わたしをのがしてください
なつのよはあつくて
そのままわたしをとろかしてしまいます
わたしをのがしてください
ならないけいたいをさしこんで
せめてみたしたいからだのいちぶ
あなたは ....
不覚にも
こころときめき
きみの一挙手一投足に
いちいち振り向くこの僕
恋なんぞ
有り余っているのに
何故またこんな
浮かばれぬ思いを
....
想う気持ちの
半分も伝えられないと
嘆くあなた
全部見せられたら
きっと
私は
疲れてしまう・・・
真昼の公園で
全身、汗にまみれながら
ジョギングをしている人がいる。
両の手に
ペットボトルを握り締め
汗に濡れ、体に張り付いたランニングシャツから
鍛えぬかれた筋肉の動きが感じられて
....
みどりに腐った冷酷非情の都市よ
海底に眠り死を死んでいるルルイエよ
今こそ浮上せよ
われら人類の歴史は今日
終わりの序曲を奏ではじめる
狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードが
ネクロ ....
立ちならぶ火の柱の前に
立ちならぶ木々
古い木々
影を浴びる水の子の
こめかみからうなじにかけてけだものは居て
道を流れる雨を見つめ
永い永い輪の上を
輪の外へ輪の外へとはば ....
Diaspora.
Wandering mind is
proof of freedom.
I wont to home town
that a wish is contrary.
A ....
見上げている空にも
今ごろ風が吹いているのでしょうか
雲がゆっくりと
あるいは形を変えて
あのやがては消えていくものたちのように
わたしももっと強くなりたい
8×8=64
64本も キメたら どこまで飛べるだろう
8×8=64
発破みたいに ブッ飛ばして
8×8=64
64歳まで 生きてるかな おれ
8×8=64
....
じめんにぶつけて
かどをおとし
いわにこすりつけて
かたちをととのえ
すなでみがいて
ひょうめんをならし
どろでこすると
やっとぴかぴかになった
さっそく
むねのおくにしまって
....
通り過ぎてゆく急行列車だけが
一瞬
地下室に心地よい涼風をつれてくる
急行通過。
不快指数はこの夏最高
顔面からだれかに霧吹きを吹きつけられているような
蒸 ....
温もりを重ねあえればそれは優しく愛しい痛み
いたわりが静かに染みて祈るように繰り返す
時々僕を邪魔するこびりついた劣等感と
不意に君を襲う耐え切れない寂しさも
悲しみを乗せた最終電車の ....
俺は「ありがとう」と言った。
朝起きてからずっと目の焦点が合わなくて俺は窓を開けて空は高曇りで
ノーテンキに雀が鳴いていて医者に電話をかけたら予約がいっぱいでど
うしてくれるんだ何か起きたら ....
燦々sunとおひさまサン
散々な夏とならぬよに
なつ なつ なつ なつ いけサマー
きサマとおれサマ どなたサマー
ゲコ ゲコ ゲコ かえるサマー
いるいるいるいる いるかサ ....
戻れないものとわかってはいても、
何故か振り返ってみたくなる。
わたしの歩いてきた線路の脇に
また他の誰かの足跡か
わたしの軌跡の足跡か
勝手に育った草花なんかが 咲いててくれた ....
熱い吐息に
幼い印象の前髪は
こころなしか
ゆれてしまって
ほほえんでいればよかった
時空の過失
それがゆるさなかった
遠く
白鳥座の
あれはなんだったか
暗く重く奥ゆかし ....
ひっくりかえって
わらってるじゃないか
わたしはヅ上に広がるビルの隙間を縫う
灰色の
と駆け出し
ああ、思い出というにも
おぼろげな
....
ゆうがたにつきすすむ ような リズムの環を掴んで 君らはながれ
はしにつつまれたこどうを
にぎやかなはおとで
ほうじ ....
ひとしれず
くさかげのはいいろに
ある男女のすがたあり
わたくしと
しねる?
ああ
それがさいごの会話だった
涼やかな目
はいいろが 濃くなる
しなやかでとげとげしい ....
魚になった
私の名を
呼んで下さい
{ルビ愛=かな}しみの風に 微笑みながら
道の空を泳ぐ
白い時に影を落しました
雲に溺れた{ルビ暁月夜=あかときづくよ}
{ルビ白露=しら ....
闇夜のなかで
怯えて震えるひとのとなりで
その闇に目が慣れるまで
ただただ一緒に目を凝らそう
闇夜のなかで
それでも「なにか」はあるのだと
気づいてからでも見上げること ....
すれ違った自転車の子供を
振り返る
白線が
鮮明に割き続ける
通学路だったアスファルトから
子供たちの声が古いものから順に遠のいてゆく
肌で増殖する蝉の羽の ....
AM4:00小鳥がパンを食べる。
AM5:00地球が太陽に会う。
AM6:00始発が動き出す。
AM7:00花が顔を上げる。
僕だけが何もしてない、何もしていない。
何も出来ない、何 ....
病を詩うなかれ
もし病が書かせるにせよ また
病ゆえに書かざるを得ずとも
病を詩うなかれ
死を経ずして死を詠むなかれ
死からほど遠くであくがれ
あるいは ....
カブトムシ
17匹
もらったの
貰い得の
キノコ
コクワガタ
タニシ
みんなよく来たなと
戦場で死に損なった父が
夏休みの天麩羅を揚げていて
熱いう ....
サイレン高らかに
救急車が交差点を横滑りしながら
すっ飛んでいく
コンビニの棚には
毎日のように見たこともないお菓子が
現れては消え
三日前に買い逃した新製品のガムは
たぶんもう二度 ....
ねえ、知ってる?
なんで言葉が出来たのか?
それはね・・
心を人に伝えたいから!
自分の気持ちを
相手に知ってもらえるって・・
素敵でしょう?
ねえ、知ってる?
なんで文字 ....
きらきらした
しずくが
そらからおちてきて
てをのばしても
とどかずに
じめんで
ぱちん
とはじけました
どうして
もっとはやくに
きづかなかったんだろう
もうにどと
うけ ....
パラフィンを溶かすセロハン
精液の寒気ハンバーガーサーキットshort-circuit反対者解剖学ショーは油がそれ
を捜すどんなカラー爆発マニアックの午後の昨日の機能停止の気が狂った協会が
剥き ....
四六時中の想いは
必要以上に
君と僕とが不可欠だから
必ず壊れてしまうよ
はぐらかそうって魂胆じゃなくてさ
短命に舌鼓は
哀しいなって思うんだ
ほのか ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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