あいつは 背伸びするのが実にうまいんだ
さりげなく それでいて 確実に
頭一つ分抜き出る

なかなか努力の芽が出ないからって
そこらのメガネ君が真似してはいけない
目立ちすぎて白い目で見ら ....
カエルはよく迷う
最終的には決めなければいけないわけだから

例えば連れて行くとか行かないとか
白黒はっきりつけるとか

差している傘が、薄い緑色をしているので
雨に立ち向かうことが出来 ....
まーぶるは いつも わらっている コッチヲ みて わらっている 。 姉ちゃん あいしてくれて ありがとうって こっちを みて わらっている 姉ちゃん 最後に お前を だけなかったね 。 そばに いたん .... 汗臭い 髣髴とする 悪魔の 香りだ
匂い そう 言い換えてもいい
私の 魔笛は 虚ろな 無人駅の
顔のない 踊り子によって

汗臭くなる
ので
(誰だ、私を 命令する、 散歩の 自殺者は ....
★ ボサノバ

   ぼさぼさに
   のばした髪

   ぼさっとして
   野放しのろば
 
   そこにあるうた



★ コンコルド

   鳥をまねて鳥になっ ....
森の奥で一輪の花と出会う
落ち葉道に紛れ
ひっそり咲いている
慎ましく透明な花に

この感動を伝えたくて
スコップで根を掘り起こし
花瓶に生けて持ち帰る

机の上に置いて眺めた
不 ....
男は言った。
「日本人の好きな花といえば、桜が筆頭だ。
 だが、桜より彼岸花が好きな人間もいる」

「桜は自分が咲ける場所だけを、移っていく」

「彼岸花は違う。北から南、あの時期にだけ、 ....
突然なんの断りもなく
雨が降り始める
涎みたいに糸引く雨
涎みたいに生ぬるい雨
空は晴れ渡っていて
雲ひとつないのに
猛烈な土砂降りだ
傘を持っていないぼくは
手近な喫茶店に飛び込むが ....
無意味で虚しい
プライドみたいなもので
なんとか固体を
維持しています

でも 最近
こうして形を保っていることが
とてもしんどくて
わずらわしいんです

産まれる前に
流れてし ....
大きな顔が地面にめり込んで
裸の女の人を見ている
なめらかな肌に形の良いおっぱい
大きな顔が片目を閉じて
片目を開いている
その近くには大きな花瓶があって
直径4メートルくらいの花が一輪
 ....
ごめんね、


地球では、


人が死にすぎてしまって、


地球から見える場所に、


星がこんなに増えてしまった、


満天の星空、


と言って、
 ....
夜空にはった薄い
うすい膜のような
しろい雲の
あまりの遠さに
秋を知る
気づけば
月も
星も
なにもかも
わたしたちを包むせかい
高みにみあげた
綺麗の  ....
じっくり
と 
ゆったり

間延びした

きを巻き取り
一日が静かに
暮れていく



出番を待ちかねた
まんまる

ほころび
が青白く

煌煌
 ....
銀杏の樹には人形がいる。春に葉は枝から開き、花がさく。人形は10歳くらいの女の子で、紅いスカートをはいて白い脚を出している。髪はおかっぱだ。日がな一日公園に来る人々を見ている。歩く人は人形がい .... なにしろ
ヒューストンからダラスまで
500マイルはある 
800キロ

ひとくちに避難と言っても
裏の大倉山が崩れそうだから公民館に集まるべ爺様
などという
その移動距離7キロとは
 ....
0時はとっくに過ぎたとさ
枯葉の筋に老いを知る
彼はグレーの服ばかりを着る
そして私はシンデレラ
王子様には成り切れない
名は?みゅんひはうぜん?
嘘の上手いガラスの靴
大根足は入らない ....
あんなに大切にしていたものを

広すぎる空
剥き出しの月

甘いにおい

常に私の心は半分で
両方を行ったり来たり
どちらにも染まらず染まれず

今になってようやく
手放したこ ....
前に進むしかない。

すべてのことには
続きがあって
ストップなんてかけるほうが困難だ。

それが後ろ向きでも
あくまで、
前へ進む。

私たちの向いている方向が今であり全て。
 ....
七曲坂を
七回曲がり
ぎしぎしと
悲鳴をあげる
白い自転車から
見下ろす

新宿方面の
夜景が好きだ

七年前に
この場所から
桜の木々の隙間を
流れて ....
ベランダにロッキングチェアがある
ずいぶん前に住んでいたマンションの
ゴミ捨て場に捨てられていたやつだ

引越しのたびに捨てようと思いながらも
なぜか捨てる踏ん切りがつかなくって
結局いま ....
はたからみると
とてつもなくばかげていることが
ぼくのほんとうにやるべきことだったり
ぼくのほんとうにやらなくちゃいけないことだったり

だれもみていないところでおどる

といれのなかで ....
悲しい時やつらい時、泣きたい時や苦しい時
「もし、ああしていなかったら。」とか
「もし、これが自分じゃなかったら。」なんて
取り留めのない「もし」が襲ってくるかもしれない
でも 勘違いしないで ....
帰り道

アタシの家へ 近づく程に

遅くなってゆく フタリの歩調


繋いだその手に 微熱が走ってゆく



いま 言わなければ

今夜こそ 言わなければ

 ....
国民の休日
角のたばこ屋の
日の丸がはためいていた
と思ったら
日の丸のマルが
四角になっていた

店の前を
かくしゃくとした老婆が
竹箒で掃いている
この国から
マルの無駄とワ ....
明けてゆく空を見る一歩手前で
静かな時間に別れを告げている
飛行機の向かう彼方には気持ちを
無数の戦車の這う此処にはこんな体を
泳がせて様子を見ている

教室の引き戸に力を込めると
開く ....
僕は雨にうたれている
雨にうたれている
暗闇の中で雨にうたれている
静寂の中で雨にうたれている

僕の手が雨をはらう はらう

僕が雨にうたれているのか
雨が僕の手にうたれているのか
 ....
コインランドリーで
1週間分の
僕の抜け殻を
乾燥させている
40分間

鳩とホームレスと
子供連れの
主婦に雑じり
公園のベンチで
ぼんやりと
彼女のことを ....
  Tokyo Poeket 2005 江戸東京博物館にて

浅黒い肌
伏せ目勝ちに世界を伺い
情熱は 太い腕の中を空回りしている様子
遠くからも
痛々しい触感が伝わる

黒人と木乃伊 ....
もう何も視たくは無いのだ。


赭い花を手折りたいと思い、庭へ降りたは良いが
一面の花の群れにふと恐ろしく成ってしまう。
どれを選んでも
触れた途端に枯れてしまいそうだ。
其れを嗤って見 ....
           
あれからどれくらいの 季節(とき)が過ぎていったんだろ?

私は今日も一日 何も変わることなく

仕事にも行ったし 帰りは電車にもゆられた
  

あなたがいな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
心に住む人3*05/9/26 15:51
カエルの唄緑茶塵205/9/26 15:34
まーぶるは 。 すぬかんなが...205/9/26 15:19
汗臭い 仁王奥津強205/9/26 14:27
けろっと(3)uminek...8*05/9/26 14:19
花の咲く風景kw7*05/9/26 13:46
彼岸花のころ逢坂桜5*05/9/26 12:51
破水大覚アキラ505/9/26 11:46
水島2*05/9/26 10:54
脚の間チアーヌ405/9/26 10:43
空、ごめん、ピッピ905/9/26 9:33
深遠なる夜に汐見ハル905/9/26 9:17
*まち*かおる6*05/9/26 8:43
樹の中の人形殿岡秀秋105/9/26 7:37
ヒューストンからダラスまでuminek...3*05/9/26 4:16
灰被り女唯浮305/9/26 4:11
忘れてた一代 歩1*05/9/26 3:25
前とか後ろとか005/9/26 3:00
七曲坂なかやまそう005/9/26 2:18
ロッキングチェア大覚アキラ205/9/26 2:10
万有引力[group]大小島005/9/26 1:24
もし、徒歩5分005/9/25 23:54
帰り道准々0*05/9/25 23:54
日のマスイオン2*05/9/25 23:51
フライト眠離005/9/25 23:03
ホソミショー1*05/9/25 22:56
コインランドリーなかやまそう205/9/25 22:26
虚無の野の男 〜 奥津強にThe Bo...3*05/9/25 22:18
曼珠沙華[group]有邑空玖8*05/9/25 22:02
最後に愛した人天使0+*05/9/25 21:09

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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