パラパラとガラスをたたく
大地から沸き上がるあつさと
ねつの滴りに
味サイが帽子を揺らす
アスファルトは硝煙のかおり
かさのはながさく
しばし 追憶にまどろむ
それはマサルとも劣らない
あなたはPPDでKCCな人だ
朝から晩までオレだった
闇を切り裂くバターナイフ
二文字で五行分ぐらい伝わった
だけど二秒ほどの恋愛
曇天なのにめちゃ暑い まるで ....
隣の隣の家が引っ越した
厳密にいうと隣の隣の家の人、だ
まぁ、隣であろうと
隣の隣であろうと
賃貸マンションに住んでいるのでどんな人かあまり詳しくは知らないのだが
とりあえず引っ越したの ....
紫外線浴びまくって躁?ようっ!つってトカレフでパンっ!ってな抗争状態だってNo 賞ぜんぶちょうだいや
どこまでも広がる海のスレイブ これはすべて塩分?きみがこれまで流したなみだの分 迎えに行くよ
....
あの頃
全ての流れ星を追いかけていた
水田に映し出される蒼い蒼い光の粒が
幾千もの時を越えて堕ちてくるのなら
山も川も空も海さえもそれを歓迎するだろう
光の螺旋を仰ぐ時
足元 ....
うつむくこころ
君の吐いたため息は
この山の斜面を
なめらかに降り
湖に細波を起し
田園の稲穂をかすめ
電線を揺らし
ビルの谷をすり抜け
橋の下をくぐり
小さく開けられた窓に
....
通り魔が居眠りする路上で
おれは通り魔を殺した
こわくない
おれはたった一人の人間だ
心臓と肺を持つ
たった一人きりの人間だ
長い長い
疲労感と倦怠感、頭 ....
友よ、お前の胸は張り裂けそうか?
生きている事を日々実感しているか?
火薬は足りているか?
導火線は乾いているか?
起爆剤はあるのか?
欲望は有り余っているか?
友よ、お前の心の爆発はまだ ....
もし大地震が
完璧に予告できたとして
その街を走り去る
列車の運転手の心情を
私はわかるだろうか
逃げる
人々を乗せた列車が
予告された日
街を通りかかったとき
平常の時速で走り ....
めらんこりーなんて
可愛いよ。
ほら、べっどの傍らにある
それでしょう。
ほら、ねこがにおいを嗅いで、でも離れた
それでしょう。
つまみあげ、捨てようとしたその時に
ひろわれるの ....
ぶどう電車が
大山崎の天王山を越えると
京都盆地は南西から迎える
ふり零れる時間の光の中で
21世紀の京都に
朝廷はもうないけれど
いつの間にか
ぼくの車両は
烏帽子を被った
....
筋肉の鎧着た蛮人が脂肪の塊の王様の首を食べたから
蛮人は華の都の王様になりました
塩を掛けられ萎びたナメクジが湯船に落ちてカエル泳ぎのカエルを丸呑みしたら
ナメクジは井の中の王様になりました ....
I don't give shit, yeah, I don't give a shit
How much you gimme your voice, love, body, touch
It w ....
ここで赤い魚の話をしてはいけません
最初の貼り紙は公民館のドアに貼られた
誰が貼ったのか
誰も知らなかった
次の貼り紙はあちこちのスーパーで見られた
誰が貼ったのか
店員も店長も知 ....
妹を
朝に沈める
たぷたぷと言いながら
夜の泡を
つぎつぎはじく
猪鹿蝶の住人たち
仕事くれの叫び
―不良債権ね
狂った阿Qが
濡れたダンボールを食って
叛乱に備えているよ ....
汽車の前で
にこやかに 笑ってる
男性達の 写真
選ばれた新聞記者の人達が
国で新しく建設したという
建物の取材のために 招かれ
出発する前に 同僚の記者が
見送り ....
黝い蔦 縊れた
果実は開眼した虚空
龍神の舌を裂いて決済する
仮面の哄笑
菩薩は燃やして仕舞おう
所詮 雨なのだから
兎の骨髄を小面が紡ぎ
樅の膚は藍に塗れる
砕けた僧が繕われ
雲母 ....
誰彼の
人生の一幕を引き受けながら
幾度の夜をくぐり
幾度の朝に停まり
巨大な車体は
物悲しくも
満足げにも
重々しい ....
仕事とわたし どちらが大事 って迫ったら
迷わず 仕事 って答えないでね
せめて3杯目のコーヒーまで
がんばって悩んでね
さんざん悩んだあげく
さも苦しげに 仕事 って答えてね
まちが ....
忘れない
高い小さな窓から覗き込んだ時間を
校舎の隅、零れていた笑い声の隙間に混ざった寂しさを
夏だった
世界がゆっくりと溶けていくまでの時間を
知らない、知ることもない
あと少し ....
二人の男がいた
一人はただ何もせず寝て日暮れを待ち
一人はただひたすら歩き夜明けを待ち
こうして二人は離れていった
一人はまたむくりと起きて月を眺め
一人はまたぽとりと汗をかき座った
こう ....
透明はいよいよ流線型に歪み
ところで季節も
そろそろ夜がいいではないですか
世界一小さい公衆トイレ(それはおれんちの、そして君んちのトイレ)
で、ギャルソンが生まれた。趣味の悪い蝶ネクタイをしていて
手に乗せた皿の上には、ご主人様どうですか?といわんばかりに
蛙の死骸が ....
タバコを吸うと、人生について語りたくなるのはなぜだろう。
………………………(爆笑)
{引用=
ぼくは
縛られることを
選んだ
それを
振り解く
自由を
選ばない
ぼくは
生きることを
選んだ
あの屋上から
飛び降りる
自由を
選ばない
....
あなたが
注ぎ込む
愛情
形ないのに
私の中で
一番
確かなもの
真昼、
通りの向こうで叫びがあがったが
どうしても人間の声にはきこえない
おれは対角線上を通りすぎ
日陰から振りむくが
すでに何も見えない
何が叫んだのか
何を叫んだのか ....
アパートの階段を
上がろうとして
あなたの部屋は
2階の真ん中あたり
これは夢だ
そう思いながら
わたしはドアを開けずにいられない
小さな1口コンロで
焼きそばを作った
火力が弱いか ....
わたしの体の真ん中に
小さな芽が
顔を出しました
わたしはその芽を
大切に大切に
育てようと思いました
その芽は私の体から
養分を取るので
わたしは土になりました
数ヶ月 ....
洞穴がある
洞穴は洞穴じゃなかった
洞穴は、山か土か岩か。
洞穴は地球。
地球というよりは出来事
洞穴があるのは
洞穴を見つけたから
洞穴をウサギが横切る
洞穴に ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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