右も左もわからなくなったら
手のひらをみればよい

右の手にはひらがなで
「て」と書いてあるから

そうやって教わった
あの頃まで振り返る

何かこの先に進むための
ヒントがあるよ ....
うちあけることは、むつかしい

しろながすくじらが
{ルビ吼=ほ}えるとき
わたしは
ちいさく「え」と鳴く

しろつめくさが
幸せを茂らせるとき
わたしは
亡霊とかけ落ちする

 ....
花は
咲きました
果てしなく
遠い色をした
沈黙の産声を放ち
それは
ここに刻まれています

みわたす限り
墓標の無い地平(こんな世界があるとしたら)に
墓穴をほり
ここに
種 ....
いずれにせよ
暮れていく日は
潤みをおびて
今日を終える

熱いうす紅色の
暗さに泳ぐサカナの背には
虹色の羽が
時をうけてはためいている

空の濃さが増すにつれて
キミの輪郭は ....
人がひとりいなくなった

飲みかけのモカと書きかけの手紙
開けられないままのプレゼントを残し
生活の一切を置いたまま
こつ然と消えた

彼女の胸元のホクロが
左右どちらにあったのか
 ....
あいしてる なんて
恥ずかしいことをつぶやいたのは
目をとじる一秒前

とけこむように夜になれば
のどの奥から舌をつたって
やわらかなわたしが外へ流れる
うごかない小指だけを
体に残し ....
はかりしれないほど
スィートな加速度で
ぼくたちは走っていたので
日々の円周ばかりを、何十回とまわり
あしたの記憶だけ
どこかに置いてきてしまった


クラクションが、鳴ってる

 ....
幕が下りてショーが終わる
一瞬の静寂
訪れる夜明け
引き戻される憂鬱
後ろ髪の
パラレル
憤りの放出
やるせない排出
追いかけるものを
ベッドの片隅に置き去りにして
ビルが私を迎え ....
すきまぬって
おまつりだ

すきまぬって
たいこたたこう
おまつりだ

ふえもふこう
さけものもう

すきまぬって
わらおう

おまつりだ
おまつりだ

すきまぬって
 ....
あすとらっど じるべると

あなたを あいしています と

うたっている

わたしの こらそん と

うたっている

たんなる ひとりの

あすとらっど じるべると が

 ....
はじっこに
水が
たぷたぷと
押し寄せる

はじっこに
水が満ちたら
翼が生え


と ん で い こ う

おおぞらへ?
いいえ
うみのそこ

まだ、行ったことがな ....
あなたの胸で
私の名前が
今にも
消えそうだったから

蛍光ペンで
名前の上に
きゅっと明るい朱を入れた

それも
いつかは消えるから
名前の回りをぐるぐると
ボールペンで囲ん ....
星を掴もうとして
空を掴んだ少年
虹を掴もうとして
空を掴んだ少女

手の中に残される春の
薫り
晴れやかで
もの悲しいざわめき

包囲される核心
否応無く起こる革新
砂の上の ....
僕の口から出るあれは
すべて出す必要はないのだろう

締まりのない思考が
余分な脂肪のように
ぶくぶくと脳ミソにつき始める

これ以上
頭でっかちにならないよう
必死に余計な言葉を
 ....
1
二枚のフェンスで 四つに区切られたアスファルトの 見渡す限りの広さしかない平面 北西ブロックの西北西地点より南へ まっすぐに白線を引く 上空で飛び交う無数のテニスボール 雨のように降り注ぐテニス ....
ひとり部屋の中

 あなたを想う


恋だと思っていた赤は
食べかけの林檎みたいに
淋しい音がした
 教室で心くだいた
 日々も過ぎ
 今日はすずろな心地です。


 いまや厚い雲壁の鎖はとかれ
 世界はつめたく
 何も教えてくれません。


  それは幸いなるかな…


 ....
おとなって、なんなんだろ?
「最近の子は、マナーになってない。」
「最近の子は、敬語も使えないのか。」
「最近の子は、いわなきゃ何も出来ないのか。」

そんなこというけれど・・・・。
あん ....
いつもと同じ空。
いつもと同じ風。
いつもと同じ時。
いつもと同じ君。
いつもと同じ僕たち。

いつもとかわらない笑顔で、
いつもとかわらない声で、
いつもとかわらない香りで、
いつ ....
世界は消えた。
今は、僕と言う個人が個人としてのアイデンティティとやらを活用し生成した【空間】とやらで
僕と言う個人は生きているらしい。
僕と言う空間には僕以外の誰もが不可侵であり、侵入は不可能 ....
小さな箱庭から眺めて四角い空
造られた白い雲は紫に染まり泳いでゆく
僕の視界からはすぐに消えた
冷たいコンクリートの香り
重い鎖に繋がれた身体に自由は――

純白の羽根の天使が僕の前に降り ....
瞬きはしょぼしょぼなまるで朝方みたい
起き抜けの不確かさに
細めきった目が捕らえるのは
海辺を歩いている己の
啼き土砂踏みつくす音
歩く靴はやや
それっちゃけてたけれども
お構いなしとポ ....
頭上一面に広がる
果てのない青空
雲も 霞も 霧もなく
手を伸ばしても届かない
高みに
もっと高みに
果てのない青空
抱えきれないほどの
太陽光の乱反射

中空に浮かぶのは
ピン ....
壁にある画鋲の穴が小さく目立たないってことは知ってる。
新しく買った掃除機が昔の黄緑の掃除機に比べて音が若干低いことも知ってる。
あの人の友人Kさんは食事の後に自分でタバコを作っていることも知って ....
スキットルズのサワーを歯痒く

ハーシーズの甘さに水を欲しがる

ボルヴィッグでうるおす前に

カッチェスを手にとると

早速M&Mをひとつほおばって



甘い物に狂った男  ....
このメガネについて来い なぜなら私も妄想派のアキバ系だったから
このメガネについて来い なぜなら私もユニクロが永遠にトレンドだと思っていたから
このメガネについて来い なぜなら私もアニメだけ見てれ ....
焼け焦げた翼はもう 私を空へ連れて行かない。


 僕だって目を失ったのだ、でも生きてる。
 君も僕も。


犬さんはそう言う。
でも。


 翼を失った鳥。
  ....
住人はとうにいなくなったらしい
不思議ときれいだ
レースのカーテンが風にふくらむ
明るいキッチンの
テーブルの上に 氷ざとうがある
グレープフルーツくらい大きい


甘い


い ....
「さよなら」

さよならの向こう岸
夜の闇にかくされて見えず
ないと思えばなくなる
来週の今頃にはまた



「衝撃のRGB」

路面電車にて
ぐらぐら揺れる
場面
(某列 ....
     ひと、
     ひと、ひと、に
     あふれている
     まちのとおりには
     ひとつやふたつの感情が隠されていて

     屋台のまえに立つ
    ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
6*05/6/4 8:56
白の系図こしごえ13*05/6/4 6:09
刺青4*05/6/4 6:08
5*05/6/4 6:07
不在証明[group]クリ1*05/6/4 2:55
ゆめのなか竹節一二三205/6/4 2:43
クラクションが、鳴ってる望月 ゆき13*05/6/4 1:30
終幕のあとに紫音1*05/6/4 1:30
おまつりこむ5*05/6/4 1:25
ボサノバ405/6/4 1:21
はじっこ[group]ふるる8*05/6/4 1:07
蛍光ペンでできることuminek...3*05/6/4 0:51
忍び寄る陽に怯えて紫音005/6/4 0:38
言葉のダイエットポンテク3*05/6/4 0:33
隆起黒川排除 (...105/6/3 23:51
half toneユメミ リル3*05/6/3 22:24
ガリラヤ郷愁石垣憂花11*05/6/3 22:19
最近のおとなは。天使205/6/3 21:53
あんまりつっこまないでくださいね。005/6/3 21:43
セカイハキエタyuma405/6/3 21:19
箱庭AKiHiC...3+05/6/3 21:16
_ayu-m005/6/3 19:11
ひとり暮らしとうどうせい...9*05/6/3 18:33
知ったかぶりの無知アコ2*05/6/3 16:50
bangayu-m105/6/3 16:28
民衆を導くジュウのメガネマスイジュウ8*05/6/3 15:18
「キツネ」という絵本を読んであさみ005/6/3 15:03
甘い廃屋ヤギ2*05/6/3 14:39
4tunes for aozora或本仲一朗105/6/3 13:56
おまつりたにがわR105/6/3 11:52

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