「ここから飛び降りるって言ったらどうする?」
「やれやれ。気まぐれなお姫さまだ」
「なによ、その棒読みのセリフは」
「感情がこもっていないんだよ」
「あのねー」
 
 
 屋上、 ....
明日をうたがい おそれながら
大審問の つらい夢からさめる
また朝の
灼金のひかりのなかに立ち
荒野のひつじのむれを見る 
闇をひと掴みポケットに突っ込んで、
土砂降りの雨の中をまるで海賊のように歩く。

薄汚れた日焼けの痕。
擦り減ったビーチサンダル。

おまえが好きな八月は過ぎ、
鼻唄まじりの季節は幕を下 ....
ハッピーエンドじゃない映画を見ちまった
  そんな気分わかるかな

 見上げた青い空に白い雲
   涼やかな風の中で
         僕は一人

ほんのかるい暇つぶしのはずだったのに
 ....
さざ波がなみだのように
打ち寄せては 返ってゆく

裸足の少女が想っていると
両の手のひらに
まるい硝子瓶が生まれた

涼風に
前髪を撫ぜられ
足首をくすぐられ
ようやく 頷いて
 ....
いつの間にか 鞄に穴が開いていたらしい
どうりで最近 入れた覚えのないものが
たくさんあるんだなと

好き好んでこの鞄に入ってくるなんて
よっぽど物好き
もしくは 穴があったら入りたいほど ....
たまたま見た朝の星占いによる
爽やかな目覚めを台無しにする宣告に対抗して
わざと恋愛に失敗してみようと思ってみたが
この惑星にはおおよそ{ルビ1/12=じゅうにぶんのいち}の同志達がいることを重 ....
むかしがありました
むかしはいつまでも待っておりました
風は砂時計のように
失ったものをひっくり返し
また失いはじめるのでした

たった一本の
傾いた光の下で
自分を整理整頓したりする ....
ゆうべ 話したこと 憶えてる?


アナタは生ビールに酔っていて

バカな話 ジョーダン連発

アタシも 大声で笑ってて

それはそれで 楽しかった

けど

ひとつだけ ....
夢じゃなくて、希望じゃなくて

勇気でもなく、愛でもないものが欲しい


無論

財産とか富なんてモンもいらない

モノも何も要らないから

1つだけちょうだい?


どん ....
一体どこから訪れたのか
雨音 重複音である
メッセージ性の無い重複音
どこに現れたか天の落とし子
ゴウゴウと音がする
めかっと光る

気体と重力が合わさって
むっとなる
窓に映る白い ....
ざるそば
去る側
かけそば
駆け側
中華そば
っちゅーか側にいて
貴方の面影のある彼

見つめ続けていたら

貴方を思い出してしまいました

貴方のいなくなってから

凍てついてしまった私の心に

再び灯が点りました

揺れることのなかった私 ....
机が坂を滑り落ちる
その形状を保ちながら
机が坂を滑り落ちていく
誰に目視されることもなく
他に滑り落ちるもののない坂を
机が机として滑り落ちていくのだ
ああ素晴らしき滑走!
け ....
夕闇へと向かう 全ての生き物が息を潜め
ゆるゆると夜への侵略を開始している瞬間
そのエアポケットのような ときのはざま
きっと羊水の記憶を刺激するのでしょうか


トクントクントクントクン ....
君は滅多に喋らない

余程の事が無い限り

僕は君の声を聞く事は無い

何時も僕が一方的に話すだけで

君は表情と相槌だけで

返事をする


君の長い長い前髪は ....
十九弦の竪琴に
留め置かれた爆弾は
語り部の指先追いかけ
血のない破裂を迎え

デリーは
ロンドンデリーに変り
市中から
辻音楽師は消えた

武装解除

辻音楽師は戻り
ギネ ....
私は今・・・・・・






優しさを求めています。


















私は今・・・。









 ....
夜になると さびしくなる。

誰かに電話しても 繋がらない。

さびしい。悲しい。

メールをしても 返ってこない

さびしい。悲しい。さびしい。

このキモチって なんだろう?
 ....
最近 君は笑ってくれないね。

笑っていても どこか作り笑顔で・・・

そんな君を見てると 痛々しくて・・


「もう会わなくてもいいよ?」


そんなことを 言ってしまう
 ....
ふわふわが
ふわふわに言います
もっと
ふわふわになる


光が光に目をふせ
渦の生まれを見ます
ふたつ
生まれた


ほつれ
ほどかれる指が
からまわりし ....
生まれ変わりを実行して
失敗した腕を掴んだまま
落ちてゆくのは体だろう

時の流れに逆らって
闇の兎に魂を売り
わずかな時間を買う

逢いたい人がいるのかと
問われれば
そんな ....
三日前、
宇宙から眺めた地球は
星屑を散りばめたように
不幸だった

ふと目が覚めた地球は
一滴の涙を流して、訴えかける
「お父さん、お母さん、こんなとこに置いていかないで」

知生 ....
あなたに会えないと
悲しくて
あなたに会えた日は
うれしくて
こんなに好きで
でも愛されていない
いつもいつも
考えているのはわたしだけで
たまにやってくるあなたを待って
日々は過ぎ ....
表面張力で水面が曲線を描く
もう一滴で壊れてしまう
僕のいちばん満たされた形は
いつも終わりと背中をあわせで

たとえば真っ暗な浴室であるとか
たとえば真っ赤な欲情であるとか
唐突にはじ ....
午前三時。
君はまだ喋ってる。

冷えたパスタを、
フォークで突っついて、
ぺちゃくちゃり。

ワインを、
手酌で注いで、
ごくり飲み干して、
ぺちゃくちゃ ....
消化しきれず吐き出される
無駄な命の残骸を
手で掬い取ってみる

僕は無力で
無力な僕の血が混じった
その残骸は中途半端に溶けていた

近いうち
あなたの血が混じった僕が
吐き出さ ....
ふと遠いところへ行きたくなる

通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
いくら待っても 戻ってこない
忘れよう すると 知らぬ間 傍に
離れて 近づく
あの針 見つめて 僕らみたい なんて

気持ち 裏腹
冷めた 温もり
何気ない 声
振り向いて 知らない ....
君と
裸で抱き合える場所に行きたい
君を
全身で味わいたい

セックスなんてする必要ないよ
君を忘れたくないんだ
君の感触を全身で憶えていたいんだ

忘れちゃうよ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
やきそばパンはいかにしてなくなり、夏はどのように始まったかMonk29*05/8/31 22:45
そろもん(迷羊の話)みつべえ605/8/31 22:45
九月の海賊[group]大覚アキラ1*05/8/31 22:34
晴れた日に一人なごまる1*05/8/31 22:13
手紙なつ2*05/8/31 22:08
F (fro...6*05/8/31 20:31
星占い0*05/8/31 20:19
整理整頓[group]tonpek...16*05/8/31 20:04
「もし俺が死ぬ時は…」准々005/8/31 19:54
彼方のココロを‥・暁悲0*05/8/31 18:18
雷鳴カバ005/8/31 17:26
そば105/8/31 17:23
おもかげ兎乃 しずる105/8/31 17:23
孤独たもつ1205/8/31 17:23
*透明な残像*かおる3*05/8/31 17:09
ミュート蝶番 灯105/8/31 16:53
デリー市kw2*05/8/31 14:45
私は。天使1*05/8/31 14:41
寂しい・・・悲しい・・・・さびしい。005/8/31 14:38
コノ先ニハ、僕ハ居ナイカラ・・・。105/8/31 14:32
ノート(眩)木立 悟1005/8/31 14:16
闇に堕ちた時間りぃ105/8/31 14:00
ちきゅうはかんがえたみずほ太陽205/8/31 13:53
循環チアーヌ705/8/31 13:25
オーバーフロウ1*05/8/31 13:02
「 それからどしたの?仔猫ちゃん。 」PULL.13*05/8/31 9:12
吐き出される4*05/8/31 7:55
夜の地下鉄は海の匂いがする[group]ベンジャミン52*05/8/31 7:05
Time珠李005/8/31 3:43
ラヴ・ホテルへspan5*05/8/31 3:09

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