今し方まで

泳ぎ回ったシーツの海は

すっかり波立ち

闘うように繰り広げた時間を物語る



抱いたのは

きみのかたち

果たしたのは熱情



 ....
闇の中で

もう眼も慣れたというのに

きみは眼を瞑れと言う

憐憫を乞う少女の真似をして




外は月の夜

カーテンの隙間から

差し込む我が味方は

白い ....
三年半断食をしつづけた男はいまだに空腹を抱えてる
いまだに空腹を抱えてる

あの頃から何も変わっていない
じっと黙っている
ずっと空腹を抱えている

じっと黙っている
見つめている
 ....
見えるもの 見えないもの
あなたの大事は一体どっち


いつからか 見えるものから逃げ隠れ
見えないものには気づかず やられ
今を否定し 明日を見てた

受け入れるのが怖かった
理想 ....
カーテンを開いて、夜空を見上げてみた。
窓ガラス越しに、たくさんの星に囲まれた、三日目の月が見えた。

これから満ちていくの?
それとも、欠けていくの?

一人きりの部屋の窓から、
夜空 ....
みずからを

すくえなくても

ぶきようなりょうてで

すくって

すくって

すくいあげたそのみずから

なみだを

おもいだせ
矛盾した水槽の住人は
矛盾した椅子に腰をかけ
矛盾したテーブルにクロスをかけ
矛盾したグラスで
矛盾したワインを飲む

矛盾した水槽の住人は
毎日が矛盾しているから
その矛盾し ....
それを見つけたのはもう随分昔です


早口言葉みたいに呪文みたいにお経みたいに
聞き取れないような音で速さで
青で赤で黄で鮮やかな色彩で時に真っ黒で
真っ直ぐに進んで行きました
 ....
目隠ししてるかわいこちゃんも
盲目のギタリストも 
すやすや眠るあなたも

暗闇じゃ同じであるはずさ

光の下はどれほど心地良い

一度 背を向けても

大きく息を吐き出したなら
 ....
苦しげな雷鳴に飲み込まれ
灰色に溶けてゆく午後の中
向日葵の黄色の彩度が
浮いてしまっていて
それでも、向日葵は
いつまでたっても泣いたりせず
ああ、どうしてなの
滲んで ....
熱く
青く
南から押し寄せる
夏の、ソ、ラ、シ、の
反復の幾つかは
肌を灼熱させたり
唾液と共に高笑いに混じったり
アイスクリームをベトベト光らせたり、そうして
幾 ....
愛してる と
届かない は
どうしてこんなに
同義なんだろう

影ふみの
鬼のように

ほんとうは
君だって知ってる
ただ
それをまがいものだと
決めつけたりしないのが
僕ら ....
このひと だれよ

じいちゃんの にいさんだぢだ
五人兄弟だったのも
三人は 戦争さ いって 死んだんだ
ほら もうひとりの おじさんは かえってきて
そこで 店っこやってるべ
じいちゃ ....
 許される時知らず
 流れ着く場所知らず
 其の手の瓦礫
 其の血の痛み
 乗せたまま
 時を越え
 流れつづける浮船の
 哀しみ
今年は 一緒に見れなかった花火

来年こそ 一緒に見ようね!



「行くよ」

その言葉を信じて 

待ってます
埋まらない心を鉛にする
傷口を君が優しく舐めて
そしてまた固まっていく


重い体はどうしたらいい
吐く息さえも固形であり
時に喉の奥で詰まってる


私が永遠に羊を数えて ....
今の今まで、
自分の口から出た言葉は、
自分の言葉であると思っていた。
定型の、お決まりの文句以外は、そうであると。
たとえばそれが詩であったり、
文学であったり、などと。

だがしかし ....
ことばをひとつ しぐさもひとつ
少しずつ忘れていく夏よ
眠れずに迎えた朝の匂い
今でもするよ 思いがけずに

熟れていくよ 奇妙な果実
伝えられない言葉の群れよ
温度のない思いは水色 ....
遠く
遠く
離れてしまって
話したい
伝えたい
僕の想い
その想いを
願いを
伝えるには
もう
遅すぎて
遠く
離れすぎていて
心の居場所
求め
一人
さ迷う
旅路に ....
すくわれている
すくわれていない

せかいと わたし

あなたは せかいに
ゆるされていますか

あなたは せかいを
ゆるしていますか

かたときも てばなせない
こころ と  ....
これも ほね
はくぶつかんの
くじらの ほね

わあおおきいな と
おさなごたちが
みあげるので
かなしくはない
くじらの ほね

わあおおきいな と
わたしも みあげている
 ....
くやしくて
くやしくて
だれかれかまわず
きずつけたかった
じぶんのはいた
きもち
ことばが
ぐさぐさ
だれかをきりつけ
だくだく
ちがながれればよかった
ちくしょう
ちく ....
俺は雨に咲く花でいい

誰の目にもとまらなくても

誰にも愛でられなくても

雨に咲く花でいい


お前は今

どこで何をしているか

わからないけれど


俺は

 ....
悲しげな横顔を今も思い出す

雨の日も晴れの日も


切なくて

悲しくて

愛しくて

届かない


想い出は

もう

葬ってしまおう

墓標は白いユリの花 ....
僕は生きたい 死ぬなんて恐い

だけど・・・・

永遠に生きるのは いやだ

そんな僕は

わがままでしょうか?

こんな話があります

ある病気で残り1年の命と言われた男が
 ....
朝 目覚めた時 すべてが真っ赤だった

サイレンの音か 人の声か 炎の音か

何がなんだかわからなかった

僕は一人 黒い渦巻きの中でうずくまった

体中が暑くて熱くて・・・・・

 ....
熱帯夜 真夜中未満 体内温度をくぐって
ヒーローなんかじゃない不器用な男が
芯部でうごめくスイッチに アクセスしようとする

疑心暗鬼の力で やさしいふりで触れても
理性の不誠実さを あらわ ....
何かを描こうとした手のひらが
冷たい膝の上にひろがる
消えてゆく言葉に涙するとき
ふいに指先に触れてくるもの


遠い雷
遠い花火が
水の笛のなかにあり
ゆうるりとゆうる ....
It takes an instant for Sunday
To shift to blue Monday
There's not an abyss in between
You know w ....
男はマリーと出会った
Old Crowの一人娘
ひとりぼっちのCrowの一人娘
出会ったのはマルキュー近くのゲーセン

ネイルアートを煌めかせ
生足をぶらぶらさせながら
男に「ねえ、遊ば ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君は眠りに向かう[group]銀猫5*05/8/7 13:49
熱帯夜[group]5*05/8/7 13:36
空腹のぶるうす不老産兄弟105/8/7 13:02
珠李5*05/8/7 12:48
在り処秋良 蛍305/8/7 11:36
すくい(o¬ω¬o...405/8/7 11:35
僕の中の矛盾した水槽たもつ1205/8/7 11:07
いのち大西 チハル12*05/8/7 10:14
ひかりのしたKanata...2*05/8/7 9:50
停滞前線[group]A道化1105/8/7 9:23
熱帯夜905/8/7 9:23
影ふみuminek...3*05/8/7 8:36
かえってこない砂木10*05/8/7 7:05
浮 船yaka9*05/8/7 5:09
約束空 春色3*05/8/7 4:41
君は知らないさき605/8/7 2:50
はじまりの言葉成澤 和樹4*05/8/7 2:36
真夏の夜の奇妙な果実 (歌詞)クリ305/8/7 1:26
旅路小倉 夢可305/8/7 1:26
せかいとこむ3*05/8/7 0:39
ほね4*05/8/7 0:21
ちくしょう[group]アンテ705/8/7 0:13
☆198 アメニ、サクハナ貴水 水海305/8/6 23:28
@4 墓標11*05/8/6 23:25
わがままって?天使3*05/8/6 21:40
影街1*05/8/6 21:27
芯実たちばなまこ...5*05/8/6 21:11
水笛木立 悟605/8/6 20:22
Sunday Monday One dayクリ2*05/8/6 20:09
ゲーセンテルホの子守唄恋月 ぴの4*05/8/6 20:07

Home 戻る 最新へ 次へ
5610 5611 5612 5613 5614 5615 5616 5617 5618 5619 5620 5621 5622 5623 5624 5625 5626 5627 5628 5629 5630 5631 5632 5633 5634 5635 5636 5637 5638 5639 5640 5641 5642 5643 5644 5645 5646 5647 5648 5649 5650 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.94sec.