かわいいって言うわけでもない背も高いし顔も大きい
自分勝手なところもある 口が悪い時もある
ボクをないがし ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
桜の蕾を手のひらにのせて服部 剛10*05/4/30 0:04
道化師はバイクで捕虜収容所に向かうついでに脱人間を図ったが失 ...043BLU...505/4/29 23:36
方言でユウ105/4/29 23:23
疑似喪失[group]ポンテク3*05/4/29 23:19
メイ/ソネットtonpek...7*05/4/29 23:13
花の墓標嶋中すず43*05/4/29 22:54
言い出せなくてクリ2*05/4/29 22:40
ダンデライオン蝶番 灯205/4/29 21:33
教室たもつ1105/4/29 21:32
犬と蜃気楼043BLU...105/4/29 21:21
Color's完食605/4/29 20:12
髪の花湾鶴305/4/29 20:08
ひとくちの木立 悟3*05/4/29 19:33
おせわ涼(すず)105/4/29 15:54
肉の在り方不老産兄弟305/4/29 14:44
右にいったらそれ以上 左にいってもそれ以上の花ayu-m305/4/29 13:17
意識蝶番 灯005/4/29 13:12
人さらい塔野夏子1*05/4/29 12:55
白パン(あるいは白い粉のついたパン)大覚アキラ005/4/29 12:29
絵本の金桜 葉一105/4/29 12:27
汚れた血[group]大覚アキラ505/4/29 12:21
ボーダーライン305/4/29 12:20
フロウ捨て彦105/4/29 11:44
「 ぷっちんぷりんは揺れている。 」PULL.1*05/4/29 11:26
銃口をこっちに向けるなスローラーナ...205/4/29 10:40
孤独小羽205/4/29 10:31
濁流吉岡孝次105/4/29 7:04
気象予報士の午後牧村 空太205/4/29 3:57
ナガシー3*05/4/29 1:18
平凡なキミをボクは愛するひで005/4/29 1:04

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