きりすとが赤くきれいに咲いている
きりすとが青々と茂っている
一本の樹齢二千年の木のように
立っているきりすとは
大きな丸い世界を{ルビ蒼=あお}く包む空にとけゆき
無限の宇宙へと広がりゆく ....
どうやら電池が切れました

充電器はどこかへいきました


いっそこのまま

ひとおもいに

くず籠に放ってしまおうか
空があんまりひくいので
きりんのくびは
つい空から突き出してしまった

そして見たくないものを
見てしまった

あああんなにうつくしいものを見てしまったら
もうぼくは
なにをみてもう ....
原の終わりを示す石標
頬を照らす風に押されて
廃屋は花に沈む
空は地の午後へ近づく
忘れられた道から生まれる鴉
砂の上にあふれ出る夜



金銀銅の狐がむさぼる
返 ....
ふざけすぎた自分
はしゃぎすぎた君
「もう終わりかな」
落ち葉舞う頃に出会い
落ち葉舞う頃に離れる


どこまでも背伸びをしていた君
それを助けられると思っていた自分
「なんでそんな ....
黄昏時
君を探すは幾日

追い越してゆく自転車が
花弁を散らして
去っていった

取り残された
淋しさに
一片拾い上げては
花模様に
重ねた

一度散った花弁
花に戻らない ....
怒っては いないのよ

ちょこっとだけ 悲しいの

アナタが 浮気を したことにじゃなく

そう させてしまった あたしの ふがいなさに

怒っては いないのよ
まぁ ちょっと そこに座って聞いておくれよ
あー・・・こらこら、そのニボシはオイラの夕飯だからっ、ちょっ

まぁいい・・・とにかく、黙って聞いてくれればそれでいい
この話は 3丁目のクロの奴で ....
俺は犬になりたくない
誰かに仕えたくないんだ
たとえそれが幸せなのだとしても
なりたくない
振る尻尾が無くってよかった


俺は電柱になりたくない
立ち尽くせば宇宙のように包めるのだろ ....
幼いころ ダンゴ虫をくるっと丸めて
小さい 小さい指で ぴんっと 弾かせて

ぐしゃっと 潰れてしまった

命の大切さを 知らなくて ごめんなさい。



中3のころ {ルビ休憩人= ....
ものくろの
ばくが
ひとり
つきのね


はんでいる

口吻は
たゆまず

うごいている

わたしはそれを
みつめながら

しゃざいの ことば

くちにする
 ....
仮面を被って
背伸びをしてたら
見栄を張って
演技をしてたら

本音を乗せた
飛行機が

あっちでコテッと
ペンギンが倒れる
こっちでパタッと
ペンギンが倒れる
ペンギンのドミ ....
いつもと変わらない
思い込みだと思いたかった
あなたと一言交わす度
確信に近づいていく予感




あなたの目はもう僕を見ていない
細やかな雨が
降り続いて
冷えきった体を
温かな
獣の匂いのする
優しさで包んでくれる

 エスメラルダ
 と名づけられた猫は
 カジモドに抱かれて眠る

 ....
東京タワー
クライスラービル
テレビ塔
天辺からばら撒いて
呟く

「見ろ。下界はゴミのようだ。」

どうせなら
上る場所すらないようなところに
高台を作ってしまえばいいのに
土に埋められて
ただただ餌を与えられる
1ミリたりとも動いてはいけないんだ
脂肪が逃げてしまうから

にんげんに
おいしく食べられるためだけに生かされているから

土に埋まって
ひた ....
すらすらペンを走らせれば
紙の上にハトを飛ばすこともできる

あるときは灼熱の雪を降らせ
またあるときは凍りついた心も融かす

僕はマジシャン

人の気持ちも思いのままに
不思議と動かす言葉を使う

 ....
おやすみの挨拶に
朝目覚めた時に
会社へ出かける前に
君は僕に言って欲しいらしい


機嫌の悪いときもあるし
朝は何かと忙しいから
毎回言うのはめんどいなあ


本気じゃなくても ....
切られた地形図を渡された。その地図を貼りあわせて目的の場所行くようにといわれた。それは計算によって探すしかないと、地図を渡してくれた人がいう。ぼくは計算しながらあることに気がついた。この地図には隠 .... 蝶の軌跡は有刺鉄線か
剥れゆく皮膚を剥れるままに
見るもの見るもの
瞼を伏せ、視線を逸らし、
目を両手で覆いたくなるような
垢に塗れた赤黒いそれ
剥き出したままに
海の風が轟々と
悲鳴 ....
作り物の笑顔は 醜くて
陰のことばが  醜くて

どんなに仮面が美しくても
どんな良いことばを残しても

その仮面の裏は
醜い顔をしていて

嘘の仮面を被り
また嘘の笑顔を取り繕う ....
{引用=
君の
口から

言い出されず
殺されたコトバが

垂れ下がって
いる



コトバの
肢体が

パーツ
ごとに

滴り、
落ち



君は
哀 ....
溶けゆく闇に    身をうずめ
骨の芯から     温まる
夢か現か      幻か
何処の誰かの    子守唄
今日は今日の    お疲れを
明日は明日の    お疲れを
 ....
あたまの中で鈍く響く痛みは
踝を舐めたところで終わった
まわる真実は唾液で溶けて
それでも解り合えることを願った
もうちょっと、
泣きたい気分でいたかったのは
腹の中で蠢く寄生虫のような
 ....
あの子がとっても憎いのは
真っ赤なリボンが似合っているから。
「パパとママに買ってもらったのよ」

わたしはせっせと働いて、働いて、働いて。
お母さんもお父さんも嘘つきだから、
歪んでいた ....
ほんとにいい陽気ですね

魚屋さんの店先でも
おかみさんのお愛想いい感じ
月曜日だというのに
悪魔に魅入られたようないい天気

みんなは外へ出たがっていて
おおくの人が歩いてる ....
すっかり乾いてしまった
硝子の向こうに
展示 された
あなたのてのひらは
何もかもを与えてくれるような
あたたかさを持っていて
その実
何も 与えてはくれない

硝子の模様は
夜空 ....
アノ階段を覚えてる?

君の表情を瞼に浮かべることが出来ずに
華奢な肩ばかり見つめていた

熱を帯びていた君の腕を取って歩いたね

いつでも笑顔でいるように
いつまでも笑顔で ....
おとなになるってこういうこと

ありをちいさく みおろすわたし

小さな あんよ どっこいしょ

蟻は とっても はたらきもの

ちいさな おうじょを まもるのです 。



 ....
ものの善し悪しなんて
その人次第で変わもの
他人がどんな評価をしたって気にするなよ

いつだって
自分自身に100点満点をつけられるように生きていこう
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
顕現の人 〜マザー・テレサの瞳に映る病者の内に〜服部 剛5*05/10/12 20:41
野垂れる水島005/10/12 19:49
空があんまりひくいのでZUZU2105/10/12 19:33
冬獣行木立 悟605/10/12 17:57
秋風wariow...005/10/12 17:13
残像(二)薬本 祝人305/10/12 17:01
なぐりがき(浮気をしたあなたへ)仲本いすら3*05/10/12 16:33
猫ばた会議2*05/10/12 16:19
石川になりたくない305/10/12 16:13
とにかく謝り足りないんだ仲本いすら2*05/10/12 16:05
つきのねのあじかぜきり2*05/10/12 15:57
一歩手前発自分行FUBAR1*05/10/12 15:38
きっともう.docK+A205/10/12 15:18
カジモドの猫[group]まどろむ海月3*05/10/12 14:03
金の使い方虹村 凌1*05/10/12 11:05
フォアグラきっこ305/10/12 9:32
マジシャンの憂鬱ベンジャミン6*05/10/12 7:44
ラストオーダー恋月 ぴの15*05/10/12 7:21
地形図に隠された地図殿岡秀秋105/10/12 6:00
生身唯浮405/10/12 3:01
仮面005/10/12 2:26
サイレント・ムービー043BLU...105/10/12 0:50
夜想曲(ノクターン)蒸発王305/10/12 0:29
no name little days無知アコ005/10/12 0:21
傷口の結晶浅野 すみれ705/10/12 0:13
タンクトップあおば4*05/10/11 23:13
展覧会ゆみ305/10/11 23:04
Azul ...1*05/10/11 23:04
おとな 。 ちきゅう 。 蟻  。 1   すぬかんなが...205/10/11 22:52
評価徒歩5分005/10/11 22:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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