思い出
と
記憶
の違いを知ってしまってから
僕は
思い出喪失患者
になりました
何が綺麗だったのかも
誰が愛しかったのかも
今の僕には
何の意味も持たないようで
....
クライン二錠℃ ガーゼ切る風はe蝶choのテーゼ
太陽風の落下傘下で酸化する 賛美歌ルマの3カーヴ×2で緑青
may草の足元LD-ME異相さレル蟻 Suiとテラス(遠景区)
1000の刑が宣誓サ ....
赤いカケラが私の喉に
意地悪くつっかえて
声の出口を奪うのです
飲み落とそうと溢れる唾液は
それも叶わず流れ落ちる
カケラから甘酸っぱさを吸い取りながら
透き通った{ルビ黄金=きん ....
京都へは
西大寺から各停で行くのがいい
KYOTOステーションは
洛中と洛外を隔てる
無意識で巨大な土壁
だからこそなおさら
裏口からこ ....
君は月にかえった
いつか涙が絶える時がくる
其れは幸せだからとか哀しみが無くなったとかじゃなくて
何も無くなるから
月が光を浴びる様に
ぼんやりと何も無くなるんだ
あの日小指だけで ....
二十歳で死のうと想ってた
目の前に闇しか残らない
だから ループする毎日を終わりにするつもり
子どもの頃は手の平の生命線を見て
長生き出来るって 意味も無く長く生きたかった
あの頃の ....
あの子は逝ってしまったのよ
夏の名残の陽射しが注ぐ朝の庭で
何度か苦しそうに喘いで
だけどそのうち眠るように
少しづつ少しづつ
呼吸が弱くなって
愛するみんなが見守る中で
頑 ....
死にゆく蝉の声で起こされて
夏と寝ていたと気づかされる
まどろむ意識の中で
シーツに潜む
残り香を探す
枕の隅に
鼻を押し当てる姿は誰にも
見つかることはなく
....
ごらん あれは
眠りの間際の窓辺たち
ごらん あれは
烏賊を釣る船の漁り火
人々の暮らしは在り続けていてくれる
汗をにじませながら
涙をうるませながら
人々の暮らしは在り続けていてく ....
今日もわたしの右手はうそを紡ぎだす。
すらすらすらと動いてくれれば問題ないのに
わたしの右手は面倒で、
気分屋で、困ったものだ。
だけど、それでもわたしはわたしの右手を愛していて
わたしの物 ....
鞄を引きずり無人駅の改札を抜ける
そびえる山々には紅葉が色づき始め
頬を流れる風もひんやりと冷たい
反対を押し切って飛び出した二年前
都会の荒波で挫折した娘に
一体何を思っているだろう
....
ころんで
散らばった
くれよんが
ソラにひらいた
モーニングコール鳴響
寒気頭痛吐気
クーラー室温21℃
胃底重ビジネスホテル
無味乾燥シーツ
記憶リフレイン
* * * *
昨夜23時
三ノ宮駅改札
摂氏31℃
汗アロ ....
飛び回る躍動 ネオンを臨む
期待弾ませ リアルを覗く
ここに蔓延る 自由を見つけ
ルールの束縛 不自由な自由
夢 喰らう 未来 暗い
昨日 喰らう 夢 依頼
希望 cry リアル 食ら ....
木々の葉は
さわさわと風に揺れ
わたしを誘っている。
緑がわたしの眼を射抜く。
胸がきゅうと縮んで苦しくなる。
森羅万象、全知全能の神までも動きを止め、
全てが凍りつき、
わた ....
そらをみているとね
何にも
いらなくなるよ
何にもほしくなく
さえする
ひとは いっぱい
ほしいものが あるけれど
空は それを 忘れさせて ....
命日
ギラギラリラ赤いヒヨリミゴケの蒸す炭化したブロック塀はガタガタラバタラで
露出した鉄骨に刺さる視線は痛い
敬礼
そこにテラテラ反射するクチバシは逆さ吊りされた雄ヤタガラスの
あんまりな ....
きみのゆくえに からめとられた
さざなみ さざめく 月日のほとり
残り香染みた 荷物ほどいた
破れた地図を 自分勝手に
つなぎ合わせた でたらめになった
宝の埋まった バッテンの ....
それは眠りながら
君の体を行き交う虫を捕まえて
虹色に光る魚を探したかった
なにかを追ってどこかまできたけど
帰るための電車も小銭もなかったんだ
唐突で従順な世界の中で
僕は自分の ....
月が 舟を ナクシタ
木陰 に 零れた
ピラミッド の ベール
濃い青 の 淵
触れさせぬ まなざし
ただれた 地殻
うぬぼれた マルイ肩
キィィィ きぃぃぃぃ ....
砂ぼこりをあげて走る
トラックの荷台でゴロゴロ
スイカやトウキビといっしょにゴロゴロ
楽ちんだぜ このごろ
ひとつだけもらったスイカを
かかえて河原へ
....
戯れに 月夜ならばや 人目盗みて 散り逝くまえの 星煙るころ 逢瀬を重ねん 愛も添へ
{引用=たわむれに つきよならはや ひとめぬすみて ちりゆくまえの ほしけふるころ おうせを ....
あの日を境に
世界は明らかに下り坂に入ったんだ
たとえばさ
えらい人が逮捕される時ってあるでしょう?
あれね
時代劇の捕り物みたいに、突然いっせいに取り囲むってことは
実は ....
朝は青色
昼は赤色
夜は紫色
明け方、虹色
僕は名前が欲しかった
「僕は名前が欲しいんだ」
「うーん、君は『白』にはなれないね」
目の前にまぶしい色があらわれた
「だって『白』はこれだから」
「他に名前はあ ....
誰にだってあること
こんなに淋しい
ひとりきりの昼間は
妙にアイスクリームが欲しい
ときどき部屋の時計が
止まってるけど、それは
数えるのをやめただけで
....
いつか彼の匂いを忘れることを
否定は出来ずに
私はただ台所に立って皿を洗っている
泡を水に流しては
交わした言葉の残影を何処へ置いてきてしまったのか
思い出せずに
いる
まるで
....
蒼空と云う檻に閉じこめられて居る
手に触れるのは薔薇の棘や蔓草の葉
足下の土はひやりと冷たく
……いつから此処にこうして居るのだろう?
一切の物音がしない透明な檻の中で
....
現実の嫌さが目にしみて
わたしは目を閉じた
わたしの制服時代
制服デートにあこがれ
休日に制服で出勤笑
ムチャクチャな高校生にあこがれて
体育大会のあとに歩 ....
好きで 大好きで
いつも一緒にいたい
『どこでもドア』
あったらいいね!
すぐに逢えるじゃん!!
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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