茎のおれてしまった

どこかのうちの赤い花


風に吹かれ

今にもたおれそうで



それでも

赤い空をみつけた花は



とても うつくしかった
 ....
わたしはわからない
 口をきけない
  あなたの悲しみ


わたしにはわからない
 耳がきこえない
  あなたの悲しみ


わたしにはわからない
 目が見えない
  あなたの悲 ....
洗いたての髪

あなたと同じ

シャンプーの香り
灼熱の夏のうらがわで
たいようがかなしげにゆれているのを
みのがすひとにはなりたくなかった

カラフルなひよこがちいちいと泣く
こどもがそれを買ってとねだる
ゆかたのわたしはそれをみて
 ....
好きな人には 好きと言えるのに

うなだれている人には 温かい励ましの言葉をかけるのに

つまづいて,転んで,立ち上がれない人には 手を差し伸べるのに

心がボロボロになってしまった人には ....
   灯火ガ消エテ往ク…

   全ては分かりきっていることで
   知り尽くしていることで


     赤イ陽ハ堕チテ往ク…

     幻影を眺めていた僕の
     心が凍っ ....
狂った猿が川を渡ったら
ひょうきんな猫があとを追い
恋する兎が溺れて死んだ
やさしい狸はお墓をたてた


それでも森は
変わらず夜と朝を運ぶ
えにかいたように
みごとにころんだ
あたまのうしろで
ものすごいおとがして
なにがなんだか
わからなくて
だいのじになって
ぽろぽろなみだがながれて
たいようのまわりの
にじいろ ....
ガンガンガン
バットで
芝生を叩き割って

「芝生が死んだよぉ」と
泣き叫ぶ子供とさして変わらない

今日のわたし



じゃ、どこから修正をかければよかった?
それす ....
練菓子のなかの干あんずを探るように
俺はストゥーパのなかを探ってみた

縞瑪瑙がひとつ布に包まれてぽつんとあった
そんなものだそんなものなのだと
以前誰かに聞かされてはいたのだけれど
俺は ....
明日がある
と貴方が言ったので
私はすこしだけ淋しかった

いつだっけ
明日がどこにあるの
と尋ねたら
東北東
と答えたのよね
貴方は

どこからくるのか知らないけれど
明日は ....
ミルク色の夜が来て
駅からの長い道を
きみが帰ってくる

嘘という嘘を
ありったけ全部
腹の中にぶち込み
今日という一日の残滓を
身体中から滴らせながら
帰還兵のように疲れきって
 ....
奇妙な 絵だ
首を くくった
二人が 見つめっている

頭はなく
手足もなく
腹から ヒマワリが 咲いている

私の中での 上官
二人 私の 上司

裏寂れた 絵画展の 主は
 ....
夢へと落ちてゆく瞬間

貴方を想う
取り戻せない思い出と
失いたくない記憶がうずく時
どうすれば
感傷を越えることが出来ますか

過ぎ去ったものよりも
今 ここにあるものを
まっすぐに信じていくのには
いったい何が必要で ....
読んで 涙して

読んで 微笑んで

心の洗浄 あなたの言葉
ほんのり

ほんのり

片思い



恋の悩みと語るには

あまりに未成熟



きみの手紙の「ふ」の字から

微笑む顔を想像し


眠い眠いを繰 ....
月の夜
わたしは犬と話す
板張りの部屋で
椅子に座り
大きな犬の頭を撫でながら
大きな窓から差し込む
月の光は優しく
犬とわたしを包む
指先に犬の体温
I put a tip in pocket
how about cleaning moon,
and I trip because of looking for friends.

Sleep ....
はちみつがすき
癖のある濃い蜜も人差し指ですくい取って
甘い蜂の子のための愛情を横取りした気分
だけどそんな日も悪くない
花が少しずつ溜めたごちそうを
蜂が奪いわたしが奪う
はちみつがすき ....
脳を食い散らかし進んでくる
羽音が眠りを起こさせまいと
頭の中で鳴り響く
ぐじぐじ
ぐじぐじ
ぐぐぐと足がこむら返りを起こしても
蜂の目を顔に張り付かせながら
肩を震わせ
闇を見つめる
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達



         とうみつの甘さ
         シャ ....
久しぶりの故郷

思い出つまった我が家

あの時あの人と語った場所

故郷はゎたしの思い出箱のふたを
いっぱいいっぱいにするものだ

そんな中
小さいゎたしの身近であった

ブ ....
どのようなことでも 理解するのに
見つけることのできないのは なぜ

このなりゆきの 先に見えるのは
あそびではできないのに なぜ

五万と見える この世界のものを
抱きしめることのでき ....
            あかいボールが転がる

            カーテン 

            向こうがわへと通り抜けていく

            赤い光沢が ....
不幸は甘い蜜の味がする。
だから一度でも
不幸を味わうと、その甘美さを忘れられず
毎夜毎夜、
幻覚に捕らわれてしまう。

自分の不幸は蜜の味。

不幸の一滴を口に含んでみる。
初めは ....
神様 って叫んだら

涙がぴたりと止まって

顔が歪んだまま戻らなくなった

心臓からはだらだらと血が漏れだして

魂はやがて枯れた


神様 ってもう一度叫んだ

すると手 ....
腹のポケットに手を突っ込んだら内蔵に触れた

瞬間 これを引き抜いたらどれだけ綺麗だろうと夢想

派手な効果音と共にあかく染まる世界を瞼の裏に描いて

すっと目を細める僕に唾を吐いた

 ....
ウソを付くコツは
ホントを少し織り交ぜる事

ホントの気持ちは鏡の中にある

遠くから
くっきりと見えてたはずなのに
近づくと
吐息や体温で鏡が曇って見えなくなっていく

だから  ....
夜の水の音
青と白の花
夢のつづきに至る光
髪を目を照らす


かつて夜の中で所在なく
ただたたずんでいたものさえ
わずかな陰影の揺らぎを貫き
独りではない笑みを ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
帰り道アメウ6*05/8/3 6:51
悲しい空恋月 ぴの13*05/8/3 6:48
お風呂上り空 春色6*05/8/3 5:01
しゃくねつのなつのうらがわで八月のさかな1005/8/3 4:34
愛の言葉を卯月3*05/8/3 1:58
連なる鎖と黒い炎菅原 夕輝005/8/3 0:44
森の或る日八月のさかな205/8/2 23:59
すべってころんで[group]アンテ13*05/8/2 22:51
水曜日−波眠−005/8/2 22:48
プルシャプラの石工[group]佐々宝砂4+05/8/2 22:25
明日について[group]9*05/8/2 22:07
ミルク色大覚アキラ205/8/2 22:04
ヒマワリ奥津強705/8/2 21:51
瞳を閉じて空 春色2*05/8/2 20:56
『揺らぎ』mana405/8/2 20:48
空 春色4*05/8/2 20:43
かたおもい銀猫10*05/8/2 20:40
月の夜チアーヌ805/8/2 19:58
My Friend (僕の友達)[group]kw2*05/8/2 18:53
メス蜂暗闇れもん1*05/8/2 18:33
孤独005/8/2 18:26
☆砂城☆かおる5*05/8/2 17:44
ジェットコースター淀君2*05/8/2 17:36
抱きしめることのできないのは捨持205/8/2 16:59
カーテンせんたく板3*05/8/2 16:51
不幸の味恋月 ぴの5*05/8/2 16:36
『叫』しろいぬ105/8/2 16:02
『三次元ポケット』005/8/2 16:00
嘘の中の真ノクターン4*05/8/2 14:37
外輪光夜[group]木立 悟305/8/2 13:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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