黒い爪が私をえぐり
深い海の底に眠る
柔らかく身にまとう肉体は羽を生やし
記憶に縛られた人々の頭の中を飛び回る
破壊された肉体は魚を生かし
つながる光の渦
近くにある寝息
触れるほどに近い人肌
すべてをくるみ
痛い現実から私を救う

その世界だけは闇でも怖くなく
寂しさに泣く夜も逃げ出す

暖かさに触れ
聞こえないくらいの小さな声で名前 ....
食後に飲むはずだったビタミンが
テーブルの上で醗酵している
その熱で君の言葉は燃え尽きてしまった
僕らはたくさんの窓や部屋を投げあって
ぶつけあって、お互い
何となく傷ついてる
夏 ....
バラの棘が刺さった。
抜くと、血がどくどく流れる。
熱くて痛いけれど、血を見ると騒ぎ出すよ・・・・
どくどく・・・・どくどくと流れる音。
真っ赤なバラにも似ている。その美しい飲み物。
君の血 ....
本当は泣きたいんじゃない。
ただ、涙がかってに出てくる・・・・それだけのこと。
本当は泣きたいんじゃない。
本当は笑いたいんだよ。
苦しんで、悲しんで胸が張り裂けそうで。
それでも、笑いたい ....
君のためにもずっと・・・・僕のためにもずっと・・・・
一緒にいられたらどんなに幸せだろう。
だけど、そんなことは絶対できない。
「永遠」と言う言葉なんかありえないことだよ・・・・。
だから、僕 ....
今までの僕は
美味しそうな料理を画用紙に描いては
「夢」という文字を隅に添えて
誰も訪れないギャラリーの壁に飾り
寂しい腹時計を鳴らす空っぽの胃袋を
満たしたつもりになっていた

見上 ....
あれから日常がつまんなくなったよ

怖いことも悲しいこともない

虚勢を張る程弱気にもならない

どうしても文字にしたいと思えるような

強い強い思想もない


愛情 嫌悪  ....
1.
OL夏仕様。


2.
帰宅したら、部屋がムッとしていた。

「・・・怒った?」
あぁどうしてだろう
ひとつ歯車がガタガタ言い出すと
もうひとつの歯車はゴトゴト
またもうひとつは歯車もガコガコ
どうしてだろう
どうしてだろう
噛み合わないよ
噛み合わないよ

髪似 ....
    抹茶クリームあんみつ 白玉添え




でまちやなぎで待ち合わせした あのこのお口にイチゴミルク
ま行の言葉に絡まって 甘ったるいのさ とろけそうだよ



都電の ....
    田中君は今日も元気




弧を描くよな風が 短い場所でおおらかに吹いていた
湿度の低い 午後3時



フレアスカート プリーツスカート ふくらんだりして
白桃や北 ....
札幌の市街地は
徐々に西から山影に入ってゆく
ほら
人魚たちの棲息する台地のようじゃないか
あの
東市街地は
あかるい
薔薇色に浮かびゆき




  ここは
  穏やかな漁 ....
   
    星砂ヶ浜



夜 月光のまぶしさに
まばたき出来ない お魚が
目に焼き付ける 星のまたたき


しばしば するので 砂で洗った
こそこそ するので 飛び跳ね回っ ....
わたしはわたしを以て 
いかなる孤独にも戦利し 
平伏する憤怒と哀憫を両肩に掛け  
凱旋する兵士のごとく 
絶望に満ち 
絶望にひろがり 
靴は鉛のように重く 
ポシェット ....
思っていたよりも浸透していた恋を
歌う彼女がまぶしく見えて
離れてしまう前に
抱きしめようと思った


引き寄せるというしぐさはもうそれだけで
さようならを連想させるとしても
とめ ....
なぁ星どもよ

夜になると

そんなに集まって

まるで

人間みたいに

臆病者だな
落としたモノが拾えなくても
その大切さを知った 君は
変ったんじゃない
成長したんだよ


大きな時間の中で
正解も間違いも きっと無いのさ


落としたモノが拾えなくても
新た ....
なんで ひとりでこなかったんですか

と 会社の玄関からでてきた 年上の男性に
詰め寄ったのは 十八の頃

告白しようと やっとかけた電話で
呼び出して 出かけた友達が
相手は 友人と一 ....
つらい時とかって
やたらと下ばっかり見てしまうやん?

でも
雨がやんで虹が出てても
上見やんかったら気付かんで。

せやから
やっぱりつらくても
上見て歩かなアカンて思うわ。

 ....
めぐりきた
この日はなぜやら 決まって晴れる 蒼い
冥い中天に垂れなびく布帯 黄 紫 緑
八方の声明 太鼓と鉦 衆生の足は土をたたく
たたく
肉焼くにおい 黒ずみはじめた果実の甘露
巡 ....
ボクにはキミが必要だから
そばにいてはなれないでいてくれ
キミの笑顔にキミの仕草に
キミの声にキミのすべてに
ボクは嫌いなとこ含めたキミの全部が好きだから
そばにいてほしい支えてくれ
ガラ ....
ふたりの時間を物語にかえるには
それはあまりにも短かすぎたようです

わたしの心は宙ぶらりんのまま
見事なまでに冷徹なあなたと
愚かな自分を悲しく見つめる
もう一人のわたしから隠れて
壊 ....
目に見える問題を片っ端から解決していこうと決めたら
ある日、突然、頭がフリーズしてしまった
まったく働かなくなった頭は
言葉通りまったく働こうとせず
僕は、食う→寝る→食う→寝る→食う→SEX ....
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
冬夜未聞人
人人見散鱗
前夜菊花上
君来問虚真
はじめて
カエルに触れて
眸はキャッキャ
はしゃいでいる。

それは
ほんの
小さな
眸そのままのカエルではあったけれど。

そのカエルが
眸に
ビュッと
おしっこをして
 ....
硝子細工の
幾つかの重なりは
小さな風の溜まり場をくるくるとかき混ぜて扉を揺らし
丘に続く小道を夢見るのです

夏が降り
気まぐれな模様を織りなして
あのひとの指に留まった雨粒が私の
 ....
朝食の
トーストとコーヒーの間に
そのものは存在する
点々と どこまでもつづく血痕を
追え
賢者の道よりもまず先に
なすべきことがある
埋められた{ルビ蹠=あなうら}
ますます増長する ....
ひたむきに、ひとをあいすることをするひとがいて

わたしは、そのひとをひたむきにあいしたいとおもいました
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
めぐる暗闇れもん005/5/22 21:20
夜話1*05/5/22 21:13
過ぎていくたもつ605/5/22 20:46
吸血鬼天使005/5/22 20:08
今はまだ笑えるから。005/5/22 20:02
幸せの永遠005/5/22 19:56
空の料理人さん服部 剛3*05/5/22 19:51
モラトリアム蝶番 灯105/5/22 19:32
六月第一営業日吉岡孝次005/5/22 18:09
青春歯車[group]無知アコ1*05/5/22 17:44
1/f のゆらぎ (3)千月 話子3*05/5/22 17:29
1/f のゆらぎ (2)7*05/5/22 17:14
  (精神を安定させてくれる徒然書き)「ま」の字4*05/5/22 17:02
1/f のゆらぎ (1)千月 話子8*05/5/22 17:00
児童室ふう4*05/5/22 16:42
"愛おしい"瑠音005/5/22 16:05
呟いてみる(星)桜 葉一105/5/22 15:13
君の掌HEDWIG0*05/5/22 14:59
はじめての メール砂木8*05/5/22 7:16
虹とか六弦6*05/5/22 6:37
下野田代深子1005/5/22 6:30
そばにいてくれと願うひで105/5/22 1:33
壊れたLP盤フォマルハウ...2*05/5/22 1:16
再起動ヤマト1*05/5/22 0:53
星めぐりはな 39*05/5/22 0:28
冬夜まちぼうけの...105/5/22 0:17
眸のカエル草野大悟005/5/21 23:34
或る夏の理由 「風の通り道」藤丘 香子33*05/5/21 22:31
存在[group]岡部淳太郎4*05/5/21 22:23
恋 と 愛シギ105/5/21 22:06

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