ぼくは臆病者だから
なにかにつけて明確にしてもらわないと
不安で不安でたまらないんです
曖昧な状態にびくびくして
すこしでも足元がぐらつけば
馬鹿みたいにおろおろとして
じぶんの足 ....
6線tの車輪カネe.シオン 肢アンの音℃-ル・ループす腐陽土上に
不ィ夜 0$ノ井戸汲ム 安堵ロイド眼ダを囲ミ踊るドリー/mu .sicK
王冠の鳥ass蜜蜂の賛辞 L満月トーの鉄塔t....ar ....
29歳の僕と53歳の N さんが
向き合うテーブルの上に離れて置かれた
2つのコップ
減り具合もそれぞれに
薄い道の途中で{ルビ佇=たたず}むように
遠い未来の方から
おぼろにやって来 ....
私はあなたを見上げて
ずっとずっと
首が痛くなるくらい
抱きしめられたあなたの胸に
ちょうど顔がうずもれて
ぎゅっとすればするほど
苦しくなった
キスをするときは背伸びして
....
ほっぺの紅い小さな女の子が
飴玉を僕のてのひらにのせた
いや 僕はいらないよ
煙草があるからね
ほら お母さんも笑ってるよ
僕は君より少しばかり大人だから
....
{引用=「お、時間!んじゃ、また!!」}
そういって去ってゆく
時間が彼をおしている
そんな時間はずっと彼の周りにいて‥
声をかけるのも途惑うこんな私は
彼の周りについてる”時間 ....
わたしが詩を書かなくなったとき
どんな空が
わたしを迎えてくれるだろう
わたしが詩を書かなくなったとき
すべてのことばは
わたしを許してくれるだろうか
わたしが
終 ....
魚ーミングアップ、フラミンゴ 金魚SuiMarsのゴール土の横断
温暖する今er呪の文症、オマー樹三角錘降る眠語のモリエルと
SA、アクル陽のあひるガアル、レンズ山脈白雲の脈拍Kingは
....
暗闇の路地裏の道はあの街へと続いているのだろうか
暗闇に見えるだろう
雨の中走っていくお前の後ろ姿を
坂道を転がる白いボール
揺れている小さなブランコ
またいつか回想するなんて ....
思いのタケを
書き綴っていれば
いつか なにかを
悟れるような気がした
マーガレット・ハウエルの ブーツを履く
これでも 汚い道を避けて 歩いてきた つもり だ
たとえば 神宮の森に沈む
真っ赤な 夕陽を 見ていると
窮屈な あたしが 泣けてくる
....
モナリザという名の
かびくさいモーテルに
ぼくらは泊まった
車のなかで半分とけかけた
チョコレイトのように
きみがどうでもいいというきもちになるまで
ぼくは長い季節をいくつもやりすごした
....
煙突から煙 が似合う夜更けに
マフラーが棚引くと息が詰まる
三水に魚 の意味を模索する内
私の顔が魚に近づいてきている
ような感覚を 例えば鰓がある
息詰まるマフラーに愛着が涌く
そ ....
「涙の色は何色?」
と君が突然訊いたから
「透明なアオかな」
と僕は答えたけれど
「きっと濁ってる」
と言って君は俯いた
あの時
手を伸ばし遅れて
....
あれからずっと、暗い森の中
目を閉じて
なにからも遠いところで
あてもなく
さまよっている背中
地獄の淵におっこちて、
もうここから出られはしないのだと思った
長い長いこの道の果 ....
にぼしの縁取り花壇には
かつおぶしの花が咲いていて
毛糸玉の飛び石の先に
またたび組み木の灯篭が
猫じゃらしがゆらゆら揺れて
お池の中には真っ赤な金魚
猫が時折見つめる虚空には
そん ....
夕方に靴を履く
もちろん 新しい靴ではなくて
ここ三年で履きつぶした夏のもの
そらは虹めいて輝き
不安を風に運ぶ
自転車に乗ると
全て受け止めることになるから
わたしはひとり 川まで ....
{ルビ魂=たま}のかたちの悲しみに
五つの手のひらが添えられている
{ルビ澪=みお}のようなかがやきを
大きな花が抱きとめる
素足の行方を
はばたきの行方を
抱きとめる
....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか
桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか
発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか
鍛えられていく鉄塊の ....
光と水と二酸化炭素から
酸素と糖をつくりだす
ずっと前に教わった
植物は
自分が呼吸するための酸素と
成長するためのエネルギーを
自分でつくることができる
僕にもできるかな
....
ポチが走ってくる
ポチが尻尾を振りながら走ってくる
ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる
ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる
ポチが乳母車を弾き飛 ....
電線の上
羽を休める鳥の位置を
五線譜代わりの
英語ノートに記す
小さなスズメは八分音符
食い意地張ったハトは全音符
真っ黒なカラスは黒鍵のシャープ
車幅の狭い道路では
毎日二 ....
重い体をひきずって
約束どおり
旅にでよう
穏やかな風がふき
暖かな日差しを浴びて
一人で旅にでよう
しがらみを全部
ごみ箱に捨てて
遠くまで飛べる翼をつ ....
意識されない曲線の内側で
永久機関の少女性が調弾する。
その輪郭は振動し
奥深く鳴りつつ最果ての嘘を静める。
お先に失礼
直線的で清音の科白が膨張する空のもと
つきぬける(或いは私 ....
もし僕がDJだったら
もっとカオルのことを愛せたのに
整理していた父の荷物の中に
見慣れた筆跡で
そう書かれた紙切れを見つけた
母は屈み込んで
机の下にある二箱目のダンボー ....
窓越しのアルデバラン
暖炉が背中でうたうなら
ベテルギウスは指輪にかわる
ポタージュの香り満ちる星座紀行は
甘くも、はかない
やがて旅人は
アンドロメダへの郷愁にかられ ....
うちのちかくのかわには
かっぱがすんでいます。
かっぱはきゅうりがすきなので
ぼくはうちのはたけから
まいにちにさんぼん、かっぱにきゅうりをとどけました。
かっぱはか ....
海 空 無
ゆっくりと夜のなかを
大きな鳥が通りすぎる
雨が空をかけのぼる
光が空にこだまする
夜に隠れた者の影が
木々の間を埋めてゆく
半身だけの囚 ....
ゆっくり ゆっくり
一粒 一粒
体にあたる
硝子の向うをただ見て
また目をそらして
うずくまる
ああ 私の中の何かが壊れる
ああ また死んでしまったよ
片に砂が一粒 落ちた
ココロに受けた
深い傷
それはいつだって
さりげない一言で
傷癒され
笑えるのは
いつだって
さりげない一言で
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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