わたしのママには、
花のかおりの管がとおっている
きれいなものがすきだから
まばたきは多くしたほうがいいし
ウォーターベッドなんて
最高のともだち
なみだはでなかった
....
さらり、さらり
さら
さら
さら
もう少しで越えられそうな
海辺の砂の城が
指を折る度に
遠ざかっていく
懐かしい人の声で
ここから離れることのない
耳の奥で鳴り続ける乾い ....
誰かが言った 蒼穹は大地を抱きしめていると
月まで行かなければ空に抱かれる地球は見えない
遠い星まで行く気がないのなら
僕らが何に抱かれているのかは いつまでも分からない
....
{引用=
4 時 間 前 の
君 の キ モ チ が
ア ナ ロ グ
変 換 さ れ て
今 頃
ぼ く の 脳 ミ ソ に
届 い た
で も
今 の 君 は
....
考えている事が
一緒が故の
衝突
気持ちが
一緒のはずの
すれ違い
おのれの
力の限界ゆえの
若さ
変化に
耐えられず
成長痛の痛み
重い雪が
のしかかってい ....
思っている事は
頭の中をぐるりと回って
言葉となって発せられる
ただ
思いによって
何周するかは個人差があり
僕の頭の
中には
まだ
居残りさせられて
何週も走らされて ....
さっき見た君の姿は瞬く間になくなってしまって
いま、僕の吹いてるところは身を縮めたくなるほど寒い
ここから 君のいるのはあっち?こっち?どっちかな?
びゅーっ
あれ?
今見た ....
あたしのすきな、言葉がありました
あたしのすきな、人がいました
あたしのすきな、声がありました
あたしのすきな、名前がありました
あたしのき ....
叔父が僕の万華鏡を批判する
32番目の粒と33番目の粒を隔てる
その境界が許せない
そう僕をなじる
叔父は万華鏡の向こうに
破れた手紙と生まれた赤子を取り残し
僕と同じ歳になる
そう ....
惑星探検隊は、その星の生物に囲まれてしまった
探検隊の周囲でひざまずいて祈りを捧げ始める生物
「俺たちを神か何かと思っているのか」と隊長
「翻訳機のスピーカーを入れます」と隊員
「神よ、い ....
無限の時間 猿がキーを叩いていればいつか偶然に
シェイクスピアを書くことがあり得ると言われたものだ
百匹目の猿が芋を洗えば みなが洗い出すとも言われた
私がその百匹目だが まだシェイクスピアは書 ....
0000000 0000000
0000000 0000001
0000000 0000010
0000000 0000011
0000000 0000100
0000000 0000101 ....
お母さん本を読んで、何の本を、まだ読まれてない本を、読まれてない本を? アクリルの拡声器は、振動している、口髭の男は、去った、両手を広げて。防滴加工がなされた拡声器で、雨の中で、アクリルに包まれて、防 ....
あなたへの想い
それは泉のようで
あふれ出す、想い
いっぱいで
渇くことなく
これからも
あなたに好きな人が
できても
変わらず
あふれ出るでしょう
男はコイン無表情なキャシャーの女に払い
小部屋へ向かう
私は外界から逃れ自分の裡を見るため
こっそりと詩人の小部屋に入る
片目で覗けば裸体の淫らなポーズがちらつき
ピープショウが繰り広げられ ....
その日私は一日中テレビを見ていた
朝起きて夜寝るまで
一日中テレビを見ていた
朝、昼、夕の三食も
テレビを見ながら食べたし
数回トイレに行った以外は
掃除も洗濯もせず
一日中テレ ....
五月は光がとても
新しいものに敏感で
そこにだけ眩しい未来を
産卵させている
私は太陽系の
地球という
小さな惑星に生きていることを誇りに思っている
神様という人へ
明 ....
安全な海域ってどんな うねりなのだろう
私の父は泳ぎの得意な人だ
溺れてまともじゃない子を抱きかかえて海を渡れるほどの人
父さえいてくれれば
私の海は保証されていた
その海はずっと続いて ....
周遊バスは まるで回遊魚のよう
回遊魚は、一瞬でも泳ぐのを止めないんだよ
バスは
ライトアップされちゃって 水族館の魚だな
闇の中を 背広も流れるよ
中吊りの広告も 固まった ....
チェリー・パイの煙、シェリー・ハイな倫理
鉄塊の宣告は千の黒海 流転するFBック
塔に座するLRックと私達のサンたるDUック
(ウェイ?)九廻天するQueenのハートをくわL鳩は
シル9ハット ....
じゃぐちから
みどりいえろのえきたいがでる
あぁそうだ
つまりあれ
あおじるだ
メンソールのタバコと少々強い酒
キッチンにあるのはそれだけ
という時代があった
経営学を学んでいた僕は
たいして面白みを感じない授業を受け
バイトをし
酒を飲み、タバコを吸う
という ....
どんどんぱっぱ。どんぱっぱ。
どんどんぱっぱら。にょらにょらぺ!。
うゅ〜つ!。
論理で倫理で便利でごめん!。
左様で多様で多用で他用。
誤解も和解も五回も六回も聞き飽き ....
おでんにタマゴがないように
ショートケーキにイチゴがないように
おまえがいないのは・・・ナンダカナー
おまえは鏡餅で言えばみかん
おまえはバンドで言えばギタリスト
おまえは相撲で言えば高 ....
なめしてはいけません
撮影するだけにしてください
これから売り出してゆくので
少女の胸
に弛緩してしまうデジタル一眼レフ
平べったく
平べったく
北極星までの距離は430光年だそうで
ということは 今 あそこで光っているのは
430年前の北極星なわけで
もしかすると とっくの昔に北極星なんて
なくなってるかもしれない
そう考えたら ....
夜の果てで
黒い鳥は歌う
その破れた羽根で
羽ばたこうとしながら
そう
ずっとこの時を
待っていたんだろう
目覚める
この時がくるのを
夜の果てで
黒い鳥は歌う
その盲い ....
落書きだらけのアパート。部屋にかぎは三回目の合鍵。
一度は逃げられた恋人に持っていかれた。
二度目は側溝のどぶ川に流れた。
そいつのアパートには汚れたジーンズのパンツが五枚あるだけ。
後は ....
言葉ではない
感情や感覚が
今日も体の中をうごめいている
何気ない言葉が
あっちへ行ったり
こっちへ行ったり
言葉が
いろんな意味を含んで
重くなり
飛べなくなる
浮か ....
君は信号機
いつでも黄色く 灯らせた
5706 5707 5708 5709 5710 5711 5712 5713 5714 5715 5716 5717 5718 5719 5720 5721 5722 5723 5724 5725 5726 5727 5728 5729 5730 5731 5732 5733 5734 5735 5736 5737 5738 5739 5740 5741 5742 5743 5744 5745 5746
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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