うまく笑おうとすれば
すっかりゆがんでしまったのは

自分の心だと気づいた

小さい頃
クレヨンで描いた自画像は
まるで似ていなかったけれど
それはきっと

心で描いたからなんだ
 ....
   千の春をおまえに
   父と母の願いどおり
   千の春をもって生まれてきたのか

   よわむしのあなたに ひとつ
   じぶんかってなあなたに ひとつ
   おこりんぼうのあなた ....
だあれもいない いなかみち
トボトボトボト 歩いてました
やさしいひとが 見まもるような
うれしはずかし 静かな月夜
どこからとなく サンダルウッド
におうようにも 思える月夜

ふとか ....
つきの
ひかり

かがやいている

みなもに
その
やさしさ

ゆらめいている

ぼんやりみつめる

いしを
とぽん
とぽん

きえそうになる

が。

ふた ....
ぜんまいのねじ
をめいっぱいまいた
よういどん で
にしへむかってかけだした
ちからつきたら
また
ねじをまけばいい
ぜんりょくで
はしりつづけた
ちょっと
いったい
だれが ....
馬車の全重量が掛かるハブ
ハブから放射状にスポークが伸びて
丸いタイヤに刺さってる
ヒッコリーの木に刺さってる
鋼鉄のタイヤをはめて
今日も車輪が生まれる

車輪を叩いて隣人 ....
地球はキミの為に回っているんじゃないと
言われた夜
ワタシは地球の為に生きているんじゃないと
川にサラダオイルを3本流した

地球を壊しているのは
人の心を壊している人の心だ
仕事帰りの溜息と
一緒に開ける玄関に
がさりと音立てるチラシ広告に隠れて
茶封筒がひとつ


独りよがりな祈りを
天使は聞き届けてくれたらしく


それは
ご褒美のように
届い ....
そらはただ

おどるように青くて

鳥の音だけが

そらを支配する
未知の道。
未知の路。
未知の満。
未知の途。

ミチのミチ。

未知の途。
未知の満。
未知の路。
未知の道。
薄紫の和紙に 小さなお山のように盛られた氷砂糖を
壊さないように 天辺からそっと摘まんで
可愛らしい唇に つん と付けては
何となく冷たい感触を味わうのよ あの子は。


口溶けは 冷やか ....
遠くに見えた空き缶の色は
ぼくにとって空の色だった
沈んでいく雲の色だった

どぶ川に浮かぶ自転車のサドルに
腰掛けていた

マンションの屋上には
淀んだ雲が腹をのせている

 ....
眠る君を描いていた

ひいやりと冷たくなった指先を
ガスストーブで暖めて
背骨をなぞる

腰から辿り
肩から首へ
すべらかな皮膚は
美しき筋肉を
骨を
透かす

薫製肉のよう ....
仕事帰りの自転車に乗り
ふらふらと重いペダルをこぐ私を
野球帽をかぶった男の子が追い抜いてゆく
あまりにもまっすぐ走る恐れを知らない背中
暗がりを照らす街灯の立つ角を曲がって消えた

早朝 ....
そのまっさらな唇は
薄い紅でもひいたよう
朝早くに咲いた
朝顔のようでもあり
清々しい匂いがして
上下に絶え間なく動くものだから
相槌を打つのも忘れ眺めている
鈴が歌ってるみたいに ....
 売れ残った雑草区画の向こうに
 陽が落ちようとしている。
 今日は赤い平面円盤ではなく50億歳の核融合球体だ。
 50億年前に地球は無かった。
 50億年後に地球は無い。
 単層の光の輪の ....
灼熱に
世界は崩れて
全てを見失いそうで
棒立ちしたまま動けず
あたしは今にも発火しそうよ

だけど炎上するならあなたの前で
遠のいていく意識に直接触れてくれたら
同じ火炎の中心で
 ....
「いいよ」



僕はいつもあなたにこれを言ってる気がする



いいよお仕事だもんね



いいよ。 いいよ。



いいよ・・・・・って言いな ....
君と並んで歩いていて
君の手がいつもより僕の体に触れるのが多い気がするのは
気がするのじゃなくてほんとに多いんだ
偶然という名を与えてあげてもいいけど
それは俺がいつも使う言い訳であっ ....
偽らない星
とても近くに
まばゆく在る星
光はとどまらない
音は退かない


いくつかの小さな泉を残し
雨の天使の足あとは消える
水と葉は静かに向かい合い
舟 ....
世界が一回りしたら

迷いこんだ

雨をさがしにいこう
七色の涎垂らす馬鹿げた糸車。七色の糸が涎のように垂れて車は廻るのだが。
そこには意図は無い。
返せ。涎。七色の。七色に。七色が。七色は。七色と。七色も。七色で。垂れている。
まだやっぱり意図は無 ....
深海魚は市場に並ばない
だから100gごとの単価をつけられることがなく
ペットショップで一匹幾らでやりとりされることもない

古い形のサメは
グロテスクな見かけをして
自分の姿も知らないま ....
スライスしたレモン
つんと鼻をくすぐる香り

トロトロと蜂蜜を垂らす
黄金の帯が黄色いレモンの上に重なる

重なる
トロトロと・・・

一晩過ごせば
溶け合い
甘酸っぱい自身の液 ....
おれの
いちばん
キライなもの
パープルジェリー
だけどそれしか
冷蔵庫に入ってないから
毎日食べてる
パープルジェリー
甘くて
甘すぎて
喉が渇いて仕方がない
パープルジェリー ....
地へ圧し掛かる空と
空へ高揚する無数の緑の視線との間
夏の声帯が震え、静かに感情を燃やしている
若い耳で、耳鳴りが日常になってゆく
若い目が、陽炎に依存してゆく
信じられるものを ....
最後の夜を過ごしました
一人で

蛇口も
机も
ピカピカです

床も磨きました

思い出を一つずつ
丁寧にふき取っていきました

涙が染みこんだソファや
怒りと罵声が舞い上が ....
疲れを露骨に見せる俺に対してあなたは、加速すればいいじゃない、と言った。
加速すればいいのか。つーか、加速ってなんだ。加速すれば済む話なのか。加速すれば事足りるのか。俺の疲れは加速すれば癒されるのか ....
ふってくる 蝉の声に閉じ込められ
みどり色にとけていく
こんもりとした緑の隙間から
容赦ない光が照りつける
白と黒のかげの中 一陣の風
あおと蒼のあいだに 
ぽっかりと浮かぶ しろ
ひと ....
僕は陽に晒されて良く焼けた肌を
君に見せつけるように
ビキニのスイムパンツに履き替える。

丸出しのおへそから地続きでつながる
僕の思いやり
君は、はにかみながら指先で弾く。

えっ、 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
鏡の前でベンジャミン9*05/8/12 3:57
千 春yaka5*05/8/12 3:56
つくよみ みそぎ ぎんいろ ろまんクリ3*05/8/12 3:37
つきそら。105/8/12 3:23
にしへ[group]アンテ205/8/12 2:08
クイズ死人に聞きましたあおば4*05/8/12 1:03
個人的地球破壊イオン5*05/8/12 0:46
思い出未満[group]銀猫10*05/8/12 0:38
静寂アメウ5*05/8/12 0:14
ミチ神音205/8/12 0:06
あの子の お口千月 話子15*05/8/12 0:05
空き缶[group]佐藤伊織4*05/8/11 23:04
薫製肉スケッチスプートニク405/8/11 22:09
空の涙服部 剛8*05/8/11 21:39
眠り歌LEO3*05/8/11 21:25
夕陽あるふぁ205/8/11 20:11
炎上かのこ105/8/11 20:05
「いいよ」柚姫005/8/11 19:36
僕も君のことが好きだspan005/8/11 17:36
音 Ⅲ木立 悟105/8/11 17:28
自転車アメウ3*05/8/11 16:37
七色の糸車大覚アキラ105/8/11 16:09
羅鱶2*05/8/11 15:04
蜂蜜檸檬[group]ノクターン2*05/8/11 14:23
パープルジェリー大覚アキラ005/8/11 11:12
無言依存[group]A道化705/8/11 10:49
アパートメントスプートニク2*05/8/11 9:41
調整豆乳[group]捨て彦305/8/11 9:27
*雨 恋し*かおる10*05/8/11 8:46
粋なニボシになろうぜ恋月 ぴの7*05/8/11 7:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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