響いた翼はためかせて
風の声へ飛び続ける
閉ざされた約束の傷
脈打つ光へさらして
こえられない私をみつめる
罪色の翼に歌う
{ルビ現在=いま} 解き放つ時
押しつぶされそうな空へ ....
CDの声にひたすら耳を傾けて
口ずさんでいる日は
窓の外の自由から逃げている
手のひらに収まる小さなメカニック
伝わってくるメッセージじゃ物足りない
黒板の文字から眼を逸らして
屋 ....
おどりばの大きな鏡に
一匹のやもりがぺたんと張り付いていた
どうやらぼくの前世のようだった
今世のぼくは前世のぼくを見て
ついなつかしくなってしまったというわけ
やあ…と声をかけた
や ....
わたしは5万円です
と、うそをついた
ふさがったままのきずだから
ごまんえんごまんえんごまんえん
20歳処女
会うと言った30の男
なんか頭いいやさしさで近づくもんだから ....
流れてきたんだね、あの子。
−だって、水が濁ってる。
太陽の光を浴びたことがないのかな。
でも、真っ白な運動靴、素敵だね。
これからどうなるかも知らずに
一日中、笑っていたの。
空がと ....
秋葉原を散策
中央通りの喫煙所
なんかサイバーパンクっぽい、周波数が
みんなのゴルフ2
disc傷(小)ありを200円で購入
200円はなくない?
多分相場的に
みんなのゴルフが98 ....
スカーフをひらつかせ彼女は
サングラスでキネマを見ようとしている
隣に座った男は 気がつくと
彼女のスカーフで涙を拭いていた
待望のロウドショウ
連帯の回顧嬢
サングラスは黒い彼女 ....
どうしたものかね
そういいながら考える
意欲的な思考
刺激的な運動
会則を決める快感
高鉄棒の上で
逆上がりする満足
すべてが
どうしたものかね、から
始まって
登り急 ....
はがれてゆく
はがらえてゆく
はがええゆう
もう
もう
もう
ぱらぱら
ぱらぱら
さらさら
さらさら
とろとろ
とろとろ
とけてゆく
ことん
ことん
かわいい
おめめ
....
目をつぶるのが下手ね
息を潜めるのがもっと下手ね
背もたれにはきっと素敵なくらいあなたの指紋が残ってて私はもう嫌になる
月が回って溶けてゆく
オレンジ色の火花を散らして
バッハ『インベンション第13番イ短調』
堕ちて行くのは君の声か私の声か
螺旋階段の果ては無く
「何故手を離したの?」
折り重なる指と指
....
みんな星の天井のしたで生きているんだ
地球っていう家に住んでいるんだ
ただ家の天井をみれば心が休まるのに
みているだけで癒される
ふと考えるとこの天井ってすごいんだよ
3 ....
太陽の眩しさに怯えて
迷い込んだ森の中で
洞窟を見つけた
奥深く湿った 黒の空間
中には誰もいるはずもない
暗闇でひとり
それでも
逃げ込まずにはいられなかった
静けさが欲しかった ....
あなたが、サングラスをかけた顔が大好き!!
久々に胸がドキドキした
胸がドキドキしたのは、カッコイイて思ったからだけじゃない
あなたの素顔は、私にしかわからないんだと思うと
周りの女の子よ ....
見てきた景色も違うし
食べてきたものも違うし
ましてや 男女の違いも
好みも
寝る時間も
指の太さも
髪型も
顔も
身体も
違うから
争うことがあるのは
....
一文字でできる詩を探しに旅に出た詩人の名前を教えて
ジャングルジムの一欠けらで生活する家族のエンゲル係数を求めよ
翼の生えたイルカが空を反射した海を自由に羽ばたいている
折角ここまで ....
減りもしなけりゃ
増えもしない
あたしは充電器
ならば
不平を言う必要も
無いってもんで
この身に何かを溜め込む事も無い
この身で何かを動かす事も無い
この身が足りぬと嘆く ....
別れのときは、
必ず雑踏の中で
あなたの声が
通るような道じゃ
さっき振った雨の雫に
電線が輝いて
空気は澄んで
美しさに
切なくて死んでしまいそう
別れのときは、
必ず雑踏の ....
優しさは解りにくいところにあるもので
安易な一言じゃまだ見えない
いつか君の言葉も
優しさに姿を変えるんだろう
そういう風に
少しずつ少しずつ
何かをずらしながら
確実に ....
あいつの言う事が
いつもクサイ事と思っていたのに
クサイと感じなくなってきた
{引用=へくちっ}
このくしゃみは
花粉症かしら?
それとも……?
あの頃は良かった
あの頃は幸せだった
あの頃はただ空を舞うだけで
皆の視線を一身に受け
私はただゆっくりとゆけばよかった
いつのまにか
鳥が空にあるのはすっかり当たり前になってしまった ....
絶対に届かない
ためいきぐらいの小ささで
タバコのけむり
朝焼けに向かって
のろしのように、上げてみる
この思いが届いても届かなくてもいい
くたくたのスーツをひるがえし
自転車に乗って坂道を下りながら
空に広がる星屑の街に挨拶
返事の代わりに
街の一番の美女が空から駆けてくる
まっちをすって
何が見えるのかと聞かれたときも
ただもういないおばあちゃんが見えるのと
悪い男達をだましたの
まっちを売って
ご飯なんか手に入らないから
わたしの無垢だった心を売って
世 ....
なんでもない景色に涙が出そうになる
ごめんなさいの意味で必要以上になかない
アイスのふたを舐めない
日々何かを変えようとして
かわらないつまらないわたし
少しでも毎日が希望に変わるように ....
うるげききょ
言葉どおりだ
直線に 伸びる
うりげききょ
言葉の 限界
知る由もない
うらげききょ
ああいうこま
あらkらいあいふぁおりうt
理解出来る言語の自殺
....
すこしだけ
ひざを抱えさせて、という。
たぶん
うつむいた想いと
ゆっくりと進行するあきらめ、と
降りだす直前の雲のようなさみしさ
お気に入りだった音楽や
冷めたカフェオレ、二人乗り ....
小さな箱と中ぐらいの箱と大きな箱
僕は大きな箱を開けた
「あなたのお願い一つ叶えてあげますわ」
真っ青な目をした黒猫が言った
吸っていた煙草をもみ消しながら空を見上げた
....
きっと先生がたはわかっていないのだ
優等生は心配され
劣等生は保護され
中間にいるやつは どうすればいいって言うんだろ
優等生にも 劣等生にもなれない
そんなやつは
どうすれ ....
探偵を探す旅を続けている
シャツのボタンの止め方がわからない
サイレントの救急車の中で嘔吐する
銃口でえぐられた横っ腹の傷
ベッドのない病院の中庭で
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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