そう 今
なによりも重要なのは
うどん だ
金よりも
命よりも
愛よりも
うどん こそが
全てに優先する
ゆっくりと だが確実に
その事実に 誰もが気付きつつある
....
神は時々、雲間から
小石をポンと投げ落とす
空を見上げる余裕ない
人に小石は当たるらしい
小石はお腹に入り込み
陣痛並みの鈍痛で
七転八倒苦しめる
小石は私の大切な
志に鎮座し ....
寝ぼけ眼で目覚めた朝
伸びをしてそれに気づいた
目の前の鏡の中で飛び跳ねる
悪戯っ子のような髪
黙らせるように押さえつけても
すぐに飛び出す反抗期
大人しくなってしまった自分と対照的で ....
ロックが馬鹿でよかった
スネ毛が気持ち悪いねなんつって
汗かいてべたついてくさいねなんつって
じゃあくっつかなきゃいいのにねえ
馬鹿らしいことっ ....
あきらめなくちゃいけないことに
ささやかな抵抗をしてみたかった
のこされた時間が 僅かだから
ここにいられる間は
なにも知らない振りをして
いつか またどこかで めぐりあいましょう ....
口ん中満たすほどに
やたら大きなキャンディ
アメリカ製のケミカルな甘さ
持てあましながら
オンボロ車転がしてんだ
クーラーもロクに効かない
このオンボロで
初夏の海沿いの道を
転がるよ ....
ねえ 知ってる?
うさぎは 寂しくなると死んじゃうんだって
もしも私がうさぎなら
きっとずーっと前に死んでるだろうね
だって
貴方に会えなくてずーっと寂しい
すべての言葉が本当で
すべての言葉がうそで
言葉と言葉のつながりが真実へと
言葉と言葉の行き違いがまよいへと
僕を案内してくれる ことば達
僕の思いは今
安らげる場所へ
....
笑い声が急に遠くなって
気がついたら電車に乗っていました
時計の針から見放され
寂しい呪文を唱えそうでつい笑う
肉体が完全に凍って
走り出す意識はきっとここで
腫れた手首を冷やすように
....
夏のとおい空に
誰もいない部屋あって
積乱雲の斜面に
眩しい青春が引っかかっている
ぼくは懐かしく見つめたりしてる
2Hの鉛筆で描いた
チーターが
風の中を奔っていくとき
遡れ ....
花を摘んだの?
群青に沈んでゆく
風の流れてゆく
窓辺で
聞かれて
君の後れ毛を
遠くに感じて
僕は急に
君の腕をつかんだ
とてもやさしい腕を
君は驚いてそして笑っ ....
遠吠えする犬と
ただそれを聞いているだけの空
消化しきれないメロディは
この地に降りて
雨に流され
水溜りとなる
雨傘を揺らして
男の子
長靴で踏みつける
その波紋
....
なくもんか!
大声あげて泣きじゃくる君の少し離れた部屋の隅
ボクは天窓から見える月に向かって固く誓う
だって
男が泣いたら格好悪いじゃないか!
ボクが泣かせたのに泣けるわけないじ ....
声にならない声を空に向かって話し掛けてみる
「すべてを語るには早すぎる、僕らは近づきすぎた。
うん、そう。別れようとは言わない。言えない。
どうして、か。それは君が好きだから偽りたくないだけ ....
私の話を聞いた彼は言った「スッキリしますよ」と。
何がスッキリするのか サッパリ分らずだ。
人には不思議な感覚があり
自分と合うタイプや似たタイプを一瞬で把握できる力を持っている
彼は私の話を ....
どうしようもない気持ちを
家に持ち帰ってしまった
疲れた と体が軽くなるまで
脱ぎ捨てた
未消化のまま
腹の中でムカムカと
この続く感じが
たまらなくいやで
吐き出すように
....
「から」は
らくだね
{引用=晩夏におとずれた出会いを、わたしはいとおしくてたまらなかった。}
最初のデートでどこへ行ったかも忘れてしまうくらい、あなたのことだけを見ていたので、わたしたちにはアルバムをつくる時間 ....
どこから
吹いてくるのか
わからない
その風を探して
ビルの谷間
急いで走り出す
流れていく街に
流れていく時間を
マーブル
絡み合って
ミックス
混ざり合って
メロウイエロー ....
ひとりのような気がするし
誰かと一緒のような気もする
今日は三度死んだのに
同じ回数だけ生き返ってしまった
いろんなことに飽きたから
何もかもやめてみた
身体を動かさない
思考を停止 ....
大人になるってなんですか
割り切ること
諦めること
見て見ぬ振りすること
我慢すること
妥協すること
こんなことの全てが苦もなくできてしまうのが
大人なのだろうか
それとも苦し ....
使い古された洗濯機から
排水ホースが引き抜かれた
水曜日の朝
子鬼だろうか
幽霊だろうか
革命 だろうか?
色落ちした青いシャツ
引き裂かれたピンクのハンカチ
絡まった男女の下 ....
地球があと100kmのところで終わっている
と知っても
きみは歩いてゆくだろうか
靴ひものことなんて気にしてる場合ではない
見渡しても、海
はてしなく、海
そのかぎりの海の地球から ....
お花畑があって、
あるいはお花畑があることを切にねがって、
分不相応なドレスを身にまとった娘さんが、
いい年こいて錯乱して走り回ってます。
「おほほほ」なんて言ってます。すごいですね。
....
現在
あたくしは君の名を
修正ペンで白く白く塗り潰して居ります
現在
あたくしは君の声を
ディストーションで遮ってゐます
酸素が 酸素が薄くなっ ....
貴方の呼吸を妨(さまた)ぐことを
私は望まない
貴方が
私の為に
費やす時間を
私は考える
貴方が眠りたいなら
眠って欲しい
貴方が欲しいなら
求めて欲しい
私が
た ....
あとほんの少ししか時間がない。
その時をどれだけ大切な人とすごそうか・・・どれだけ長くすごそうか・・・・
そんなことばかり考えていた・・・。その恐怖は、楽しささえ奪ってしまう。
今はもう、笑う余 ....
君の流す涙の味は、あまくてあったかい。
それは、やさしい心で泣いてくれるから。
本当に僕を想って泣いてくれるから?
僕を大切だと想っているからなの?
なぁ・・・・キスしていい?
抱きしめてい ....
話したいことがあったのに、あなたがまだ必要なのに・・・・
まだ伝えてないことがあるのに・・・・
一言も言えてないのに・・・・ただ一言なのに・・・
何も出来ないまま、ただあなたは冷たくなってゆく。 ....
県知事選は
外食派にとって悪くないイベントだ
恋人選びほどの痛みも 伴わないし
(でも できることなら恋人を選びたい)
第一号店のフェイクたる戸田公園店のパラソルの下を
雲よりも ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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