夕暮れ時になると性懲りも無く
鐘が鳴ります
残された残響があちらこちらへと
物寂しさ残して消えていきます

起きてから寝るまでのほとんどを小さな工場で過ごし
私は随分と前に考えるこ ....
わたしの身体は三日月の野原です
このなだらかなカーブは
どのみち受け入れるための
情報を得る手段であり
触角のようなものです
屹立と振動が描く
幾重にも連なる波状のはしっこを
数千億もあ ....
子どもらしい

白くて黒いキャンパスに

秘密が全部書いてあった


配布された

青春表を切り取って

回数券みたいな幸せ ぎゅっと握りしめる


夢から覚めたとき

 ....
一人は 黒人で
一人は 脳に 帽子を かけている
一人は 白人で
もう一人は 師匠を  感慨深げに
見下ろし
四人で うなずく

自由の 女神が 骨折している
間が あいたからだ
黒 ....
幸せな手ほどき 幸せなあなたの
春の手ほどき


日当たりの良い場所で発芽した幼子たちが
小さな口を尖らせて
黄色い山火事を起こします
霧散した空気があらゆる涙袋を膨らます
それは ....
もちが もちもちしているから
もちであって もちもちしてないのなら
そんなもの もちじゃないって
いいたくなるような午後に
私はほんとうにもちかと
ききたくなるくらいに
もちがたべたくなっ ....
足を
風がなでる

しばらく眠っていた
永遠に近い
あなたはいない

すいこまれるみたいに
街は
夕から闇へ
日が早くなった
当たり前のこと
おどろき

もう暑くなくなる
 ....
君のためと思ってずっと頑張ってきたけど

本当はもう 疲れたんだ
詩が生まれた
あなたはどこから来たのでしょう
あなたに辿り着くまでに、
どれだけの根を共にしてきたのでしょう
たくさんの親指に包まれながら
あなたは産声を揚げたのです

この世に生まれた ....
stage.0素‘イマジン-言葉の起源-’

言葉を捨てよう
言葉の意味から覆そう
言葉は終った

言葉は文字
言葉は積木
言葉は鳥
言葉は空
言葉は表形
言葉は水
言葉は塵
 ....
いきなり走り出した。
何かに急き立てられ、
何かの使命を感じたように
走り出した。

口は一文字、
歯をくいしばり、
鼻ん穴 おっぴろげて、
目をつり上げて、
走った、
走った、
 ....
夜、雨の匂いがした


やがておとずれる
音をつなぎとめ


どこまでも

虹のからだが
空を広げていた
体がね 

変化し始める時だから

       
     心が落ち着かないのよ





心がね

  変化し始めてるから


     体が落ち着かないの ....
小柴さんは散歩を
3歩、する。

小柴さんは散歩を
3歩、する。

小柴さんは散歩を
3歩、散布、する。

小柴さんは散歩を
3歩、サンプルを散布、する。

小柴さんは散歩を
 ....
木の葉のように
君は生きるの?
君はとても柔軟
でもひとつ忠告しよう
「君を揺らす風は
君であってほしい」と
自転車置き場の
かたすみで

セミたちが吹きだまる

かさかさと
枯葉のように転がって

閉じない瞳で空を見る


川沿いの
桜並木が手を振った

親猫は
いぶかる子猫を ....
今日が終わって

明日が終わって

全てが終わってしまったら



何を終わって

何から逃れて

何を憎めばいいのでしょう?



なぁ

醜いだろう?

な ....
そんなもので壊されたり
そんなことで傷ついたり
オレンジの中でそういうのを忘れた私は
灰色に向かって立ちつくし

崩れた土を踏み潰す

全部消えればいい
でなければ私が

それをど ....


 声を潜めて

 雨と歌う

  からからわれた

 囁き声は

      ひくく
 
        ひくく 

 こぼれおちてく

 すきまだらけの

 ....
夏が終わるね
少年が
風鈴の音を撒きながら走り抜けた
この胸元ではまだ 汗のビーズが貼り付いていて
蝉しぐれが落ちてくる 私たちの地上では
色付きの花々が 太陽を仰いでいるけれど
ゆきの花 ....
電線の五線譜に音を入れ
夜三時に水平線を目指すオオムラサキ

世界を支えるピアノ線がゆっくりと緩む

深海にさく桜
魚達は星を夢見ている

海が静かにひいて
地軸がわずかにきしむ
 ....
 太陽には 秘密があるんだ
 誰にも言っちゃダメだよ

 太陽は実は 月に恋をしているんだ
 遠い宇宙の空間の中で いつか 結ばれることを
 毎日 夢見ているんだ
 
 太陽は 熱い ....
混沌 飲み干す 喉仏 上下する 音

澄み切った 空に 反射する よだれ

仏は 喉になんか いないのだよ 君

閃光に 目を閉じる 反復する 快楽

澄み切った よだれ 終わらない  ....
みじかめに
つめを切ると

ゆびさきが
やわらかくなる

そのあと

髪を洗うとき
ゆびさきが
あたまのひふと
みっせつに
ふれる

そのあと

キーを叩くとき
ゆび ....
 
とんがった帽子をかぶった 魔法使いはこの人生を 何色にも変える
テレビの映像は この世界の全てのように 僕達の前に立ちふさがる

緑の森の妖精は 何を思うだろう?感じるだろう? ....
未だ硬い、既に確かな
夏でもない、秋でもない、果実で
深緑は
瀕死であることを理解している


見上げれば、ひとつの一秒が
高速で遠のいてゆく
わたしは、何に対しても連 ....
彼女は
朝の遠いこのまちの 
ちいさな刷毛で色をさしてゆく、群青
そらをぬりこくって笑う
その背中に 
にじんでゆく夕焼け空を想起しました
けれどもうぜんぶ しずんでしまったから
 ....
さくら かんざし
あかねの 鼻緒

ねむりの いわおに 
腰かけ
仰ぐ 


ちり ち り りん
金魚の尾ひれが 
風鈴を蹴る

ちり ち り りん
黄色の帯と 
左手 
 ....
午後11時55分の川面に浮かぶ 昨日行きの船は
今日の悲しみを乗せて 海の彼方へ


満ち潮には 増減があるのだと
思い巡らす 詩人の夕暮れる刻
紅葉した太陽が 海へと流れ行く

 ....
桜降る あの 朱色に染まる門前で
逝き 生きと 別れたというのに
あなたは 私の夢の中で
「君の傍にいるよ」とか
「守ってあげるよ」とか 言うのです。


幸せだった一日の終わりに
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
幻影KoーTa3*05/8/29 21:53
女体についてのオマージュ芳賀梨花子19*05/8/29 21:53
もうすぐ終わりもる205/8/29 21:24
骨折奥津強505/8/29 21:04
パリフ嘉村奈緒1105/8/29 20:33
もちカバ105/8/29 18:56
永遠に近い石川和広11*05/8/29 18:40
_葵 悠貴1+*05/8/29 18:34
しはいきてすくうつきのいし.20*05/8/29 18:19
∃mbryonic poEm8*05/8/29 18:18
阿呆の子(走る!)多々田 駄陀405/8/29 17:30
アメウ4*05/8/29 17:15
奥義ノクターン2*05/8/29 14:50
小柴さんの散歩カバ205/8/29 14:31
美琴005/8/29 14:00
うつせみuminek...8*05/8/29 13:35
又一105/8/29 13:33
劣等感105/8/29 12:48
浸水かぜきり6*05/8/29 11:35
ゆきの花たちばなまこ...13*05/8/29 9:12
生まれいずるすべてへ伊藤洋4*05/8/29 7:58
太陽の秘密炭本 樹宏705/8/29 3:41
ス  ト  ロ  ボ大覚アキラ105/8/29 3:32
ゆびさきプラグ朝野12*05/8/29 1:47
時の津波炭本 樹宏305/8/29 1:35
愛おしい密葬A道化1405/8/29 1:02
ラピスラズリはな 16*05/8/29 0:45
献花千波 一也43*05/8/29 0:22
泣く秋千月 話子9*05/8/28 23:45
降る夢11*05/8/28 23:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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