「何といっても詩は青春の文学だからなあ」
旬を逸して
まだ辞世にも遠く
── 誰にも満足せず
来た道をそのまま
宣すべき決意よりも旨い着想を好むとは
ますますもって僕は僕らしくなっ ....
手に入らないものが
欲しくて
欲しくて
手に入るともういらない
あなたのことが
欲しくて
欲しくて
手に入ると
・・・・・・・・・・
ちょっと 疲れただけ
心配いらないよ 大丈夫だよ
やせ我慢じゃないさ 心配ないって
君への電話切ったあと いつも後悔するよ
どうして 素直に 正直に 言えないんだろう
こんなにも 弱 ....
僕は観ている。 無音量MAX このくらい部屋の中
今聴いている。 無音量MAX 一人貧乏座り
なにもかも押しつぶしてしまう 無音量MAX 大音量
隙間なく埋め尽くす ....
生まれ ささげ 手わたし 去る
鏡のなかに増えてゆく
誰もいない家並みに
打ち寄せるすべての見えないもの
やわらかく 冷たく
悲しいもの
暗がりに立つ光の線が
自 ....
君はあっちを向いているよ。
なぜ あっちを向いているのか私は知らない。
君は何か考えてたよ。
何を考えてたのか 私はわからない。
でも 背中を合わせて
私はこっちを向いて
君と一緒 ....
闘気ォーグ 闘気ォーグ 闘気ォーグ 闘気ォーグ
Ура!(万歳)
千九百十一年レーニングラードはサンクト・ペテルブルグに改名
レーニンさんって誰ですか
一部の貴族と王様に
人権人格人 ....
わたしのこと
愛してなんかないんでしょう?
帰途につく助手席に
憎しみは騒ぎたつ
さざなみのように
答えのないまま
FMはゆく
たとえばくちびるで
確かめあえたら
あなた ....
目を閉じてひゃく数えるあいだの
静けさがこわかった
(いーち にーい さーん)
ぼくはずるだと言われるのがいやだったから
はんぶん泣きそうになりながらゆっくりと
(しーい ごーお ....
いつもどうりのことが
ふわりとしてるので
ところどころ鋏で切って
整えてみるけれど
散らかるばかりで
ああ もうめんどうだ
自分自身もパシャパシャ切っちゃう
誕生日でも何でもないところで ....
夕立の後にひょっこり現れたお日様が
でこぼこの稜線のきわで立ち去り難く
早くおうちにかえらなくちゃ
暗闇が世界を飲み込む前に
いいえ、大丈夫と
夜の女王がマントを翻す
....
わたし、という曲線を
無謀な指が
掌が
少しの優しさも無くなぞる
書院窓の向うでは
秋の長夜の鈴虫が
交尾の羽音で月の影絵を滲ませて
こっちにきて
こっちにきて、と ....
夕暮れの 微笑 忘恩の 波
私生活の 凶器が 私の
夕暮れの 真似をした
道化の やはり
洪水の 模倣にも似た
祈りの 最中で
音が 鳴る
墓石に 虫が たかるように
音が ....
なにもないところから
無造作に とりだされる
刺されたひとは
いかなる傷もなく
こともなげに死ぬ
仕事 してない
病気 してる
体力 ない
生きる力 ない
死ぬ勇気 ない
楽しいこと 好き 当たり前
苦しいこと 大嫌い 当たり前
友達 そこそこいる ....
電車のカベを
明るいデジタル色に塗りつぶし
小さな文字が見える
たくさんならんで見える
隣接する隙間では
カッサンドラ王女が踊る
灰色の塗の粉を踏んで
微かな足音を残す
ひたむきな兵士 ....
刺激の多いこの街では 日替わり定食が大人気だ
誰かが誰かの噂をする 毎日主人公はかわる
今日は誰が 王様になるのだろう
今日は誰が 貧乏くじを引くのだろう
誰かが ....
ぽくぽくと砂埃の道を
踵の低い靴で歩く
道端にときおり現れる
柿の木の下で
風に吹かれて和みながら
寂れた雑貨店は
小さなオアシスのように見えた
冷蔵ケースのコーラの瓶の
くび ....
西に向かって
連戦錬磨の
新幹線が走る夜
各駅停車で行く
新宿に着くと
黄色い山手線が見える
それは昔のこと
今は見えない昔に
見えない色の
見えない顔して
つながらな ....
瞳をとじて あかい海
金魚の鉢に くちづける
からからの ぷらんくとんを ばらまくと
ゆれる水面に さざめくひかり
プランクトンはぷくぷくみずを吸い込んで、
ぶくぶく息を吐 ....
彼女はあたしのもの
あたしは彼女のものでない
だから空いた方の片手(多分右手)で宙を掻く
彼女を犠牲にしてでも上へ 上へ行こうとする多分あたしは
(1) ....
用がなくなって
やがて捨てられていく
ワタシはガラクタ
古くなって汚れて
やがて捨てられていく
ワタシはガラクタ
まだまだ使えるのに
やがて捨てられていく
ワタシはガラクタ ....
眼差しの先にあるもの
他の人にはわからない
私にだけわかる
いいことも悪いことも 全部
でも、悪いことはいらない
わかるのはそれだけ
それだけが頼り
....
クリープ現象で
夜をすべる
アクセルを踏みそこなった右足で
有明ランプをまたぐと
すこし遅れて
あした が きょう になる
うしろへと流れる景色を手がかりに
恋人だったはずの
....
いくつもの偶然から生まれた、何処にでもある、ありふれた恋、
けれど、時間はこの瞬間に向かって流れていたかのように、二人を引き合わせた。
今、運命の輪が回りだす、
いかなる力によって回 ....
2005年9月4日
名古屋から東京、ここウエノで
再会をいろどる空が
いつもと同じ青と白では面白くないから
黄色い南国フルーツぽっかりと浮かべてみることにした
青い空に黄色い南国フルーツ ....
まちぜんたいをみおろせる、
たかいやまにすむ くまは
だれにもばかにされないくらい
おおきなくまになりたくて
やまのものをつぎからつぎへ
たべつづけていきました。
....
うちはあんたのこと、めっちゃ好きやねん。
せやけどあんたは、なんにもいうてくれへん。
うちはあんたのこと、ずっと見てるねん。
せやけどあんたは、違う誰かをずっと見てる。
その人 ....
電車の窓から空をみていた
明るい日の光を浴びて雲達は気持ち良さそうに泳ぐ
真っ青な空に少しずつわたしを近づけて
雲に触れるか触れないかの間で
雲が受けた風を受けて進む
電車のドアは更なる空へ ....
ちっとも可愛くない ちっとも偉くない
ちっともすごくない ちっとも目立たない
そんな君は、
実はすっごく可愛くて、 すっごく偉くて
すっごくすごくて すっご ....
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