深刻になるのはよくない

いつだってファニーなのが
美点と言えば美点なのだから
腐らず行こう

のびのびと
風通しのいいところを
歌いながら歩くような気分で

胸をはって
帰り道は
昼の天気予報どおりに
激しい雨


ふと視界に咲いた銀色の傘を求めた


縁取り、白
フレームは銀


それを広げて歩くのが
今日の雨にはふさわしく思えて

 ....
真っ黒焦げの夜の真ん中に立ち尽くして
おれは一本の棒みたいになって
真っ直ぐに電波を受信する

世界のどこかにある高い塔のてっぺんで
一匹の猿がヘブライ語で愛を囁いていて
それが24時間発 ....
灰色の世界に
黒き髪を濡らして
よどみない雨にかたむく
私という空間
よりそう透明に色が映り
声が風に舞い上がる

つながっている命の音色は
かすれることもなく響いて
光に染まる闇の ....
それは、いつだろう
遠くないかもしれない、毎日、かもしれない



水平線、その丸みが空に一番近いところ
大型船が突き抜けていくのを
海辺で、並んで、手を振って
ただ眺めている人たちの ....
痛くてつらくて泣いた涙と

悲しくてつらくて泣いた涙は

どんな色であるのでしょう


嬉しくて感動して泣いた涙と

安心して感動して泣いた涙は

どんな味であるのでしょう

 ....
僕は飲んだくれて
恵比寿の裏通りで、げろはいてた
何もかも上手くいってないのに
何もかも上手くいってるように
取り繕って
でも、今夜は酒を飲みすぎて
げろはいている僕
そんな僕をじっと見 ....
今を足蹴にして 昨日にツバしても
  守りたい物がありました

 月がみていた  あなたの秘密
 月が嗤った  わたしの憶い
 月が謳った  ささくれていく心を

寂しい夜が膝を抱え
 ....
技巧は情熱に負ける
情熱は閃きに負ける
閃きは技巧に負ける

せえの

じゃんけん ぽん

あいこで





奴のあだ名は「最低」
文字通り最低なチンカス野郎。
俺 ....
 自動販売機の傍ら

 うずくまる人かと思えば

 ゴミ箱だった





TAXIは高いから 終電で帰るよ
それって私よりお金の方が大切って事?
違うよ ほら また明日会 ....
三階のレストランの窓から見下ろした
木造の橋の向こうへ伸びる石畳の道をゆく
白い服を着た君の背中はだんだんと小さくなり
緑の木々の下に消えた

立ち尽くす僕は
次いつ会えるかもわからない
 ....
あれはいつのことだったか、間違いなく浮いていて、空。に、月の代わりに。ぼくらの夜はつややかな緑に照らされ、建物には鮮やかな縞模様の影ができる。アスファルトから植物が生えているようだった。自分がやさし .... 旅先の小倉のホテル十一階
レストランで朝食をとっていたら
目の前のガラスの向こうにゆらゆらと
緑に光るカナブンが飛んできて
ハムをくわえた僕をのぞいて降りてった

「 よくもまぁこんな高い ....
彼女は振り向いた
おかしな顔をして
僕は何も言えず
苦笑いをした

愛することなんて星の形のようにうまくひっつかないんだ
いくら輝いていようとも
いくら見えていても

僕はうつむいた ....
排気ガスの向こうに
こころだけを投げ出せば
いつだって僕は風になれる
鳥にだってなれる


部屋に戻れば
やわらかい布団と
あたたかなシャワー



守りが約束されているの ....
わたしがいなくなって5分後の世界
相変わらず

交差点は混んでいて
ストップランプは
シンクロしてて

大型ビジョンが
めまぐるしく 変わって
新作モードは
ガラス ....
めじるしをつくって
いえのそと
まどからみえるところにおいた
とおりがかったひとたちは
かんさつしたり
すきなばしょへうごかしたりした
かぜでたおれると
だれかがおこしてくれた
いろん ....
東京という大都会を目指して
悲しみに彩られる列車に乗り込んだ
車窓の外は漆黒の闇
隣の空いた席が反射して見えた

夢に向かって走った僕は
代償に君から引き離された
それは試練
神様が与 ....
ワイングラスに揺らぐ血の波紋に
投げかける白
吐息を混ぜて作るカクテルに
筆先を浸して黒
指先がつたう背に残る
退化した翼

展望台から眺める十字路に
立ち竦む灰猫
星屑を塗 ....
夕日を映した紅色の花を、永遠にするために
透明な棺桶にアクリルを満たす

飼っていた犬の面影を、永遠にするために
AとT、GとC・・・塩基対の配列を玲瓏の棺桶に刻む

光の秘密を刻んだ虹色 ....
間違えちゃった





青信号だけが「行け」じゃない



黄信号も「速やかに行け」






行っちゃったよ
熱に浮かされた熱い体を持て余している
脳はもう溶けてしまったに違いない
そうでなければ
ぼやけた視界に誰も映ることが出来ない

助けてほしくて泣いてみた
この体に有り余るほどの痛みを吐き出 ....
やさしいうたをきいて こころおどらせる








そして 安らぎを覚える





どうしてこんなに癒されるんだろう





やさしいうたをきくと ....
青い空に白い雲
やわらかく反射して
川面を流れる春の景色を
岸辺に座って見ていた。

空は見上げなくてもいつまでもそこにあると思うのだけど、
気がつかないうちにすぐに流れていってしまい ....
痛々しいほどの
朱をさらけだして
鶏頭が咲く

傷口は
季節が変わっても
じゅくじゅくと疼き

癒す言葉など
持ち合わせてはおらず
ただ唇を乞う

ツバメが
ひととき ....
時が人を変えるのではない
その人がその時をどう生きたかによる
自分に責任を
今のあなたはあなたに作られている
私は一度も死んだことがありません
だから、よく解らないのですが
静かに息を吸いながら
あなたの詩をゆっくりと読みました
ゆっくりと

もう一度と言う声にうながされ
残照の黄色の花に気 ....
あめんぼうの湖に
ちょっかい出したから
君の子供は滑って転び
どろんこの濡れ鼠
あわれでゆかいでつまらない
びしょびしょの人間の典型だ

石ぶつけたら泣きだした
なんで君は石投げる ....
清流に身を沈め
両手を広げて目を閉じる

上流から押してくる
強い圧力に
決して負けない

循環する旅の途中の
冷たい流れが
この身体を貫くまで

美しい透明のものたちが
わた ....
羽音だと思ってたら
薄布のカーテンをふるわせて
飛びたいよう、と
窓が
泣いていた

わたしがあんまり
窓の目で
空を見るから

ガラスの表情は
いつのまにか、曇って
月の形に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
愚者の美点朝野205/8/23 19:08
銀の傘銀猫10*05/8/23 19:01
テレヴィジョン大覚アキラ305/8/23 17:51
くりかえすこしごえ7*05/8/23 17:41
去り行く人は、海辺の霜天1105/8/23 16:26
涙色那波5*05/8/23 14:59
子猫のシビット芳賀梨花子4+*05/8/23 9:00
*さなぎへ*かおる4*05/8/23 8:35
M氏のためのエチュード投稿者2*05/8/23 4:32
クリスマス・カロル3*05/8/23 4:24
「夢のひととき」服部 剛905/8/23 2:08
ウォーターメロン・ダイアリーズnm614*05/8/23 1:27
虫の知らせ服部 剛205/8/23 1:22
マヨネーズの形カバ205/8/23 1:20
ガードレールで夢を見た千波 一也17*05/8/23 1:16
わたしがいなくなって5分後の世界uminek...8*05/8/23 0:50
めじるし[group]アンテ705/8/23 0:41
東京相沢邑人1*05/8/23 0:24
咲き枯れて標本になり紫音0*05/8/23 0:12
永遠のようなもの、をたずさえてたりぽん(大...705/8/22 23:35
過ち−波眠−005/8/22 23:31
鳥篭の向こうりぃ205/8/22 23:26
やさしいうた天使205/8/22 23:22
川岸あおば005/8/22 23:12
帰燕落合朱美10*05/8/22 23:11
時は人を変えない美琴505/8/22 23:08
日時計あおば5*05/8/22 23:03
水たまり005/8/22 22:53
清流にフォマルハウ...10*05/8/22 22:46
夜を抱きしめるなつ12*05/8/22 22:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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