見えない飛沫の連なりが
輪のかたちにそそがれる
低く飛ぶ蝶の腹を見上げ
同じ速さで陽をすぎてゆく



うすく明るい
鳥の影が交う道を
飛べない鳥が歩いてゆく
気まぐれ ....
夕焼けのなかに
ぽつんとビルが
建っている

ながめていたら
たたずむひとに
見えてきた

ひとが
暮らしている
のだから

ひとに
似てくるのは
当然のこと

かもし ....
先人に習って
回れ右
先人を尊敬してる?
もし自分の生き方をしたいのなら
回れ左
世界に終わりがあるのなら
命の期限もあるのだろう
人の寿命は短くて
命の期限は長すぎる

酷い混雑見ないふり
酷い醜態見ないふり
美味しいお菓子も
食べたふり
綺麗な時間は短 ....
さうざうし

古典の教科担当のじいさんが 現代語とは意味が違う、といっていた

さうざうし

教室のなか 友達のこえ 笑って応えて またおもう

さうざうし

「さうざうし」

 ....
職安から帰る道のり
駅からの道を歩く
ぬるい風が襟元をかすめる
まだ6月なのに27度
北国仕様の体には
蒸し暑く感じる
むっとするアスファルトの匂い
駅へ向かう自転車の群れ
甘い花の香 ....
緑のなかの月
金のなかの羽
夜の上で重なりあう
土の上で重なりあう
空のむらさきから
鳥が飛べないほどの風が
裏表なく降り下りる
どこへでも
どこまでも
 ....
とてもかたい列車で
おもちゃみたいな街から出て行く
レールをわざと踏み外して
けたたましく列車はのぼる
神秘だねって笑う暇もなく
割れた空へと進んでいく



にわか雨が過ぎていくの ....
ぼくらがこどもを産むのは当然で
それはぼくらが夢のこどもを
たくさん
胸の内に飼っているからだ

ときどき、芽を出すそれらは
波のように
人生を翻弄し、ぼくらをゆりかごへと戻す
それで ....
私は引きちぎられ 微かに残ったあなたに出会う
あなたは既に身体のほとんど失い
息はどうでしょう もう止まってるかもしれない

私は強引にけれど 結果的に私の望みどおりにあなたに触れる
 ....
雨あがりの空ろな声は

流れる雲のきらめきか


雨に湿った
{ルビ濃紫=こむらさき}の瞳がとなえる
つながりの腐蝕は
しっぽり燃える送り火で
季節を含む
風の滅びゆくさまを映す
 ....
いつもの席でいつものように
始めましょうかと手を鳴らす先生の
その指先を見てる
思考は明日のその先を見てる
今日の考え事なんてとっくに終わった
私は明日もその先も生きてる
君だって生きてる ....
おお
なんとなく
さびしいではないか
お巡りさんが通った
ぼくだけ許されない感じ

青い制服で
バイクを走らせて行く

昔万引きがとまらなかった
怒られたいのに
みつからないよう ....
観測史上最大級の台風が上陸した日の夕方
未確認の大型生物の屍骸が
四国のとある漁村の浜辺に流れ着いた

地元漁協の連絡を受けて
ある大学の海洋生物学の調査チームが到着したのは
発見から14 ....
白の灰色 逆U字の穴 煉瓦
やはりこのままにしておくのは勿体ないが
それでも良かったと思うのは不思議ではなかった

だが、未明の散歩 心に響くゆえに
明くる迄のページめくり続け 白紙 ....
春と言えど北国の風は冷たく
歩みを増やすほどそれは突き刺さった
その代わり
見上げた空は藍黒く澄みきって星の瞬きがはっきり
だのに月だけぼんやりとして八分の五
顔を出していた
 ....
コンデンスミルクかけっぱなし
ガツガツ苺食え 始終狂え
共に友を消し 画面上から 親指 右 左 アウア 向上心
操作される人間関係 電波に乗っかり どうでもいい
0と1の音符
山鼻 ....
  

ベランダにあるテーブルの上
お酒と料理を
ようやく並べ終える きみ
黒髪が風に流れ
その先から濃くなっていく夜

別れ

切り出せない互いのセリフは
草書体のように
読 ....
「3秒に一人、貧困によって子供が死んでいます」






ベッドの中
まどろみながら
心の中でみっつ数えてみる

1、2、3。
どこかで子供が一人死んだ

1、2、3。
 ....
失うばかりでいい
得るものなんて何ひとつなくても
掌から零れ落ちる砂のように
すべてを失いたい
うそとまことに生死の境
ピッカピッカの緊張感
    と
  淀む日常に惑う

      幽玄と夢幻がシーソーを揺らす

          くるくると色をかえ
           ....
帰りの道 車内
ふと傷が疼いてさ
なんだろ 考えても思い出せない

たった今あのトンネルをくぐる
裏切りに似た気持ちと共に
君の顔が浮かぶよ

胸を突く痛みの理由を 気づけない
だけ ....
辺りが突然一色に染まり
耳の奥がボーと音を立てる

これはきっと心に続く道に似ている

考えを吹き飛ばすでもなく
やっぱり今日も想いにふけて

あの時の過ち あの日の怒り
あの一瞬の ....
冷えためしをくえ
    3合から5合
    冷えためしをくえ
    
    横綱並の産婦人科の医者は
    皆目見当もつかない浪漫飛行へ
    三日月涙と韓国風 ....
僕のお気に入り
君のあしもと
根っこがぐっと盛り上がって
そこにできた小さな窪み

ここで僕の心は語る
夢を
恋を
明日を

君は
いつも同じに見えるけれど

昨日は背中合わ ....
花を持って君を待って
君がこなくて花と枯れた

やさしい雨はまだ遠く
椅子がただ腐ってゆく

もう咲いていたころには戻れず
いつか雨にさえ壊れてく花弁の
埋もれてゆく葉脈の
ただぼん ....
いつもより少し日が暮れるのが早い気がして
つたの絡まった郵便受けをのぞくと
少し錆びた箱の中には、もう秋が来ていた

慌てた僕は、街を見下ろす公園に行き
ペットボトルのロケットにラブレターを ....
君の心の展示会覗きたくなり

電車に乗りました。





カッタンコットン・・・

揺られて逢いに行きます。

窓から見える景色もコマ送りに君に近づきます。




 ....
流しのはじっこで
トマトにかぶりつく

切って 盛り付ける前
誰もみてない 朝

どっからくるんだろう
この 破りたい
悲しみは

形よく そろえて
行儀よく いただいて
終わ ....
小さな胸に猛るほどの愛情
体を削いであなたに捧げて
それでもわたしのお腹は太らなかった
さようならという言葉は
わたしには似合わないから
あなたにあげるわ
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
朝彩木立 悟305/8/25 22:54
あるく建てもの朝野6*05/8/25 22:54
まわれ左美琴005/8/25 22:49
世界の終わりあおば5*05/8/25 19:45
古典yoneko...105/8/25 17:53
東京は鈴木もとこ5*05/8/25 17:14
邂逅木立 悟505/8/25 17:00
初空列車[group]からふ705/8/25 16:56
イデンとゲンリまれ205/8/25 16:12
ラブストーリー・オブ・トイレットペーパーHARD2*05/8/25 15:54
季節こしごえ6*05/8/25 15:34
planetサカナ4*05/8/25 14:52
すなあらしのダンス石川和広1*05/8/25 14:51
ベリーちゃん大覚アキラ805/8/25 13:13
灰色宇宙、緑の酸味チQ005/8/25 12:11
拝の木005/8/25 12:10
糸おすすめ泉005/8/25 12:09
きみではない女体jei2*05/8/25 10:44
みっつ数えたらみもる0+*05/8/25 10:13
ラヴソング大覚アキラ105/8/25 10:03
*変容*かおる4*05/8/25 9:34
トンネル〜帰路〜珠李1*05/8/25 9:10
トンネル2*05/8/25 9:10
冷えためしをくえMaki105/8/25 8:55
優しい君にありがとうさち4*05/8/25 8:44
ドライフラワー0*05/8/25 8:11
空っぽの郵便受けとラブレターをのせたロケット伊藤洋5*05/8/25 8:02
油彩画展[group]しらいし い...7*05/8/25 7:32
トマト星人砂木16*05/8/25 7:25
上手なフラれ方無知アコ2*05/8/25 3:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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