あったかい       光













きれいな          ヒカリ











 ....
優しい声に 優しい言葉

君は僕をだまそうとしてるの?

「愛してる」「好き」「ずっと二人でいよう」

そんな言葉を信じてしまったら

あなたの巣から出れなくなる

私はそんな ....
すいかだった。

真っ二つに割られたすいかが、
テーブルの上に、
どでんと置かれている。

どこを見回しても、
スプーンがない。

仕方がないので、
そのま ....
熔け出した夢の錆び付いた夜

カタカタと軋んだ音をたてて

綴られていく 砂色のあした



とわの眠りを 誘い出す
   渦巻く 幽玄と無限の境
        砂漠に花など咲き ....
あたらしい朝がきた
希望の朝だ

夏休み3日目
寝ぼけた目をこすりながら
ラジオ体操

   喜びに胸をひらけ
   大空あおげ

  「おはようごさ ....
思い通りにならないことばかり 増えていって
挙句には償いきれない傷を 残していたり
腹の底から笑うことなんて もう 無理だと思っていた

誰もが 卵のような 脆い部分 持っていて
それが全て ....
そして、土から緑が涸れてゆく
わたしは、思わず肌に手をやる


光源を振りかざして追い立てていたのは誰? 何?
垂直に垂直に萌え切った向日葵が
黒焦げになってまで凝 ....
水のなかの空に溺れ
かがやきの輪をひろげる
黄金の鳥
午後の鳥
おまえの帰りを待つものはない
星はのぼる
雨の傷は残る
高く深い
雲の色に漂う



泳ぐよう ....
考えを聞いて 似てるなって思う
行動を見て やっぱり似てるなって思う

そんな時に 良いなって思って
こっちを見る瞳 何を思ってる?

僕と同じなら良いのに
反すうする

ある種の
草食動物は

記憶をいつも
もぐもぐ やってる

本人は
けっこう やめたいのだが
回りからは
案外
幸せに見えるらしい

あく ....
夜の漁から戻ってきたとき
さびれた銀のバケツの中に 一匹の{ルビ河豚=ふぐ}を入れました
おじいが売り物にならないと云ったから
じゃあ飼っても良いの と訊いて
まだ おじいの返事がないうちに
 ....
忘れないで と
わたしに
言う

流れゆく雲が
信号の点滅が

風の匂いが
あなたが

忘れないで と
わたしに
言う

わたしも
ずっと思ってる  ....
輪郭だけをのこしたまま
あのひとがいなくなってしまったので
いつまでもわたしは
ひとりと半分のからだで過ごしている


明かりの消えた部屋で ひとり
アルコールランプに、火を点ける
ゆ ....
サハラ砂漠で夏眠中のカエルは
とてもつらい

遊牧民に掘り起こされ
厚い安らかな粘膜のシートを
乱暴にこじ開けられ
たっぷりと溜め込んだ皮膚の水分を
絞りとられるのだ

たいせつ ....
いつになく遠い道が
日差しと影と交差して
往く人々と
往った人々の隙間に
吹き抜ける息遣いを
こだまさせる

音にならないものは
光にはならない

感触のないものは
姿にはならな ....
ゆっくりと走り始めた君は、交差点で急に後ろを振り返り
やっぱり私、生きようと思うの、と
その周りを、背中の汚い魚が眩しそうに君を見ていた

この世界は、君が住むには過酷過ぎた
君の手首から流 ....
君は知っている
自らの命のはかなさを
自らの行く末を


生後僅か百八十余日の命


それでいて綺麗好きな君は
けなげに身の回りを整えている
与えられた僅かな命のために餌を食む
 ....
3分遅れている時計は、決して正確な時刻を刻むことはないけれど
止まった12時間表示の時計は一日に二度も正しい時刻を告げます

ならば止まった時計のほうがより正確なのでは?
そう勘違いして死んで ....
まずは輪郭線を消すことから始めよう
となりの色にぐっと近寄って
どこまでが目で
どこまでが鼻で
どこまでが口か
わからなくなってきたら
どこまでが自分で
どこまでがあなたか
わ ....
だらだらと
ソフトクリームが垂れるみたいに
だらだらと夏
この一日を生きていて
気持ちいい

後悔と偽悪の間に
うすく蝉が鳴いて
昼間になると
うすい雲が空を
覆う

ぐずぐず ....
あの日も
この日も
眠たくて
午前三時になりますと
まんまるい
おやつの氷が溶けるので
風呂桶に蓋をして隠れます

水を入れられ逃げ出すと
薄目を開けたお日さまが
よっこらしょ ....
頑丈なこころを
作っとこ

あの子から、待ちかねた連絡が来て
あんまりにも待ちかねていたもんだから
つい、嬉しそうな声、出した途端に
「ごめん忘れてた、やっぱダメだ」

それが、金曜の ....
誰かに向けて言葉を発したい
出会ったこともないあなたに
わたしの愛するあの人じゃなく

詩人としての言葉より
わたし自身として語りたい
一方的に
あなたの言葉を聞きたいわけじゃない

 ....
明日という横暴が
今日という存在を
押しつぶしていく
圧壊した残骸の時
そこに見えるのは
裾を気にしながら
階段を登る人達と
言葉を綴りながら
いまを探す人達と
それが交錯せずに
 ....
まさか
ほんものがあらわれるなんて
ゆめにもおもわなかった
いままで
だましだまし
やってきて
すこしは
ほんものらしくなった
はずなのに
ぜんぜん
まったく
たちうちできな ....





一際の赤

雲の陰さえ見えない
闇を
照らし切り裂き

妖艶


混濁する熱気
腐食する生気


終末の朱
心の屈折率が違うから君と相対して話せない
記憶の圧縮率が違うから思い出を共有できない
眼鏡越しに見る世界はとても綺麗だ
人混みが嫌いです
だから何時も上を向いて歩く
沢山の人たちにぶつかって
毎日詫びてばかりいる
それでもあの青い空に
釘付けになってしまう僕は
何かが抜け落ちているのかな

何時か君に話 ....
懐中時計がチクタク
どこから来たのか
金剛石のクツワムシ
ガチャガチャと喧しい
ガラスのお城を建てた

お腹が空いたと
建てたばかりの
お城を囓る
ガチャガチャ囓って
あっという間 ....
少しは想い出すだろう

あなたはちょっと冷たい人だけど


泣いたり笑ったり悩んだりした日々も

あんなに愛したことも

忘れていないだろう


どんなに遠くに旅立っても

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
オレンジ天使005/8/20 21:03
クモの巣005/8/20 21:01
「 すいかぶり。 」PULL.12*05/8/20 20:37
*風になりたい*かおる4*05/8/20 19:57
面倒くさい夏休み初代ドリンク...8*05/8/20 18:38
e g g[group]蒼穹1*05/8/20 18:33
露骨な移ろいA道化405/8/20 17:23
三華遠  水迷銀[group]木立 悟105/8/20 17:00
だってそう思う。珠李2*05/8/20 16:20
あなたの街はここから見えないuminek...8*05/8/20 14:53
河豚(ふぐ)は飛ぶ日和14+*05/8/20 14:24
リミテッドuminek...6*05/8/20 14:20
透明な宿題望月 ゆき65+*05/8/20 13:37
スキアシガエルの入定The Bo...12*05/8/20 11:35
再生ははらだよしひ...1+05/8/20 11:27
交差点の魚達伊藤洋5*05/8/20 10:31
豚飼いの歌恋月 ぴの9*05/8/20 6:26
ねじ式クリ10*05/8/20 2:23
5限目は美術の時間牧村 空太5*05/8/20 1:39
だらだら黒田康之1+05/8/20 1:09
眠る夏あおば5*05/8/20 1:08
ガムテうめバア405/8/20 0:30
_lapisl...105/8/20 0:08
未完成の絵画紫音1*05/8/19 23:55
ほんもの[group]アンテ4*05/8/19 23:52
週末の星なき夜に紫音2*05/8/19 23:52
直視するわけでもなく3*05/8/19 23:50
青空コマキ6*05/8/19 23:43
懐中時計[group]あおば405/8/19 23:40
☆200 オモイデ貴水 水海105/8/19 22:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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