夢精は三滴の惨劇ー無声のhairにトーキー映画
1.
シュガー追うは少女ーカーの駆るジュームなダイヤのSun
Sun媚iii忌む硫酸ビーカーin十字ヶ丘で歌う賛美歌ルマ
で降らすとrai ....
{引用=
君の足を
洗った
溶けて
無くなって
しまった
哀れみや
同情ではない
ただ
君を見ている
と悲しい
ぼくは
君の心を
洗えない
....
あたりまえの、キスを、ください
追いかけるたびに
春はもう
ふりむきざまの、目くばせ
早足にからまるイヌフグリの、青
追いつかないのは
季節のせいなんかじゃ、ない、と
....
あなたはどんな風にひとを愛したの
どんなひとを愛したの
昔 愛し合ったひととも
こんな風に愛し合ったの?
もう ほかのひとに心奪われないでね
愛される自信なんて全然ないけ ....
君の流している涙を見ながら
僕は自分の心臓を刺し続けた
君の悲しみや辛さを知る為に
どれだけ血が流れようとも
どれだけ痛くても
それはすべて
自分の痛みでしかない
少しでもいい
....
若人は
何故か決まり事のように
生きる意味
だとか
生まれた理由
だとかを追い求める
答えのない道を模索し
見つからなければ
簡単に身を滅ぼす決断の鉄槌を
振り下ろす
ただそこ ....
その子にはちゃんとした名前があるのですが
いつも汚い服を着ているしそばによるとなんだかくさいので
先生のほかは名前を呼んでくれません。
いじわるな子は「ばいきん」と呼びます。
わりとや ....
雑草という草はないのだが
雑草と呼ばれているので
雑草なのである
雑な草なのである
腰をかがめて日なが一日
その雑な草を抜く
はこべたんぽぽすべりひゆ
のぎくになずなほとけのざ
....
朝は静かに浮上してゆくのでした
三葉虫の化石に太陽が反射したとき
そっと手を触れるときは胸が痛くなるのです
痛いところにわたしがいっぱい死んでいる
朝を埋葬していく
繰り返しわたしの中に ....
窓辺を漂っていたスウィートピーたちは
薄れて消えてしまったよ
白いのもピンクのも薄紫のも
いつか行こうなんて云っていた
銀の門のある空中果樹園も
いつのまにかどこへやら消え失せてしまったよ
....
溶けるまで
眠れそうな遠くの日々が
溶けていくまで
深々と、動かない部屋で
指を折る
指を折る
ありきたりな言葉では
追いつけなくなりそうで
街灯がつくまでの時間を
静かに歩 ....
空の割れた日は
なんでもない午後の水面が
微風にそっとゆらいだくらいの
静かな頃で
お気に入りの帽子を
どこかに置き忘れてしまった
隙間から、パリンと
音を聞いたのは私だけかもしれない
....
沈む夕日を見ていると
今日もまた唇が淋しい
姉さん
そうつぶやく僕には
生まれてこの方
兄さんしかいなかった
白と黒のストライプの入った
トランクスを竿に立て
ぼくは全面降伏をする
戦いません 勝つまでは
はためくトランクスの旗の下
ぼくは負けた
負けて負けて負けて
負け続けた
鮮やか ....
太鼓橋が渡れない
と
友達が言うので
回り道を教えてあげたら
来なかった
こぽこぽと音がする
静かなカフェに
きつねと
たぬきが
やってきて
コーヒーを
飲みたいと
言うので
こっそりトイレで
おしっこを
夜から続く朝に、雨の跡はなかった。霧雨は降っている。地上に湿度はない。
細身の女はテレビの中で「昨日の事は忘れて頂戴」
その細いからだの細胞は、今を忘れるためにある。
階段を上がる足音が聞こえる ....
自由とは一種の平和さがある
「うお座の運勢が悪いから、今日はいて座だよ、僕。」
ハナタレ小僧が言っていたのを真似して
「うお座の運勢がいいから、今日はうお座だよ、僕。 ....
「だって、WAXをかけた車の雨粒をはじく姿が好きなんだ。」
ふってくる五月雨は その他 いくつかの言語を残した。
けれど歌いはしなかった。
夜の映画館、「一つの思い 一つの歴史」と宣伝さ ....
これは私のための祈りであって、あなたのためのものではない。
山を歩く。桐の花がそろそろ終わりで、空色だった花は汚れた茶色に変わっている。そのかわり茨が満開だ。真っ白な花は鮮やかな美しさを持たない ....
中学生の君はいつもの帰り道を少しだけ変更して河原の砂利道を歩く
忘れていた土の感触を君は思いだす
そして君はコンクリートの斜面に友人たちの姿をみつける
君達は通学鞄を枕にして斜面に寢転び、あるい ....
君がいなくなった世界は とても堪え難い
けれど僕がいなくなった世界で
君が泣いている世界は もっと堪え難い
だからいつも僕は
僕がいなくなった世界のための準備をしよう
....
20年未来から男がやってきた
「父さん、なぜいきなりいなくなったんだ。
あの日から、ずっと待っていたのに。
僕の人生はもうメチャメチャだ」
そう言ってピストルの引き金を引いた
父親は息子 ....
何がきっかけで雨が降るか分からない
いきなり雷が落ちてくる事もしばしばで
いつも晴れているといいのにな
なかなか当たらない天気予報みたいに
どれだけ予想しても当たるわけでもなく
君の嵐み ....
神戸っていうのは、不思議な街だね。
洒落たウォーターフロントと、にぎやかなショッピングモール。
混沌とした中華街までもが、通りを挟んで混在してる。
ほらさ、自分って海ふりーくですので、こ ....
どうせなら一度くらい殴っておくんだった
そうじゃなければ愛しているとでも言っておけばよかった
見上げたり見下ろしたり
飽きもせずよくそんな遊びを続けていたもので
今になって思い返してみれば 何 ....
電話がきたとき
メールがきたとき
悲しくなるのは、なぜ
着メロが鳴るから
あなたと僕の
大好きな歌が
流れるから
あなたは
いなくなったのに
あなたは
僕の知らないひとと
一緒に ....
笛咥えてピー
真夜中にピー
ひとりでピー
思い出すよ
我が幼き日の思い出
夜に笛吹くとヘビが来るわよ
ってママンが言ってたよ
ところで
昨日
手紙が来たんだ
「落と ....
自分の思っている事や考えてることが全部
みんなに筒抜けだったら
言葉に翻訳してもらう必要がなくなるのかな
誰にも語られない詩がある
たったひとりに生み出され
たった一つの世界の扉があった
観客は
入るのも
出るのも
ひとりだった
ひとりのものだった
ただ
あまりにも
いつも ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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