キリギリス症候群になったウミヘビは
南の海に潜ったまま行方が分からない
毒牙に噛まれた男たちが仕返しを企む
そんなことは知らないままに春が来て
ウミヘビは冬眠から醒めた
南の海にも冬 ....
我が町の
奇商組合員の中には
やどかり不動産もいて
地見屋のように日がな一日
干潟を歩く
歩くついでにゴカイでも掘ればよいのに
目を皿のようにして
宿のないヤドカリを探す
着物 ....
なにもかんがえなくても
心臓が打つように
こうしてすごすのが
あたりまえになっていた

息を吸えとか、酵素を出せとか
痛点からの刺激に反応しろとか
具体的に生きなくったって
生きてゆけ ....
僕等は話した――
いつでもない時のことを


音声が行き交った、焦点は結ばれなかった。
それは戯れだった、
語の群れの、
午後の戯れ。


僕は既に複数形だった、いくつもの相反する ....
雨が降っているのかと思った
窓の外を見る
なんだ 風が木を擦る音か
だって空はこんなに晴れてるんだから

と 思ったら 雨が降っていた

 ぱら ぱら ぱら

おいおい どうしたって ....
金色のさかなが
水と
ひかりをはじき

つややかな
ひふのしたの
美しい肉体が
私の腕の中で
ゆるかかに波打つ

(つややかなひふのしたの
美しい肉体
私の腕の中の)
急な坂の上から見える


星空が、
ネオンが、
犬の遠吠えが、
テールランプが、
鉄橋が、
最終列車が、
ガタンゴトンが、
嘘が、嘘が、嘘が
水面にゆらめく、


急な坂を ....
僕は愛されるのが恐い癖に
愛してくれと君に言う。
身勝手な僕の注文に君は我侭だねと囁いて
強張る僕の身体を引き寄せる。
縮こまりながら情けなく震える僕は
ほんのり優しさの残り香を感じてる。
9・11
あのときの衝撃をボクは忘れない
あのとき
ボク


牢獄から開放されたように
とてもスッキリした

そこに人がいて
大勢死んで
そんなことは想像しなかった

ただ ....
小さな島に渡り鳥。
波打ち際にしゃがんでは
何でもできると思ってた。
たくさん仲間を集めては
大きな夢を語ってた。


小さな島に渡り鳥。
旅立つ若鳥眺めては
無性にくやし ....
おふとんのうえ
ごろん、とだいのじ
そのきもちよさで
のばした ゆびさきに
うちゅうがちょっこっと
ふれてる
めをとじると
おほしさまの
ちかちかが
まぶたを
とおりすぎていって
 ....
   か           
  ん い          
 だ   だ    きしきしき
い     ん       し
 か     か       
  ん     い       ....
言葉でなにを伝えられるのだろう?。
言葉でなにを伝えたらいいのだろう?。
言葉でなにを伝えればいいのだろう?。

言葉でなにを言えばいいのだろう?。
言葉でなにを言えるの ....
それでも無理だと笑う。
どうしようもない蟠りが欺いて時に跪いて私を救う。
救うって?バカじゃないの。
そんな思い込み。私の思考回路は単純だ。
すぐに糸が解けて
また絡まって
解けて
絡ま ....
朝の駅の構内で
改札の向こうからホームの階段を上る
黒い制服の青年が障害を背負う体を傾けて
こちらに向かって歩いて来る

眼鏡の奥の瞳には
いつも光を宿らせて
不器用な歩幅を
一歩  ....
{引用=
ポケット
いっぱいに
花のタネ

君はどれだけ
たくさんの
花を咲かせる
のかな


嬉しそうに
ボクに見せる
君の目には

もう
たくさんの
花が咲いてい ....
レントゲンで見ると
親知らずは4本とも真横を向いている
真横を向いて他の歯を押しているもんだから
時に
歯茎の断層が崩れ大地震を引き起こす
それはもう
大地震だから
ガタガタと唇が震え続 ....
こんなにも晴れた6月の空に
真冬の海岸を思い描くおれは
きっと悪い生き物なのさ

見ろよ
薄汚れた灰色の鳩たちが
真っ白い鳩を追い回す

ねえ ママ あそこ見て
ほら
鳩さんたちが ....
    


気づくと右手は濡れていて
描きはじめたばかりの夜に
銀色の線を引いてしまった
見る間に乾く三日月の下に
明日の朝には消えてしまう
羽や光を書きつらねていた


隠さ ....
背負つていた物が全部滑り落ちたから

もう其れなりに楽をしてるよ

君は如何

あたしが余計に

君に何か押付けてしまつたつて事は無いかい


極々稀に君の云つた言葉を思い出そう ....
細倉鉱山は
日暮れにどこかへ通じていく。
無人の坑道の先にあるのは
 ほんとうの地名か
親しい人のまぼろしか。

 夜,蔵王の山陰に
たよりない記憶はのみこまれ
 吹き越す風に
   ....

知らない住宅街を
自転車で走っていたら
なんだか怖くて
気がついたら
みんなが家の前に座っていて
ああ困ったな
困ったな
そう思いながら
わたしはペダルをこぎ続けて
前から
 ....
ぷくぽん!。

ぽんぽんぽぉーん。ぷくぽんぴん!。
ぽんぽんぽーぉん。ぷっぴっぽん!。

ぴんたりらりりん、ぽんたりらららん!。
ぽんたりらりりん、ぴんたりららびん!。 ....
 見上げてみたところ、誰もが手を取り合ってる様子。「やあ」とか、
「またね」とか、迎え入れる言葉はまだまだ尽きない。
とあるレストラン。ナプキンの上に置かれたままのナイフとフォークは
スプーンに ....
一度だけでいいんだ
僕の頭を優しく撫でて欲しい
ずっと望んでいた貴女の手
ゆっくり僕を癒してくれたなら
きっと涙が頬を伝って
堪え切れなくなって

呼吸さえ苦痛だと思える部屋
この存在 ....
丘の上の大木は
夏には皆に清風を
雨の振る日は雨宿り
雪の降る日は傘になり
誰にも優しい安らぎを
与えて生きているのだと
皆のために役立って
皆を守っているのだと
木は自負して立ってい ....
薬剤師のエクソシズム : ヤクザ医師の絵、糞、{ルビ沈没=しず}む
脅迫めく悪魔祓いの声 : 教派組め苦悪マハライの子へ
暴行容疑で連行されて : 膀胱用ギデレン坑、去れ、手
帰らない朝焼けの部 ....
夏の訪れるそのすこし前に
乳首のあたりの産毛を剃ってみたのは
それはわたしが見事なまでに
馬鹿な女だからです。

浴槽でマリリンのことを考えて
女として生まれてきたことを
面倒くさいと思 ....
泥船に乗ってしまったと
退廃色の涙を流す
行き着くところは地獄が浜と
漕ぐのも忘れ泣きじゃくる

独りぼっちが淋しいのなら
私も一緒に乗りましょう
沈んでしまえば手に手を取って
別の浜 ....
呼吸を一回
呼吸を一回
呼吸を一回
呼吸を一回
白壁の空調ダクト
白壁の空調ダクト
白壁の空調ダクト
ガタガタ
ガタガタ
ガタガタ
ガタガタ
ガタガタ
ガタガタ
ガタガタ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
 キリギリス引退劇あおば305/6/7 0:25
やどかり不動産2*05/6/7 0:16
いろだけになるたりぽん(大...505/6/6 23:59
相反する時制で安部行人505/6/6 23:58
晴 時々 雨 後櫟 伽耶0*05/6/6 23:20
FISHKaorin...405/6/6 23:14
夜 景043BLU...305/6/6 22:59
マフラーyuma105/6/6 22:55
衝撃のあとに紫音1*05/6/6 22:46
渡り鳥m105/6/6 22:46
なつのよる玉兎4*05/6/6 22:21
責任オブジェクト槙田雪305/6/6 21:10
「 月曜日の言葉。 」PULL.3*05/6/6 20:48
隣の赤十字病院には無知アコ005/6/6 20:42
傾いた背中の青年服部 剛10*05/6/6 19:58
仮)FLOWER043BLU...105/6/6 19:57
親知らずYASU305/6/6 17:51
テロル[group]大覚アキラ3*05/6/6 17:03
描夜(指)木立 悟305/6/6 16:35
願望蝶番 灯105/6/6 14:36
裏奥羽朝倉キンジ8*05/6/6 14:34
夜の自転車チアーヌ805/6/6 13:41
「 一服ぽん!。 」PULL.1*05/6/6 8:49
マナー違反プテラノドン5*05/6/6 7:16
虐待(それでも——)AKiHiC...505/6/6 3:46
ひろよ5*05/6/6 3:27
懲役2年執行猶予3年 : 腸液に念失効U予算念大覚アキラ2*05/6/6 1:56
ぴぴっぷどぅ。かのこ205/6/6 1:05
ひろよ3*05/6/6 0:56
サーキュレーション黒川排除 (...105/6/6 0:35

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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