紅い雲を眺めながら
飛ばした自転車の
速度とか
漕いだペダルの
重さとか
まだ鮮明におぼえてる
あの日の風は
ことさらに透明で
沈んでゆく太陽の ....
気が付くと、僕は森のなかにいた
目の前に少女が立っている
僕は、その少女から目が離せなくなった
上空から光が差し込んで来た
僕は、すぐにそれが言葉だとわかった
「これは言葉よ」と言う意味だっ ....
蒲公英
背の高い蒲公英
雀を追って降り立つ鴉の
姿を覆い
目を眩ませて
揺れる蒲公英
鴉 悲しいか
雀はいない
揺れる緑と緑の隙間に
わずかに震える渇いた土が ....
窓を開けて
真夜中の空を見た
何千億の星が
僕を見てた
タバコに火を付けて
一息つくと
僕は大きく息を吐いて
きれいな夜空の空気を吸った
{引用=またひとつ、なさけない歌}
#1
夜は水のように滑らかで
闇は塩のように喉にひっかかっている
残る思い
その中で 何故と問う暇もなく 男は死んだ
海の そのくるった観念の中 ....
いくつもの言葉を並べて
伝えたい言葉を選んで
君に手紙を書きます
だって
口じゃうまく言葉を繋げられないから。
この紙切れ一枚に
僕の気持ちを打ち明けよう
....
もしかしたら
夢は辛いもの
もしかしたら
旅は寂しいもの
もしかしたら
愛は苦いもの
もしかしたら
痛みは大きなもの
だとしたら
人は偉大なもの
「バカ!」
「アホ!!」
「ドアホ!!!」
そんなことわかってる。
....
泣きながら読んだ絵本を覚えている
誰かが何かを失くす夢
とてもとても大切なものだったり人だったり
走って走って!あの海岸線の向こうまで
世界中飛び回って探したとしても
その大切なものはも ....
今日もイイにおいがするなぁ〜。
僕の日課は、臭いをかぐごと。
今日は、カレーだ。
今日は、焼肉だ。
今日は、お好み焼だ。
今日は、ステーキだ。
今日は、焼き魚だ。
今日は、エビフライだ。 ....
ふとした瞬間。
あの世界へ行きたいと思う。
どうする事も出来ずただ、渇望する。
でもきっと、あのフェンスの先には僕らの望む世界がある。
さぁ、そのフェンスを越えろ。
奇跡のような、君との出会い。
ときめいた時には、すでに抱きしめてた。
君のこと、誰よりも愛している・・・
君のことばかり考えて、ほかには何も考えられない。
どうして、こんな気持ちになってし ....
ふでばこを開けると
アフリカの草原が広がっていて
夕日に向かって一人
お相撲さんが
四股をふんでいる
何故あの日
僕はふたを閉じてしまったのか
守るべきものなんて
まだほんの少しだ ....
自分で引っ張りすぎてしまったゴムを放すのが恐くてどうしたらいいのか立ち竦しているようなそんな気分の瞬間
子供の頃はその気になれば空を飛べると思っていた
たぶん人間だけだろう
大きくなる代償に
少しずつ少しずつ
心の中の何かが壊れていくのは
何かを捨てなければ大きくなれない
そんなこと ....
そういうの
わかんない
で済ませてしまいたいのだが
なかなかそうもいきそうにないので
ねずみっ鼻をつけて逃げる
とっとと捕まえてくれ
満月に君がニャ〜って鳴けば ....
月曜の夜はあまりにも長く
すぐにやってくる
その、ためいきの理由は
忘れた
ということにしておいて下さい
きづかないうちに染み付いた
ものですから
ちょうどあの夜
降っ ....
曖昧にしたまま置き去りにするうちに
多くは忘れられてしまうから
忘れられたものと結びつく他のことまで
曖昧になってしまうんだ
あいまいみーまいん
私は私の私を私のものとすることができない ....
私のことなど
忘れて眠れ
私のために
私よ
ねむれねむれ
夕暮れに出会ったあなたと
お酒を飲んで
煙草を吸って
ホテルに行って
セックスして
テレビを見て
お水を飲んで
別れた
通りをふらふら歩いていたら
太鼓の音がぼんぼんぼんと
聞 ....
いつでも石を
なげつけ られたがる
ひんぱんに騒ぎを
おこさずには おられない
そんな人たちの そばでは
君はどんどん奪っていく
やすらぐ
はずの思い出を
蒸発するだけの
存在と
信じられたらよかったのに
どれだけ
季節を繰り返し
君が過去へと沈んでも
君はどんどん奪って ....
目が覚めるまで
沈潜していた球体な淡さ
とっておきの熱量で
浸透し
静かに生起する
春の木陰
突然の雨に
学校帰りの子供の声と小鳥の囀り
春の全部 ....
夜明けの風にほどかれた
雲の帯をたぐるように
よぶように手を伸ばす
朝日 そのへりにそって歩くぼくを
路地の無音のスピーカーが振り向かせる
民家の中 ただひとり
あのひとが嘲っている
日 ....
時間を移動する物体がある
精神を乗せた物体である
「超低速」といっても
時間と同じ速さである
ただし3分遅れている
それが僕
ゆえに僕は3分遅れている
産まれてからずっと
....
自立決定自己愛共感個性確立
くりかえす。
3歳児クラスの高島先生は、
少し思う。
育てることが私のシゴト。
育てることは私のヨロコビ?
園長先生も、時にたゆたう。
こんなに自信の ....
鬱蒼と茂る蔦と枯木が這う廃屋
誰も居ない清々しい生の匂い
なびく髪に感じる生々しい脈動
帰らぬ主を待つひび割れた扉
軋みながら倒れ逝く門柱
彷徨い込んだ痩せこけた犬
布団が干され ....
私の中のあなたとあなたのなかの私がこの世界でばったりぶつかり入れ替わったのだから
深呼吸の意味を教えて下さい
と、遥か空に問うのです。
朝鳥が木々を揺らして
飛び立つ足元から 追いかけてくる
化学物質を溶かし空 空間を
切り裂き 切り裂き飛んで行く
....
夢のまた夢だった。
子供の頃のワールドカップ。
クライフのプレーをTVで初めて見た日。
あの瞬間の衝撃を、今も鮮明に覚えている。
学校を休んで見に行った。
ワール ....
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