毎日は同じことの繰り返しのようでも
少しずつ違っているものだから


通勤電車の吊革をつかむ
君はまるで風に揺れる果実のように
その身を進行方向に傾けている

列車のドアが開くたび
 ....
海岸を歩きたい。
サンダルを引きずって。

花を育てたい。
誰にもないしょで。

野菜ジュースが飲みたい。
もろもろモロヘイヤの。

ペットボトルの中の
気味の悪い色をした液体が
 ....
どうしても言えない“ハロー!ピース!”を
惜しげもなく言っている夢を見た
誰がなんと言おうと夢でした
どうしようもなく夢でした

無邪気に“ハロー!”と言えない僕は
まともに挨拶すらできな ....
手首の傷 生き永らえた人類の証
滑り台を滑った後の靴に入った砂の数をかぞえて
もう自分に残された物は少ないと知る
顎から発達する上向きの旋律
ちぎれた雲からのぞく太陽
あれだっていつか消滅 ....
種もつ闇の
ちらかる 真昼

夜から じっと
はりめぐらせた

たんたん ひとつぶ あまい 夢
たんとん ひとなみ ふるい 風

かすれた なきごえ
かみきる したあご
 ....
傾斜した視界には、
卑猥なモザイクもないから、
グロテスクなまでに素敵にエロティック。

桃を剥くみたいにピンキーな、
林檎の芯みたいなニードルで、
カカオの噴水はエレ ....
あなたがいないと
笑い方を忘れて
しまう
あなたがいないと
毎日どしゃ降りの
雨に
なってしまう
あなたがいないと
愛するってこと
わからなく
なってしまう
あなたがいないと
 ....
とれたての おれんじいかが
今なら 安くしておくよ

隠し味には おれんじの
もがれた時に 流した涙
これがすっごく甘いんだ

とれたてのおれんじいかが
今なら 安くしておくよ。
人の形をしたもの
それは目の前の君と何が違う
そこにあること
そこにいること
折り畳まれたレゾンデートル
展開されたイリア
人形と人間
僅かに隔てるもの
人の形
人の間
戸を閉め
 ....
夢見てラブソング
耳元から零れ落ちるの聞きながら
遠い彼方の貴方の謎解きゲーム
渡されて涙零れ落ちる前に
降り注ぐ私の黒い千羽鶴
零れ落ち消えてく私の
夢見たラブソング
僕の頭は
手榴弾

破壊するの
は簡単だ

理性という
たった一本のピンで

狂気は
抑えられている


今、君は
そこに
指をかけている

ぼくは
君に悟られない ....
電波に乗って歌います踊ります
今日の喜び組はスタジオに五名

VTRスタート!
 杉並区のKさんは
 鼻毛占い師です
 今日抜いた鼻毛の色で
 明日の運命が分かるのです
さあ喜び組が歌 ....
少女≒純粋
少女≠純情
少女≫無垢
少女≪妄想

この不思議な
視線に塗れた

存在

少女が少女であるとき
それは少女という妄想

汚した存在が
汚れないことを望む

 ....
きみの涙は、
僕が舐めてあげる。

きみの瞼も、
きみの耳も、
背骨の窪みも、
おへその穴も、
その淡い茂みの奥も、
みんな僕が舐めてあげる。

おいで。
世 ....
将来のことが不安で、とかじゃなく
ただ、ただ単に
明日が来るのが怖い
って夜がたまにある

なぜだかは分からないが

ただ無性に明日が怖いのだ

夜はひたすらに眠れず、かと言って
 ....
把みきれない現実に
心が過剰で収拾がつけられない
はみ出してゆく言葉たちが
僕を取り囲む時空に傷をつけてゆく
瞳はいつも怯えたように見開かれてしまう
何故対峙してしまうのだろう
何故融合で ....
近寄って
離れて
また近寄って
また離れて

ああ。目が回る。
酔った。

ユラユラ
2本あしの位置は定まらないまま
わたしはどこへいけばいいの?

また人のせいにしたりして
 ....
俺は仕合わせだ
今日も煙草がおいしい
俺は不仕合わせだ
マッチがそろそろ無くなる

俺は仕合わせだ
一緒に電車に揺られている
俺は不仕合わせだ
身近な人を愛せない

俺は仕合わせだ ....
月が若くして往生する
鮮血に染まった糸 龍を絡め取り
瓦礫の帯が残され 紅白の
煙突から水が溢れ 鉄橋を
渡る収穫人 何もない
剥き出しの海を 楢が
這ってゆくモノクローム
飛沫は月 ....
きみの長い睫毛の先で雨の雫が虹色に輝くのをぼんやりと眺めながら

ぼくが死ぬ最期の瞬間に思い出す映像がこれだったらいいのに

と思う六月
今日

目玉が汚れていたので

そのかわりにビー玉を入れてみました。

とてもきれいな景色です。

だから

あなたたちの

ニヘラニヘラした顔は

渦巻く光に飲み込まれて ....
真夜中のとばりに一人きり
風の音に目を覚ます
横に眠っているはずの君は
ここにはもういなかった

君は私の右腕に頭を預け
その髪の匂いに微睡んだ夏
あれからいくつもの季節が過ぎたけど
 ....
『あの、ちょっと質問、いいですか?』

「なんですか?」
(人殺しの娘は人殺しですか?)
「え、そんなのわかりませんよ。」
「誰に聞けばわかりますか?」
「うぅ〜神様に聞けばいいんじゃない ....
かなりむかし
子どもの頃には神様がたくさんいた
崩れそうな石段を登ってゆくと
空がだんだん近くなって神様が降りてくる
樹齢千年の銀杏の樹のてっぺんに
神様はいらっしゃるのだ と神様が言った
 ....
瞳は深海で息をする澄んだ水
氷加えたような冷たい唇に最後のキスをして
愛してた 例え人形になってしまっても

もう君は笑わない…

日が射す花畑家を歩いてる
棺の中で其れは本当に歩いてい ....
何度目かの電話の奥で
口笛が聞こえた気がする
鼻歌だったのかもしれないけれど
もう遠くて追いつけない

近づいてくる海岸線からは、遠くは見えない
近くなら、というとそうでもない
指先はど ....
ぴりぴりと 背 いたんで
ぴりぴりと 背 きしんで
ぴりぴりと 背 のばして

朝からぴりぴり 背がいたむ
朝からびりぴり 背がいたむ
朝からぴりびり 背がいたむ

背 ....
ポストになりたくて男は
ポストの隣に立ち大きく口を開けた
ご丁寧に首から
「本物のポストです」
と札もぶら下げてみた
けれど誰も手紙を入れてはくれない
華やかに装った初老の女性も
 ....
 街は停電していた。僕等は街外れのバッティングセンターへ向かっていた。
夜だというのに「竜巻が渦巻いているせいだ」という友人はヤンキーで
彼が走らせる車は、真っ暗な交差点に渦巻くいくつかのそれをか ....
空を見上げる。
僕は浮上した
「夏の夕暮れよ、すべての存在をハンマーで叩く響き
僕は焦がれていたのだ
紙飛行機を投げたその時から、大炎上している」



子供の頃
白と黒の水の中に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
その角度でベンジャミン9*05/6/1 6:52
生活かのこ805/6/1 5:07
僕の言えない“ハロー!ピース!”F (fro...405/6/1 3:13
一人残らず死ねばいいカンチェルス...3*05/6/1 3:04
座る 真昼砂木14*05/6/1 1:54
「 傾斜。 」PULL.4*05/6/1 1:21
依存小倉 夢可205/6/1 0:59
おれんじくしゃみ2*05/5/31 23:58
人の形をしたモノ紫音005/5/31 23:53
夢見たラブソング[group]yuma105/5/31 23:24
PINEAPPLE043BLU...205/5/31 23:11
喜び組紀ノ川つかさ105/5/31 22:56
少女命題[group]紫音0*05/5/31 22:55
「 xK, 」PULL.2*05/5/31 22:50
おやすみの後でヤマト505/5/31 22:19
scratches塔野夏子8*05/5/31 21:49
恋に愛な者無知アコ1*05/5/31 21:45
雨降り空の下の、小さな。[group]虹村 凌9*05/5/31 21:35
大山猫005/5/31 21:07
驟雨[group]大覚アキラ205/5/31 20:34
今日のこと六弦2*05/5/31 19:52
私の横に今いない人快晴11*05/5/31 19:20
100人会議ヒビノナコナ105/5/31 19:12
ぼくたちの神様yo-yo5*05/5/31 18:00
棺の世界で*くろいうさ...105/5/31 17:29
霜天905/5/31 15:38
005/5/31 15:00
たもつ805/5/31 14:47
yankeeプテラノドン6*05/5/31 14:09
*表面張力*の夕暮れみずほ太陽105/5/31 13:38

Home 戻る 最新へ 次へ
5690 5691 5692 5693 5694 5695 5696 5697 5698 5699 5700 5701 5702 5703 5704 5705 5706 5707 5708 5709 5710 5711 5712 5713 5714 5715 5716 5717 5718 5719 5720 5721 5722 5723 5724 5725 5726 5727 5728 5729 5730 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.14sec.