まばたきをした
一瞬だった
焼きついて離れない
5月のこと

消しゴムを切った
窓辺の机
ボロボロとこぼれた
ことばではなかった

放し飼いの感情は
つかまえて
施錠する夕暮れ ....
しろつめくさあつめてあんで
まあるいかんむりをつくってあそんだ
まだ おさないころ

ところどころにはなをあしらって
かぶってあちらこちらはしりまわった
まるでおんなのこみたいね
なんて ....
すべては見てくれで判断され
すべては発する言葉で決めつける

誰もその中は覗かない
誰もその意味を知ろうとはしない

自分と言う
セオリーは誰でもない
自分が決めているはずなのに

 ....
ぼくは極小 本の虫
紙々の間に潜んでる
小さく白く見えにくい
けれどもしっかり生きている

ぼくの仲間はあちこちの
家の書棚に住んでいて
それぞれ違う世界を知る
会話はもちろんテレパシ ....
出窓にならべた
傘や 飴玉や しおりや うた
降っていない あめは
わたしを抱きにくると約束して
まるでしらないものに
なった


いつも
泣いている人だけがかなしいのだと
笑 ....
{引用=花火が上がると 君が泣く

瞬間

いつか会えなかった誰かを
そこに見て
いつの日のでもない君は
ここにいて

手は繋いではいけない

誰もいない夏祭り
君が泣くから
 ....
キミを愛したい

キミの手となり足となり
キミの目となり耳となり
キミの笑顔と元気の源となり
キミの癒しになり
キミの心の一部になり

ボクのすべてをキミにしたい
あの日

お前はあんなにも拙い言葉で

僕に愛を告げた

僕はお前よりも拙い言葉で

お前に愛を告げた でも

あれから2年も経って僕は

お前に言ったのだ、
 ....
靴の紐を
結び直したら

坂道の
残り半分を
上ろう

君への決意が
ほどけて
しまわぬよう

固く、
固く
結んだ
たとえば 言葉で

たとえば 眼差しや微笑みで

きみとわたしが 交わしあうのは 波紋

それはあたかも 夢のように
けれど夢よりも息づくたしかさで

波紋は交わされる

たとえ ....
大阪駅前のな
でっかいスクランブル交差点
アンタもよく知ってるやろ
あそこのド真ん中で
赤信号のド真ん中で
車がブンブン走っとるド真ん中で
けったいな婆さんが踊っとったんや
ピンクと緑の ....
贅を凝らすほど
装飾が減った
古い豪奢なホテル

レストランで食事
回りの人間は早口
そうでなければ
英語
フランス語
あとはよくわからない

つまらない
こんなところで
ワ ....
霜柱の かげに ひとつぶ ごまかしの

きかない俺 now standing here

ここにはもっと 暖かい夜

過去 蹴散らす 栄光 泳法バサロ泳法と今日ね
今日が  ....
カラスが鈍く鳴く夕立の日は 誰もが足早に通りすぎてゆく
それぞれの帰る場所があって知らないうちにアチコチに矢印がたっている
僕は一人まちがった坂道をゆっくり下り 溜息を水に溶かす
大人になるとい ....
久々に会って酒飲んで
たくさん笑顔を見たと思ったら
やっぱりあなたは悲しい人でした

悲しい人は
お前にはこれがお似合いだと仕向けられたように
悲しい日々を送っています

なりふり構わ ....
宙を舞い
クルクルと円を描く
透き通った瓶が
床に当たって 
砕ける



ロンドを踊り続ける道化師と全裸の美女
その周囲を舞う俺の精液に群がるハエの飛翔によって生まれた
目覚める ....
久しぶりに会った友達は
標準語になっていた

関西生まれの関西育ち
生粋の関西人の彼が
標準語とともに僕のもとへきたのは
ゴールデンウィーク真っ最中の
ある日の夜だった

2000円 ....
白い波 静かに溶ける 綺羅の波
はるかと続く 青い空
大地の時へ 人は旅する
吹き上げるのは 硫黄の煙
ひび割れるのは 氷の巌

再会の {ルビ言葉=ことのは}眠る 森の夢
月日を止めた ....
非道な自分



わかってる

ちゃんと、わかってるんだ

……頭では、ね

心は別だろ?

そんなコトバアソビをしてみても

わかってるよ?

道に非ず、だろ

 ....
やさしくて
かわいくて
その肉は
おいしくて
てのひら
ぷにょぷにょ
だいすき
だいすき
血に肉に
わらって
わらって
こっちむいて
パン●
終わりの時には
しっかりと眼を開けていたい
そこに見えるすべてを
記憶に焼き付けて行きたいから

おとといの午後
娘と二人で近所のスーパーに行って
お菓子売り場でかれこれ30分近く
ハ ....
非難して 罵倒して 蔑んだ

許せなかったアイツの裏切り


鏡に映った泣き顔が
鏡に映った怒り顔が
鏡に映った嘲笑が

アイツはオマエだと僕を責める


合わせ鏡の向こう側
 ....
僕らはいつまで子供でいるというのか
100メートル競争に出場したままゴールから帰って来ない少年
給食を食べ続けたまま昼休みの教室から帰って来ない少女
  
草原では僕の生家が新たな生家を産 ....
昼下がり
あなたが汗を降らせて
春の風
ひよどりが笑う
日が出ているのに くらやみ祭り?
そう

日を見送ったまち
どぉぉん…
真っ白い麻のシャツ  灼けている手の甲
見つめても  ....
目が覚めると世界は白だった
もう終わったんだと、気付いた
戸外の夜
の射し染む方角
の窓
の四角
の、薄く
薄く
映写された壁



爪が
物欲しげに引っ掻けば
聞こえるのは
爪が引っ掻いたその通りの
かり、 ....
過程がずれていく 君の笑う回数が増えれば中立に立たされた僕らの箱庭からまた少しずつ 今このリアリティの苦しみから立ち直れなくなるんだ 
こんな皮肉なことってあるかい?伝書鳩の尻尾から素直なスピーカー ....
明日
一日だけ
生きる

いい訳を

今日
考えて
いる
 はっきりした色のくつ
 
 ぱさぱさのごはん

 食後の落語

 なかなか忘れない 
 
 変な思いで

 もらった古い本

 あげた古いポスター

 どこかにまだ持って ....
おやすみ今日

こんにちは明日

明るく辛く

非情なる太陽が

この世を照らすまであと数時間

それまでは安息の月光が

地上を優しく

そして人を堕落の産湯に浸すように ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏待ち細川ゆかり105/5/12 1:45
はなかんむりベンジャミン2*05/5/12 1:13
陰謀のセオリーポンテク0*05/5/12 0:27
ほんのむし385005/5/12 0:26
ししオオカミ205/5/11 23:28
花火/いつかの半知半能405/5/11 23:22
ひで005/5/11 23:14
甘美トラップ蝶番 灯005/5/11 23:02
坂道043BLU...305/5/11 22:04
波紋を交わす塔野夏子5*05/5/11 21:40
舞踏婆大覚アキラ305/5/11 20:35
翡翠いっこぶんチアーヌ105/5/11 20:27
ニキニキ ニキニキン ニキニキ ニキンニキン スパーク ...山内緋呂子505/5/11 20:13
マラソングmadoka005/5/11 19:41
お似合いの日々守山ダダマ405/5/11 14:37
起床10205「優しさ補給中」[group]虹村 凌2*05/5/11 13:23
1泊2日の里帰りヤマト105/5/11 13:19
山の心感人2*05/5/11 13:16
自分に酔う綿花105/5/11 13:08
パン●チアーヌ2*05/5/11 13:08
ジェイコブス・ラダー[group]大覚アキラ13*05/5/11 11:54
合わせ鏡綿花005/5/11 9:22
ファースト・キスたもつ705/5/11 8:41
くらやみ祭りたちばなまこ...205/5/11 8:38
朝にANNA005/5/11 7:50
シネマA道化205/5/11 7:04
Miniature garden theory and me ...示唆ウゲツ005/5/11 4:04
Excuse043BLU...405/5/11 2:34
本をひらくTak105/5/11 1:45
おやすみの詩電子ノ猫人0*05/5/11 0:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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