バスキアも
ウォーホルも
リキテンシュタインも
安売りTシャツの
プリントに成り果ててしまったよ
安売りTシャツいいじゃないですか
大いに結構
ダメですか
ダメなんですか
ダメじ ....
山積みになった 真っ白な手紙
運命に集うモノたち どこへ向かうの?
風が残した 道しるべ
風と雲と鳥が 奏でるものは?
永久色(とわいろ)の刹那に空は踊る
背中合わせの僕らの心
蒼 ....
手のかたち
つむじの場所
ひとと同じこと
平凡な文章
早くなる
流されていくのは時間
郵便受けの前
同じ時間
君も
ときどき考 ....
君が眠るとき欠かせないもの
それはお母さんの小指の爪
君はいつもお母さんの小指の爪を
小さな指でさすりながら
口をチュッチュッさせて眠りにつく
お母さんの小指をさすり始めると
お母 ....
授業中
先生は必死で私たちに勉強を教えるけれど
私たちはそれに必死で応えてはいない
誰だって
勉強は面倒くさい
だから
絵を描いたり
横の子と手紙を回しあったり
寝ていたりする ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する
*
うつくしい言葉を残すのはやめろ
あれは悲しみで あれは俺じゃない
春の海岸に悠々と
鳶が舞っている
さざ波は絶えることなく
繰り返している
投げ釣りをしながら
無窮を感じていたら
餌のゴカイを売りにきた
しつこい売り方だと思 ....
あたしの皮膚が密着して懐柔
街灯の輪郭がすんすん揺れる
そのまんまのスピードできみが欲しい
今感染した笑顔の
底からかき混ぜてみてよ
ガムテで口止めされた夜中じゃ
きみの声を映せない
....
ほとんど白に見える山桜
山中に点景のように咲いている
近くにいくと何しに来たというように
無視しようとするので
おまえを見に来たのだというと
ちょっと嬉しそうな顔をする
こ ....
うちにはレアがいます
飛べないことはあたりまえなのに、コンプレックスです
だけどいつも前向きな彼女、その背中にのって
今日は 鳳凰の羽を買いにいきました
きらびやかなローブをつ ....
耳を塞ぎ
目を閉じ
口を噤む
何も僕の心を汚染しない
送電線の向こう端は
切れ切れの雲で
まだ
見ぬ世界とつながっていた
あの日
エレクトロプス・ロピテクス
火を燃やし
水をせき止め
私たちはつながってゆく
雷鳴の夜
カイ ....
陽射し朝
眩しさに眼をあけて
何も無い抜け殻になったベッドの温もり
朝のメールは着ていない
また少し息をして
足枷引き摺るように階段を降りていく
朝のニュース
もう他人の不幸も幸 ....
なあ ウチラそんな門まってへん
呼んでるやんか
年齢なん関係ない
上手くノレルもん勝ちや
行こうや午前0時から始まる
ピン区のネオンにまぎれて
体ねじりきれそうになるまで
愛護 虐待
....
一人は嫌だ
落ち込んでるときに 励ますのは自分だから
一人は嫌だ
うれしいことがあったときに 喜びを分かち合うことができないから
一人は嫌だ
誰も愛することができないから
寂し ....
おまえの愛する愛の形さえ
いとおしく見えるものじゃ
つまりは愛じゃ
箸ではぁとをつつく仕草すら
いとおしく見えるものじゃ
それも愛じゃ
そうなのじゃ 愛なのじゃ
愛は地球を救うのじゃ
....
湖色したアイスクリイムを舐めた舌
彗星の下 差し出し
知覚というよりも受信
送信というよりも狂信
歳を経た自分への遺言状
枯葉竜巻に投げ込む
落ちる
それは朽ちるか
宅 ....
自分の心に
正直に生きることが
かなわないとき
行き場を失ったせつない想いが
天に昇り星となる
たくさんの人たちの
たくさんの届かぬ想いが
今夜も美しく夜空を飾るよ
散らかした記憶をかき集めるようにして
作った万華鏡を
揺さぶってできた小さな窓の中には
ゆるゆると回転する色彩
現実はいつも空回りしているから
わたしたちはいつも何かを求める
それは留 ....
その時 私は恋をしていた
好きな彼が眼の前にいて
その無邪気な笑顔は 私の胸を締めつける
彼の打ち明け話とは 苦痛極まりないもので
そうね、彼女は女同士でも信頼できる
などと私に言わせた ....
朝焼けはスミレの匂い
だからそんなに
諦めを憎まなくていい
焦煙の隙間から蓮の花こぼれるような、
シャム猫のヒゲに黒真珠実るような、
嘘みたいな軌跡も君とならみれるよ
....
忘れたひと
あの街から届く
外は夕暮れ
波の音が聴こえる
やっと出せた手紙と
あのひとは言う
私は元気でやっている
そんな気がしていた
....
あたしの良きうわべが最近お留守で
さらけ出された本体だけがお相手をしています
独りのはずの帰り道を塊で歩きました
結局放っておかれたのに、それが嬉しいと感じました
....
錦糸町駅で停車した総武線快速に
一匹のナナホシテントウが迷い込んだ
光に向かって飛ぼうとするが
むなしく窓ガラスにぶつかるだけだ
外に出してあげようにも
列車は地下に入ってしまって
....
拾った割り箸で小さな十字架を作り
夏を越えられなかったクワガタの墓標とした
「もっとささなきゃダメだって。十字かって死んだ人つらぬいてるんだぜ。」
「こわいよ。そんなのできないよ。」
「い ....
真っ赤な庭のハナミズキからうす赤い葉脈と生まれたての緑を含み笑いみたいに抱いた葉がニョキニョキと出始めている
隣家の藤の花は強く匂って
数匹の黒くてまん丸な熊蜂が空中に静止したまま動いてゆく ....
コップ半分の水の話があるやん。
半分もあるのか?。
半分しかないのか?。
ってやつね。
むっちゃええ見方やと思うんよ。
ものは見方しだいで、味方になるんよ。
世界中 ....
「私も昔はあなたみたいな子供だったのよ」
いつだったかそんなことを僕に言った女は
5ヶ月前の女
ボタンの掛け間違えを直すような
作業の中で気づいた
初めが肝心だってこと
....
ナッツは苦手です
でもアーモンドだけは好きです
キャラメルも好きです
ヌガーも好きです
甘いものがとにかく好きです
子供の頃はゴーフルが好きでした
パパがどこかへ行くたびにお土産で買う ....
しがないおんぷになりたかった
かぜにたゆとう たったひとつのうたに
しがないひとつぼしになりたかった
あさにきえてく たったひとつのほしに
いくつものひ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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