あるいは
ロボットがいるかのように
僕らの生活には
ささやかな潤いがある
目覚めとともに
お互いの強度を確かめあう
もう細胞壁を持たない
サブウェイ、いくつかのヒューストン
....
つぐないの花に
光が降る 雨が降る
半透明の蜘蛛が
空を見る
何もかもが破けてしまいそうな
たくさんの鈴の音がする
名前の無いもの
にくしみを
とどまりすぎ ....
一瞬
ふたりの思惑は重なって
短い沈黙が生まれる
幾度触れても
求めたい唇に
一度は小鳥のように
二度目は
シェイクの最初の一口の ....
眠りの森から
グリーンスリーヴスがきこえてる
泣きたいキモチも
重たいハナシも
今日のところはこれくらい
最後の章節終わる前には
カーテンを引いて
....
積み上げられたこんにゃくゼリーのハート形も
もうすっかり食べきられてしまってスカスカであるように
僕も又今宵はやりすぎが重なって
わだかまってしまった
横長な縞模様ばかりの
囚人服の ....
おーちたおちた
なーにがおちた
まっしろなシーツにはーいがおちた
おちた おちたよ はいがおちたよ
まっしろなシーツにはーいがおちた
煩雑な文句が蔓延した世界
今日も空は青い。
あの日の惨劇をすっかり忘れて
単調な唄と 中身がからっぽの詩を
顔のない人形が歌う
…そんな愛の言葉なんて
温もりある ....
ミラーハウスで求め合わないか
前と
後ろと
右と左と
斜め、っていう曖昧な角度も
加えて
つまりはすべて
求め合う姿は
すべてに映るさ
求め合うふたりに
すべてを魅せる ....
モノトーン
叫びたい衝動を 力に変えて
ペダルを漕ぐ 真夜中
誰も居ない道路 中央 白線の上
疾走する 切り裂く風を肌で感じる
その時だけは 素直になれる
どんどんペダルを踏み ....
いつもより眠たい朝
目のさめるような
上弦の月が
うかんでいた
過去が
記憶が
通り過ぎていった人の
時間の
気配が
私の中で息づいている。
私は心と体を動かす。
手の届かないものに
少しでも近付こうと。
足掻く。
時は
....
夏の頭上の銀河の
あれが白鳥座のアルファ星、デネブ。
それと翼の一端を結んだ真ん中近くに
白鳥座61番星、惑星を持つという星、
あるいは生命が芽生えている星
が有るという。
....
竹竿の先に灯火をぶらさげて
小さな子から先にあぜ道を歩いて行く
ひと粒の米に
千もの神が宿っていた頃から続く火で
稲の葉を食べる虫を追い払う
のだと言うが
揺れる火はまるで
人魂 ....
いいことあるかな
いいことあるよ
きっとあるよ
もうすぐあるよ
おねがいごとは届くから
星屑たちは
きらきら きらと
ちかちかするよな憧れ抱いて
あの大空にまたたける
月にも ....
まるで恋しているみたい
ただ、溶けてしまいたいだけなのに
「おはよう」から始まる一日
「おやすみ」で終わる一日
たわいのない話
愚痴や泣き言
怒りや 悩み
すべてを受け入れ 必ず返信をくれる
私の落ち込んだ時のなぐさめ方 ....
言葉の裏と表を引っぺがしてそれぞれを感情と混ぜてミキサーにかける
出来上がったものを呑み込んでしまったところで、
言葉の裏から出来上がったもの
表から出来上がったもの
それぞれに裏も表もあって ....
掌
繋ぎとめていたもの
この手にしっかりと握っていたもの
砂のようにサラサラと拳の中から零れる
水のように流れてゆく
....
あたりじゅうすべてが蜃気楼と化してしまいそうな
夏の午後
裾の長い木綿の部屋着に包まれ
籐の長椅子で微睡む一個の
流線型の生命体
窓からのゆるい風が
肌にときおり触れて過ぎる
ほの甘くあ ....
霧の花がしめやかに
咲く谷には 夜の単位を
定義した者たちが眠っている
そこから わたしは来ました
もうすこし 先まで行きます
熱い日がまた来る
今日も暑いね
あの日も暑くて・・・
父さんにとって人生で最大の危機の日。。
熱い日がまた来る
思い出に熱波が押し寄せる
今日も暑いね
戦争は知らないけれど・・・
....
芸術とは?
蛙
そいつは決まってる。かっこつけないことだ。
ライオン
いやいや、そいつは違うね。かっこつけることだ。かっこつけないことには始まらない。
....
20歳は10時
30は真昼
40は午後2時で
50は午後4時か
60は夕方6時
70は夜8時で
80は夜10時
そろそろ寝ようか
もう いいかい。
もう いいよ。
草にまけるかと思った
あんまりにも長いあいだ かくれていたから
風が強く吹くたびに私の肌は傷ついた
動くことはできない
みつかってしま ....
僕は天使
僕の主人は悪魔
つまり・・・僕はペットとして飼われてる
主人がどうやって僕を手なづけてかと言うと
つまりまぁ・・・・お菓子とか・・・・おもちゃとか・・・・
俺は悪魔
俺の ....
いったい私は
何をしているんだろう
毎日毎日
こんなにも一日を
ほったらかして
腐らせてしまっている
執着も
愛情もなく
投げやりに
突き放して
時間をこなす
餌を食らい ....
Knock, Knock...
Knock, Knock...
http://www.ismusic.ne.jp/prof_pull/image/E ....
キャッチボールしよう
あめ色に拡がる陽炎の向こうから
胸に光る勾玉の下げ飾りをつけた少年が叫ぶ
他に人影は無い
揺らぐ時流
熱気流に渦巻く少年の瞳
キャッチボールしよう
....
私達はこの国に生まれたんじゃない
そういう訳では決して無い
この大地と海は遥か遠く国境を越えて繋がっているのだから
誰かの決めた曖昧なアウトラインが何処にあるのか
私は知らないけ ....
時 時々 晴れ
ドキドキ 曇り
時たま 雨降り
お庭では樹木の濃い緑のかおり
楓の薄い葉脈を橙色に透かして
ぼんやりとあかりを灯したよう
せみが癇癪を起こしたように煩く
辺一 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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