月だって東から昇る
だと言うのに
なんでいつも太陽ばかりなんだろう

太陽がどこからやって来て
太陽がどこへと帰っていく
みんなそれしか興味なくて
月のことなんて興味なくて
なんかアタ ....
雨煙る水曜日の朝、
刻まれた皺につうぅと雨滴が走り
男はしゃがれた声で
さようなら と言った。
脳みそを溶かすような金麦のジュワっとした喉越しに
今日の海を溶かし、流し込む
夏の味だって、まだ梅雨真っ只中だけど
スイカの匂いと塩素のつーんと痺れる感触が瞬時に思い出される
夏、というワード ....
余った皮を
捻りに捻ると
元に戻る勢いで
身体が回転して
空を飛べることが分かった
53歳にしてやっとだ
今ではビデオカメラを
持ちながら
人間ドローンとして
鎌倉上空を
頻繁に往 ....
おれという寸法はおれのお気に入りの仮説の域を出ない

おれがおれの詩に吐き気をかんずることは全くもって正しいといえる

おれは掘ることばかりをかんがえる
この井戸をのぼることを、おれがかんが ....
駅前では 公衆電話が姿を消した
さびしいね
あなたが途切れさせた連絡網
伝言を覚えたあの子が
家族に話さずに旅立っていくよ
改札口はシュレッダー
ぼくたちを他人にして
誰もが無言で通りす ....
いまや国民なんてやってられない。

政治家など投資家の下僕にすぎない。

オリンピックなんて投資する価値なんてない。

IOC バッハになんか投資なんてしてやれない。

パラリンピ ....
毎日、ただ家に帰る
朝起きる。
奥歯に挟まった食い物のかけらを爪で掻き出し吐き捨てる。
ゴミ野郎。
鏡の自分と有意義な会話。
今日使う最後の言葉。
気がついたらここはどこだ?

変える ....
硝子が
黒く空をゆく
映るのは音
変わりゆく音


真昼の霊が幾つかの影を
円く短く
花のかたちに置いてゆく
笑う背中に乗せてゆく


手足の指が
痺 ....
チャイム


シーン
プライベート


アラーム
生きていたときの思いを
思いだしていた 午後に


窓を大阪の電車から見ていたのは
子供の頃と 就職したばかりの頃


誰のことも覚えていない 会社で展示会をした日の会場
トラスを組 ....
   自分をいい人間だと思ったことはない
   薄っぺらいし 騙し騙し 取り繕ってきた
   でも たまには僕の鼓動に合わせてくれないか
   と甘えている間に
   犬が餌を強請る。
 ....
シャワーを雨に見立てて
ずぶ濡れになってみた
服を脱ぐ前に

これまでの雨は
なんだかいい加減で
本気さを全く感じられなかったんだ
自分の仕事を放棄しているようでさ


服を脱ぐ前 ....
ずっと
ひとり
だったんだ。

はぐれ雲の
ため息
みたいに。
ずっと、
ひとり、
だった。

主をしらない影が
主を懇願するように
ぼくは
それを
求めていた。

 ....
国民の声や感染専門家の声を
無視しても
成功させられる
と思っているようだ
僕はなぜか
かつて竹槍で米軍と戦おうとした日本人と
イメージが重なってくる
SNSで若い女性が
「死にたい!」と発信した
すると見知らぬ男が
「殺してあげましょうか」
と返信してきた
「じゃよろしくお願いします」
とさらに返信
日時と場所がさっと決まって
当日 ....
夢を見ている間はそれが夢だと誰も気づかない
いつだって覚めてはじめてそれが夢だったんだと気づくのだ
最初は良い夢から始まったはずなのにいつの間にか悪い夢に魘される事は度々あった

いのちには限 ....
平凡でどこにでもいる普通の人間になるのも容易ではない
六月の中旬に役所から住民税の納付書が私宛に郵便受けに届いた
封を開けない訳にはいかない 私は中身の書類を黙読した
封を開けて中身を確認するの ....
時計が今日も鳴いていた
皮膚がざわついて眠りに眠れず
痒い皮膚を引っ掻きながら
指のさかくれを食い潰し
目覚めたam5:09

「お元気ですか?」
そんなこともいう暇もなく
ただ針だけ ....
大きな法則が世界を貫き
好き嫌いの尺度では
とても計り切れないほど
大きな法則が世界を貫き

今、日が沈み 月が昇る
ひれ伏してしまおう 風を浴び
脳裡の懐かしい光景を そっと静かに掬い ....
白鯨ゆく遥かな青天を

僕もゆけたなら

四肢の折り目を開き

やっと、やっとの夏の日を

僕もゆけたなら

平泳ぎの一掻き、一蹴り

果てしなく自由に

生まれたまま ....
  街


遮断機が下がり血のような警鐘に淡い想いは砕け散る。通過する車窓とつながる間もなく街はもとに戻る。


  冬の浜辺に置き去りにされた一つの椅子


冬の浜辺に置き去りにさ ....
あぁ俺の
黒目をずっと見てて
もしその中に
魚が見えたら教えて

白いマグカップ
向こうのテーブルにあるやつ
その中に
星があったら教えて

月夜の夜覚えてる?
俺が車ぶっ壊 ....
万国旗

号砲

声援


晴天
登山は
いつでもどこでも一歩、一歩だ
あんなに高い頂上まで登れるだろうか
と思っても一歩、一歩歩いていけば
頂上に着くから不思議だ
登山はどんなに苦しくても
自分の足で一歩、一歩だ
スー ....
ちかちかとひのくれたみち
ちょうちんあんこうだとおもえば
ちかちかひかるネッカチーフをつけた
おじさんだった、おじさんはちょうちん
あんこうに似ていたからネッカチーフを
まいているのか、くら ....
二〇一六年十月一日 「至福の二日間」


 きのうと、きょうと、ずっと横になって寝てた。お茶をひと缶のんだだけ。いっさい食事せず。ただ眠っていただけ。しかし、まだ眠い。睡眠導入剤が強くなって、し ....
繁茂する
森の緑は水に映え
広がる波紋に層を成す
俺は思わず立ちすくむ
命の貪欲な成長が
歯止めのない増殖が
剥き出された自然のあらわ
物凄い勢いで呑み込もうとする
その暗い衝動に戦い ....
雨こそ降りはしなかったが、街はどんよりとした雲と湿気に満ちていた、人と擦れ違うのが煩わしくなり、小さな道へと逃げ込んだ、歩いているうちに、その先に昔、数十年は前に、死に絶えた通りがあることを思い出 .... 全てのものから逃げ出したくて
自分の住んでいる街を抜け出し
私は走り続け自分自身からも逃げていた
逃げた先には何もなく
心もなく自分だけがここにいる
心は遠くに行けるのに
体だけどこへも行 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
太陽山下ヤモリ021/6/24 3:18
出来事ひだかたけし321/6/23 23:13
夏は海に浸かりたいゆるこ4*21/6/23 21:22
チンコプター花形新次1+21/6/23 20:39
足らないものをおれはしっているがおれはそれをかかない、なぜな ...道草次郎321/6/23 19:03
駅前の詩鈴木ぽろ9*21/6/23 18:44
投資ナンモナイデ...4*21/6/23 14:15
bread to deep, too dope.竜門勇気021/6/23 11:09
午後 山は飛び ひとりを歩み木立 悟321/6/23 8:41
ヨロシク021/6/23 7:59
ご飯を食べたあとで番田 121/6/23 1:31
日曜日の処理場空丸621/6/22 21:10
泣くRAVE7*21/6/22 20:41
あいつ草野大悟2821/6/22 18:15
オリンピック強行開催zenyam...1*21/6/22 11:10
葛藤のない人生1*21/6/22 10:42
いのちには限りがあるこたきひろし421/6/22 6:15
クレーマー121/6/21 23:52
am to pm月夜乃海花221/6/21 22:55
大きな法則が世界を貫きひだかたけし321/6/21 20:18
ゆけたのならクーヘン6*21/6/21 19:38
長い1行の集まり空丸421/6/21 19:25
sunny酒浸り竜門勇気3*21/6/21 10:40
運動会ヨロシク121/6/21 8:20
一歩、一歩zenyam...3*21/6/21 8:00
ネッカチーフをしらないあなたへ帆場蔵人121/6/21 1:58
詩の日めくり 二〇一六年十月一日─三十一日田中宏輔14*21/6/21 0:19
夢見の森ひだかたけし421/6/20 22:40
ボロ布のようなマリアホロウ・シカ...6*21/6/20 21:30
おわりリィ1*21/6/20 20:28

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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