わたしはあなたといると
バカになる
何もしたくなくなるし
行きたいところもなくなるし
見たい映画も読みたい本もなくなる
あなたは面白い
あなたは最高の刺激
わたしを燃え上がらせて ....
どうしよう、も
どうして、も
もうじき 埋めにいこう
春になって 未完成な桜を見れるかもしれない
から
あたしはね 好きよ
まだ 好きよ
狂っていると
おじさんはぼくに言う
ぼくはじぶんのほうが狂っていると言いたいのだが
おじさんのからだがどんどん捻じれてくるので
怖くて言えなかった
そうだおじさんが今死んだら
捻じ ....
あなたが
私をうかがってるうちは
私は大丈夫
あなたが
どんなにアンテナを
張り巡らせても
イグニッション
私が
キーを入れないと
あなたは動けない
私 ....
強い力で空を裂き
轟音残すジェット機と。
風に乗っていつまでも
無音ですべるグライダー。
わたし?
自転車だよまいったか。
疲れたら休むし。
下り坂では調子 ....
生まれては消えていく日々
疲れたぼくのからだに
銀の雨がとおりすぎていく
夏休みのプール
歓声の中
泳げないボクは
すみっこで練習
大きく
息を吸い込んで
顔をつけて膝を抱え
くらげのポーズ
ゆらあり
ゆらり
少しづつ
息を漏らすと
身体 ....
ちっちゃい鯨ね
ぼくの絵日記をみて母が言った
海色の夏休み
まちの博物館の
部屋いっぱいに展示された鯨の骨を
ぼくたちは見上げながらスケッチした
せんせい、鯨も夢をみますか ....
ゆっくりと
呼吸する
緑の植物
ぼくの時間が
音もなく流れだす
風のない日に
ぼくは急いで
時計の針をもとにもどした
跡形もない道の上にやってくる、まっつぐな照明シグナル。
一体、幾つの尾根を越えてきたのか?数えもせずに―、
しんしんと、それは鏡のような無銘の星々から飛躍する。
彼方からの鋼鉄の遠吠えに、
お ....
仕事中の脳味噌はとてもヒマだ。
だからビスを締めながらあたしは考える。
一日に24時間あるわけで、A勤かB勤の場合は8時間拘束、
AB勤は16時間拘束、C勤かD勤のときは12時間拘束。
通 ....
帰り道に迷うのは
せめて僕のほうだったらいい
通りすがりで、そっと交わす言葉からは
いつだって真ん中のところが零れ落ちていく
駅の階段を
夏に降りていく
君は一つの呼吸で
手を振 ....
閃光と爆音が果てしなくつづく
長い長い夜だった
終戦前夜の静かな港町に
これが最後とばかりに
ありったけの爆弾が落とされて
夜空はまるで夕焼けのように
真っ赤に染まったという
....
波が押し寄せてくる
出し抜けに吸い取っていく過保護なアルコール
君が冷房を消してくれたから
世界の温度がすこし下がった
雨が降るのも、それが理由なのも
走り出す、それだけの、焼きつい ....
子供達は塾へ行く途中
車の酔っぱらいをひき殺す
音楽は定型詩だと思うのだよ
それだけで
お終いにするつもりなのか
猫が踊り犬がはしゃぐ
そんなことを言っているだけで
金持ちにはな ....
意識無意識が不自由な手で
ピタゴラスの缶詰を開けるとき
逆戻りした冬空は霙を降らす。
完売した安売りのビールを運ぶトラックは
新たな排気ガス規制に対処できなくて
既に廃車になっていた。
....
{引用=これは一種の実験的な作品です。筒井康隆の小説『残像に口紅を』をヒントに、章を追うごとに次第に言葉が消えてゆくような書き方をしました。まずルールとして、?消えた言葉(音)は以降の章では使用しない ....
風の音が そっと聞こえる
セミの声が うるさいくらいに鳴り響く
僕は一人 木陰で君を待っている
僕の前を通り過ぎる人々を見てた
暑くて顔を赤くさせながら 君が走ってくる
....
風の音が そっと聞こえる
セミの声が うるさいくらいに鳴り響く
僕は一人 木陰で君を待っている
僕の前を通り過ぎる人々を見てた
暑くて顔を赤くさせながら 君が走ってくる
....
小さな手をいっぱいに振っている君
その姿が可愛くてまた側に居たくなる
後ろを振り向いたら精一杯背伸びをしてまだ手を振っている君
そんな君が可愛くて
とても可愛くてぎゅっとし ....
{引用=
聴こえますか?
ぼくは
ここにいる
長く
暗い
チューブの
中を進み
迷い
傷つく
自由さえも
奪われ
空っぽの
宇宙に
吐き出された
聴 ....
影踏み遊びの様に
君の本当を
捕まえられず
長く伸びた影を
捕まえた頃には
もう、消えかけて
自分の居場所さえわからない・・・
君の僕への愛の炎は燃えているかい
亜熱帯みたいな
駅の地下道で
ギターを弾いているお兄さんがいた
悲しくて切ない曲ばかりだった
何時間もギターを聴いて
目を ....
茨の道だとわかっていても
人は歩かなければならない
この恋も茨の道
人は弱いようで強い
強いようで弱い
あいたくて
恋しくて
思いはつのる
....
ある日、仕事を終えて
更衣室のロッカーを開くと
取り付けの小さい鏡の下に
お守りのようにぶらさげていた
5センチのくまのプーさんが姿を消していた
プーさんは
うまくいった日も
へまを ....
高校生になって
大人になれると思ってた
冷静になれると思ってた
友達が増えると思ってた
彼氏ができると思ってた
憧ればっかり抱いてた
でも
勉強ばっかりで
嘘の笑顔ばっかりで
....
朝鮮人は野蛮だと思う
支那人は野蛮だと思う
だが俺が君にして欲しい事を教えたら
君は卒倒してしまうでしょう
そう僕はエロなんです
結局は変わらないのでしょう
そうだとしたら
いつかきっと ....
あっというま夜が暮れた
走り出したい
鎖
すべて断ち切って
踏みしめる大地も
漂う風も
いらない
夜が
あれば
わたしをのがしてください
なつのよはあつくて
そのままわたしをとろかしてしまいます
わたしをのがしてください
ならないけいたいをさしこんで
せめてみたしたいからだのいちぶ
あなたは ....
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