止まった時計の螺子を
ゆっくり回せば
涙が零れ落ちてゆく
回しても時間は戻らない

壊れた時計はいらない
螺子を回しながら
瞼の裏に映る映像を見る
抱き締めて欲しいだけ
この心をそっ ....
ハルにはハルの 色
ナツにはナツの 香
アキにはアキの 途
フユにはフユの 時

文庫本一冊とテストの 束
繋がるようで繋がらな い

いまはナツかな ぁ
 あなたの首筋はいっそう細くなり
 顔には凝灰岩が多くなる。
 また体重が減ったよと力なく笑うあなたに
 私は何と答えたら良いものか。
 84歳まで生きたと、自分の家系では知る限り4番目か5番 ....
雨の日は嫌い
雨の音はあたしを寂しくさせる

目を瞑って 声も立てずに シーツに包まって
そして雨が止むのを待っている

雨の日は嫌い
雨の音は誰かが泣いているように思えるから
雨の日 ....
届けられたのは
便箋にして二枚の
こころの欠片でありました




丁寧な挨拶の他には
少しの友情のような気配



けれど



こころ火照らせるには充分な
あなた ....
明け方に帰ったわたしに
次の日電話がかかってきた
留守電にする
その次の日も
留守電にする
その次の日も

一度だけって
約束したよね
だから許したよ
酔ってたし
でもそれだけだ ....
雷雨の夜に
またお前の魂はくっきりと日に焼けて
幼い胸板をさらしている
いくつになっても
お前の魂は脆弱で
いつまでたっても子供のようだ

そういえばひまわりが咲いていたっけ
あのお前 ....
あ、ああ、あ、ああ、あ、もうすぐ消えてしまう
昼がこわい、夜がこわい。ねじを。ねじを巻かないと、
昼がこわい、夜が。こちらの音をきくために、
あちらがわに回りこまなければいけないような、
そう ....
静かに目が覚めた。

街はまだ静かに

ゴトゴト ゴトゴト動いてる

昨日自転車で

君の笑顔を通り過ぎたよ

クスクス クスクス 笑ってた

しゅんしゅん しゅんしゅん音を鳴 ....
野蛮でありたい

粗野ではなく
無骨でもなく

無銘の日本刀のように
ただ
光り輝く
野蛮でありたい
空気のように横切る帰宅の人へ
男は一心に叫んでいる
お眠り前の
交差点ビルの酒場の前で

来訪の度に変化する店の看板
割れたガラスボードの中
雨で劣化したポスター
煌びやかな羽衣の女の ....
何処へ行ってもキリがない

想いがフッとよぎる

とらわれていたのは私です
 


あてのない闇は

深く 深く

刹那の風が吹きすさぶ
ぱいんぱいんパインは明けの明星に向かって
「ていや〜」
と自分を投げつけた

星はつかまらず
ぱいんぱいんパインは
「ぱいんぱいん!」と明け方の空をぶっ飛んでいった

ぷるんぷるんプル ....
罪は飛び
向こう岸にとどく
目に触れる雪と
流れに鎖がれた女たちに涙する
川と海は光にまみれ
浪に応えるけだものから
地に降りることのない鳥が生まれる



かがやく氷 ....
どこからか
うまれた 
しあわせは
てをつなぐように 
であって
すなをくずすように 
かわっていった
かのじょのいちにちは

にじかんのねむりと

いちじかんのかくせいからなり

よむことのできるものがたりは

かぎられていた

まいにちのそらは

きそくただしく

じ ....
かくとは
どういうことだ

なまくらの安包丁
長く使い過ぎ
先がひん曲がって
薄肉を切るにも逸らされる
研石を買ってはみたが
いま切るのには役立たない


天井に匂いが立ちこ ....
いのちあるものを

司る月の満ち欠け


この8の月は

月が二度満ちる


その不可思議に

神聖な月は

青い月と聞く



頑なな心の闇夜も照らし出す ....
コトバにはいつも 方向性が存在している

それと同じだけ

発せられないコトバにも

方向性は存在している


サヨナラのハグをし 親愛を込めて 頬にキスをした後

気が付かない ....
ヒュー シュッパーン パッ パッ パッ パッ パン

          たま〜や

夏の宵闇を貫く大輪の華

ラムネの瓶に沈んでいく

        タップ タップ タップ タップ ....
トムソンはがぜる
がぜり続ける
健やかに育ち
育ち続ける梢と梢の
間からメニューを覗き
何という名のファミリーレストランか
ハンバーグを和風セットで注文する
まるで都会だねここは
 ....
バスルームに聞えて来たのは
ベランダのふうりんの音
さんど ちり〜ん ちろり〜ん ちり〜ん

急いでバスタオルに身を包んで
ふうりんを見に・・・
短冊は揺れてるけれど音は出ない
カーテン ....
今時マニュアルシフトなんて流行らない
二人の行為はオートマチックで
燃えあがる

ハンドルは君の肩
僕がアクセルを踏み込んで
君の肩を軽く揺らせば
甘くさえずる君はカナリアになって

 ....
どうしたら此処から翔べるのか
そればかり考えていて
けっきょく何処にも翔べなかった

次々と羽化する蝶たちを
横目で見ながら
葉陰に守られて留まって

安穏

すがるような言葉 ....
ある日の夕方
ポチは神妙な顔をして
私の前におすわりをして
喋りはじめた

ねぇ。
ボクはずっと前から考えていたのだけど
どうして人は平気で人を傷つけたり
いがみ合ってみたり
 ....
青空に流れる雲
川辺に座って ぼやりと眺める

いつのまにか 消えた雲は
懐かしい風 を 運んでくれた

いつからか思い出せない
力 になりたかった あの頃
今はきっと こう願う 心  ....
無数の星たちが歩く

そらをみつけた
{引用=いとうさんの「動物園 2」の英訳です。原文は http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=32751}
++Kangaroo in the snowscape ....
存在が
邪魔になるなら
風になるしかありません

あなたが
哀しまず
過ごせるようになるのなら

さわさわと
木々が揺れて
緑が街を
すり抜け

何事も  ....
おれは
けものに
なりたいんだ

夜明け前の
海の匂いのする湿った空気に満ちた
まだ真っ暗な湾岸線を
イタリア生まれのスポーツカーよりも
もの凄いスピードで駆け抜ける

そんな
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
壊れた時間AKiHiC...305/8/9 20:58
季環1*05/8/9 20:23
父よあるふぁ305/8/9 19:38
105/8/9 19:31
速達[group]銀猫10*05/8/9 18:51
次の日の電話チアーヌ205/8/9 18:22
雷雨の夜に黒田康之205/8/9 17:22
透明人間[group]ピッピ505/8/9 15:55
君へRee.205/8/9 15:32
野蛮の血大覚アキラ105/8/9 14:49
客引きの男kw105/8/9 14:26
_葵 悠貴005/8/9 14:18
ぱいんぱいんパイン[group]ふるる5*05/8/9 13:49
Luciferised One木立 悟105/8/9 13:12
しあわせコトリ11*05/8/9 12:41
つまり、きょうもいっしゅうかんがけいかしたということです4*05/8/9 12:28
包丁大村 浩一10*05/8/9 12:27
Blue Moonに祈りを銀猫7*05/8/9 11:43
イマジネイションの宝庫Ree.005/8/9 9:11
*夜空*かおる8*05/8/9 8:43
トムソンはがぜるたもつ1005/8/9 8:41
ふうりんしらいし い...8*05/8/9 8:39
恋はBoogie-Woogie恋月 ぴの6*05/8/9 7:32
風になれなかった落合朱美9*05/8/9 6:32
犬的思考[group]9*05/8/9 6:31
白昼夢珠李4*05/8/9 5:48
アメウ5*05/8/9 2:45
ZOO TOO[group]クリ105/8/9 2:34
風になるuminek...5*05/8/9 2:20
スピード大覚アキラ405/8/9 1:51

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