旅先の朝はいつも
どことなく空々しくて
慣れた町のそれより音が少なくて
まるで耳鳴りのように迫ってくるもんだ

僕は重たい体をゆっくりと起こす
さすがに他人の蒲団じゃそんなに眠れないな
 ....
消波ブロックを頂点にして

対角線をさがしている



フェリーが防波堤の方向を変える

ほうっ! 波!

二等辺三角形だ!
くだらねぇ世の中







チンケな今を生きるチッポケな自分



せてめ



終い位は 自分で 選ばせろよ



くだらねぇ世の中




 ....
喜びは感じる瞬間に過ぎ去り
怒りは容易く身の内に仕舞い
哀なしみは時が経つ程色濃くなり
楽しみは哀しみへの一歩となる

「ごめんなさい」を十回 言う
泣く事を縛られ
「ごめんなさい」を十 ....
忘れてください
それで忘れられようものか

諦めてください
それで諦められようものか

許してください
それで片付けられようものか

まだ まだある
言葉以上の何か

それが弾 ....
生まれたときの高熱でわたしは光を奪われ
音がわたしの全てとなった


新生児室

こどもたちは
わたしと同じで
暗闇が怖いから
泣いてるいるの?
鳴り止まぬ大合奏


三歳
 ....
囓る
足の指を囓る
囓る
猫の額を囓る
囓る
柱の傷を囓る
囓る
カレンダーの空白を囓る
囓る
固まった真実の躯を囓る
囓る
惚けたふりをする耳を囓る
囓る
駅のホー ....
もう一度  僕のそばで
もう一度  笑ってくれたら
もう一度  輝ける
リビドーをひらく夜の帳が下りる
渇くからだが水を欲しがって熱を感じるの
つかんだ手はもうあたしのもの
二度と離さないこのままくれて
水も甘い果実も飲み干してあげるわ
独り寝れば枕が濡れる ....
突き出した手に、触れる物はない。

自己の存在。それを確立しているのはこのからだ。
不便なからだ。
私たちはこのからだという入れ物に詰め込まれ、
生きるということを制限されている。
もしも ....
膝の上 手繰り寄せた流線型に
はしゃいで なまえ描いた あのひ


しがらみは
とてもとてもほそいのだけれど
とてもとてもいたくて
つよい


KIZUNAと描かれた海から ....
ハワイには四季があるんだぜ

死んでいった
お母さんたちは
特攻する
とつくにの小泉さんちに

生きて往くだけの毎日
新聞は届かなかった

全ては桑田佳祐の仕業である

廃工場 ....
ひとりでいるのは寂しいねと {ルビM=モラル}な男
夫と別れて寂しいのと {ルビS=シングル}な女

どんと ふぉーげっと どんと ふぉーげっと

この世は対でできている

なにかのきっ ....
秋桜揺れる 
秋揺れて
風の彼岸を見渡せば
時の遥かに思い出揺れて



塩辛い川面に光注げば
懐かしく
哀しく
かの人は手を振る



道を分かちて
生きた君
人のか ....
毎日ゴミを持って帰ってくるから
部屋は散らかっている
大切な写真はもう
埋もれて見えなくなった

時々全てが邪魔に思えて
部屋に火をつけその中で眠る
目が覚めると 何故かゴミだけ
燃え ....
勇気を出して走ってみた

転んだ

勇気を出して喋ってみた

舌を噛んだ

勇気を出して微笑んでみた

「何にらんでんの?」って言われた

勇気なんて要らないと思った

だ ....
国語の授業を担当している
教育実習の女の先生
ニキビの後がちょっと残っている
笑顔が素敵な女の先生


授業はいつものように教科書の音読
順番がぼくに来て
決められた範囲を音読していた ....
愛してるといいたい
立っている
コンコースの中を
知らない笑顔が通りすぎる
ああ!

空をみたい
きっと夕暮れて
傷ついている
空は
Mr.Childrenの新曲
買っている
 ....
日に日に 日差しは強くなってく

それでも 地球は僕等を殺さない

日に日に 台風は多くなっていく

それでも 地球は僕等を殺さない

日に日に 雪は積もっていく

それでも 地球 ....
秋の夕暮れに
夕日がふたつ

赤く熟した
太陽と
柿の実と

風に揺られて
見分けがついた
飽きてしまった
褒めるのにも
褒められるのにも

飽きてしまった
幸せにするのにも
してもらうのにも

深度たった20メートルの
海の中から見上げた太陽は
とても美しくて
けれど ....
喧騒の中居場所を見失って
泣き出しそうになった夜
空を見上げてそのまま
星になりました

淋しい夜に
星の瞬く空を見つけて泣く人を見つけたら
私も泣こうと思います
ぼくの中で
ぼくが叫び声をあげた
痛々しくて
悲痛なまでのその絶叫に

ぼくは
なんだか
泣きたくなった
なにげない空
トスカーナは
ミケランジェロのブルーに
染まる


叶わない夢
中世の
止まった石が
語る


朝の大理石
ひっそりとしたたる



12回反響する声 ....
 
 朝おきて、虚脱感に襲われていた
 恋人と別れる夢を見たせいだ 

 恋人の飼ってる犬が この世を去った
 僕は北窓の薄暗い部屋に住んでいる

 仕事をする気になれず貯金も使い果たし ....
麦色の夕方に
夏は死んだ
その致死量の傷口をさらに広げるため
強い風が吹く
夏の屍骸
それは輝くことのなくなった横断歩道の上に
反射することのなくなった水たまりの中に
横たわっている
 ....
ぷぷちゃんのつぶらな瞳が
踊るように歩く
青の裾野を
静けさを流しながら
口笛を吹きながら
踊るように歩く

いがらっぽい重みに耐え忍び
針と糸で生活を縫う


この家は。
 ....
 不思議な気持ちで目が覚める
 隣で眠る猫を押しどけて
 その向こうの背中に手を添える
 上下する体の動きで分かる
 定期的な呼吸は
 深い眠り、夢の果てで出逢う為であることを
 私は密か ....
私の大好きな二人が
木蓮の詩を書いていたので
私も書こうと思って
毎日 家にある木蓮を見に行った

山の日陰にある木蓮は
つぼみはつけても
なかなか咲かず

そこだけいつまでも
く ....
タイセツなヒト
が死んでしまった
ケムリはまっすぐに
ソラにのぼっていった
タイセツなヒトを想うたび
頭のなかで
スイッチが入った
かち
音がして
タイセツなヒトで
キモチがい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
旅先805/9/25 0:17
海の対角線たりぽん(大...3*05/9/25 0:06
最期の自由HEDWIG205/9/25 0:04
日常205/9/24 23:51
2*05/9/24 23:30
ワルツsuzu305/9/24 23:20
裏口あおば7*05/9/24 23:06
Once more成実005/9/24 23:03
夜の女王杉田蝶子205/9/24 22:55
背馳BadClu...005/9/24 22:39
アイアムペイン氏のロングロングタイムオオカミ205/9/24 22:38
反四季石川和広5*05/9/24 22:27
Mな男とSな女仲本いすら5*05/9/24 20:56
川のほとりで銀猫11*05/9/24 20:30
燃え残る3*05/9/24 20:07
猫と償い4*05/9/24 18:45
たけしと消しゴムsuzu505/9/24 17:41
風、ひとのにおい石川和広1*05/9/24 17:41
地球は僕等を殺さない[group]蒼穹2*05/9/24 17:40
夕日がふたつたもつ805/9/24 17:11
海の中で思う八月のさかな605/9/24 16:15
星の夜に205/9/24 15:43
痛い水島2*05/9/24 14:56
斜塔たかぼ705/9/24 14:52
弱音を聞いてください炭本 樹宏9*05/9/24 14:31
夏の最期岡部淳太郎9*05/9/24 13:46
青の山の麓の家でこしごえ8*05/9/24 11:12
今君にキスしたかったりぃ105/9/24 10:43
日陰 の木蓮砂木14*05/9/24 6:38
アメ[group]アンテ3*05/9/24 6:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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