なにもない
 日曜の午後

穏やかな時間が 窓から吹き込んで
静かにカーテンが波打っている、箱。

『中途半端』が散らかった机
普通を演ってきた家庭に
重ね置いたものは酷く不安定

 ....
土砂降りの夜
誰かの声がして
ドアを開けると
疲れた顔の君が居た

あの時『幸せよ』と言って
微笑んだ
君の面影は
なかった・・・

子猫に弄ばれていた
真っ赤な手毬が
飽きら ....
http://www.ismusic.ne.jp/prof_pull/image/fatf.JPG
(Normal Version.)


http://www.ism ....
かなしい夏 ?


夏の首すじが
眩しい

何もすることのない午後

空気さえ発光している

しなやかな夏のゆびさきが
飽きもせずあやとりしてる

夏はあの木立のてっぺんあた ....
ビルディングの床は凍っている。最上階からアイススケート靴ですべりおりる。ループ状になっている段差のない廊下を滑らかに下っていく。窓は桟がなく360度のパノラマの風景を見ることができる。雪を羽のよう .... 二人をうたう歌が聞こえてくる
つらいとき側にいてくれたねって
悲しいとき一緒にいてくれたねって
歌っている

今日も僕は知らぬ顔をしている
寂しいことに気づかぬふりしてる
今日も1つの仕 ....
いつから二人
はじめたの
こんな、お遊び・・・

初めはとても楽しくて
夢中であなたを探してた

馬鹿ね
ひとり遊び
気付くのが遅すぎた

本当の、あなたを
見つけられずに
 ....
君のことなら
どんな事でも知りたくて
そう それはまるで
透明な水槽の中で
泳ぎ回る 君を見て
安心していた

でも、今気付いたよ
僕の目を気にして
どれも 君の本当の姿ではない事
 ....
空を飛びたいわけじゃない

からだいっぱい手のひら広げ

君を受けとめたいんだよ
 
川の向こうに
痛みが待っている
少女の姿をして
けだものの背にもたれて


得られないもののように笑い
届かないもののように立ち
詩わないもののように腕をからめる
 ....
僕はドイツの肉屋の息子
来る日も来る日もホルモン刻み
父ちゃん変態血まみれレバー
逃げた母ちゃん弁護士探す

僕と父ちゃん血まみれ厨房
来る日も来る日もホルモン洗い
排水溝には白いカス
 ....
かなわない恋がかなうことは稀だ。

それはもしかしたら、この世界でたったひとつの空や海が
自分のものでないことに似ているかもしれない。

その素晴らしい一端を感じると、憧れは増すばかり。
 ....
あたりまえだ

タイマー設定してたのだから

だが羽根がとまったとき

そこにわずかに情感が生まれた

羽根はぴたりととまらずあいまいにゆらりととまった

一般的に動いているものが ....
今夜
おれは冷めたグリーンカレーを
丁寧に温めなおして
ひとり寂しく食べたよ

白い腕輪のことを考えながら
クーラーの効いた部屋で
ビールを飲みながら
グリーンカレーを食べたよ

 ....
雨がしとど降る夕方にさえ
その図書館は
虹のなないろよりも多くの色彩にあふれているのでした

花はバラ色
空は空色
木々は緑

図書館に住む少女たちは
童話の勇気ある少女のように
 ....
パーカーのチャックを上げ
デニムのミニから
にょっきり足を出して
春の陽気を
歩いてみせる

こすれる
太ももの
皮膚の
やぶけそうな
ぷるぷる感
を感じるのは
見ている人
 ....
その昔、人間は言葉という
原始的な道具で意志を通わせていた

言葉によって人は傷つけあい
愛し合い、殺し合ってきた

やがて、言葉は時代と共に衰退し
意志を通わせる必要のない
今日の世 ....
薄暗い蛍光灯の光をあびて
シルバーのリングが色褪せている

長い年月
狭い部屋にひきこもっていて

時間を止めようとしたはずの僕が
いつの間にかとり残されている

友人はすでに家族を ....
仄かな暗闇の中で
ゆらゆら ゆらゆら
白い炎

外の水溜りから
嗚呼
声が聞こえる

そうして僕は見るのだ

引き攣り 強張り
目が 目が
閉じられない
 ....
良き友よ

お前の肩を
叩かせてくれないか
軽く 一度だけ

そして
良き友よ

おれの肩を
叩いてはくれないか
軽く 一度だけ


渾身の力を注がない分だけ
渾身の ....
君は言う
「あいしている」と
彼女に向かって 君は言う

彼女は言う
「あいしている」と
彼に向かって 彼女は言う

彼は言う
「あいしている」と
私に向かって 彼は言う

私 ....
「オレって、何ひとつできない人間だよなぁ」
「ねぇ、ちょっと手を貸してよ、ほら
 アタシの瞳から、大きな地球を隠せるじゃない」
「それって、誰だってできることだろ?」
「アタシの瞳を隠せるのは ....
じいさんが
あの世へいってからずっと
8ミリを回すと
青鬼が映る
8ミリを映写し
妻や子供との暗い部屋で
(僕だけが斜め下におり)
青鬼を見る
木や鳥居の影などに
七五三だというのに ....
望遠鏡で
反転する
数え切れない銀河と星たち

僕は「無限」と詠んだが
ほんとうは遙かに及ばないのよと
君は流れ星だって数えたりしない

  夜空に両手を広げて
  星を切り取る
 ....
教師という生き方があまり好きではなかった
ドラマの続きにばかり気を取られていた
頭痛がいつもひどかった
回顧録には間に合いそうになかった
今度こそはうまくやろうと心に誓った
新しいバラードを ....
おーい
いっぽうからこえがきこえる
だれかいますか
もういっぽうにつたえる
おーい
へんじがかえってくる
ここにいるよ
よびかける
おーい
おーい
たくさんのこえが
いりまじ ....
あれは3年前の夏

お前と出逢った

同じバイト先だった

明るい笑顔と優しさに

どんどん惹かれた

初めてデートして観た映画は

今でも覚えているよ


あれは2年前 ....
新しい惑星に
私はなりたい
あなたの

楕円軌道で追いかけて

あなたの日常を
照らすこともない

私は
小さな氷のかけら
それでも

見つめる
くらいはいいだろう

 ....
人との距離は
危うく計りにくい

器用が良いわけでなく
不器用が良心的でもない
礼をつくすばかりでは面白みもなく
愛を語るばかりでは生ぬるいだけだ

道に迷って
迷って迷って
辿り ....
全ての人に大切な愛だって
手に入らないこともあるじゃない
適当に感動して一日を潰した私
何もないのに無理やり泣いて
声が枯れたら
また日が暮れた


同じように過ぎていく時は
数 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
日常狂気[group]菅原 夕輝2*05/7/31 15:00
kimuko205/7/31 14:17
「 Face Against The Faith. - 視覚 ...PULL.3*05/7/31 13:55
かなしい夏[group]塔野夏子20*05/7/31 13:07
笑顔の浮力殿岡秀秋1*05/7/31 12:21
二人で過ごす歌が聞こえてくるあふみ105/7/31 11:51
かくれんぼkimuko1*05/7/31 11:32
透明な水槽1*05/7/31 7:24
ムササビベンジャミン5*05/7/31 6:47
そよぐ光木立 悟505/7/31 6:43
ドイツの変態肉屋のジュニアhaniwa3*05/7/31 5:18
かなわない恋葵 悠貴2*05/7/31 3:57
熱帯夜、扇風機のとまるとき/////405/7/31 3:48
ピーナッツバター大覚アキラ605/7/31 3:05
だいだい色の童話集佐々宝砂12*05/7/31 2:58
春は陽気だからKaorin...105/7/31 1:55
コトバ紀043BLU...205/7/31 1:02
浦島太郎ちゃんみもる305/7/31 0:54
現れた崩壊HARD2*05/7/31 0:44
それぞれの明日へ[group]千波 一也11*05/7/31 0:42
片思い神音305/7/31 0:38
てのひらイオン0*05/7/31 0:35
青鬼コモ谷905/7/31 0:34
銀河相克[group]たりぽん(大...405/7/30 23:51
県立高校[group]吉岡孝次205/7/30 23:26
こどく[group]アンテ405/7/30 23:11
@1 忘れ得ぬ人貴水 水海2*05/7/30 22:50
新しい惑星uminek...8*05/7/30 22:49
顔を上げてノクターン8*05/7/30 22:43
日々草々さき1105/7/30 22:40

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