手のひらに感じる暖かさがあれば
他には何も要らない


日々思い出を積み上げても
それは単なる一里塚
それは儚い夢幻
振り返れば跡形もなく
積んだ記憶さえ残ってはいない


手の ....
さびしげなお前の目は
いつも虚空をのぞきこむ

なにかから逃げようと眠るお前は
夢の中だけ束縛から解放される

流れ込む食事と不健康な環境

唐突にいなくなる僕に
お前は何を期待する ....
ストックした一限は賞味期限切れで
難しい顔でぼくは懐柔された
いつだって子供じみたきっかけに
チープなカバーをかけてるだけ

ふやけた愛とかくれんぼするたび
数えるのをやめようとおもうのに
シチューに ....
優しく頬を撫でては
何も言わずに去っていく

貴方の指先のよう

簡単に私の心に入ってきて
波を立てたまま
違う海へと行ってしまう

引き留めたくても
叶わない

指の間の細い ....
本当の事を
言おう、

君に
嘘をついて
いる


笑った

君の話を
聞きながら

楽しげに
笑った


君の姿の
微かな
残像を

見失いながら


 ....
唾液交じりの汗が香って

しとしととあなたもあたしも潤って

こんなに上手に二人になれて

ああ とっても幸せ


小さくあって

大きくなって

波に溺れて抱き合っ ....
泣いている文字は、
餌を欲しがる豚みたいだ。
間もなくすっかりゼロになる。
総体として私たちは息をする。
羽と羽をこすり合わせる事も、しばしば
飛ぶためには必要な事。
 ケンタッキー州はニワトリでいっぱい。
歩いていくことはできない。
日曜日の早朝
誰も見向きしない時間
ひとけないスキアボーニ海岸通りで
僕は
見つかった
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会に

「見かけない顔だな。お前は誰だ?」
と言われたんだろ ....
泣いているのはあの人である
公園の日陰にあるベンチに腰掛けて
遠い目をしていた いつか
ずっと昔心を寄せた人の事を思い出していたのか
それとも。
その乾いた細い指の触れてきた道程を
僕が知 ....
心の底から 君のこと信じている そう思っていたけど
やっぱり どこか隅に「信じない」と思うキモチがあった

君との約束に期待するけど やっぱり約束はこわかった
裏切られたあの頃 ....
焼き鳥が
香ばしい匂いを振りまきながら
暁の空を行く
カルシウムでできた複雑な骨を失い
たった一本の竹串を骨にすることで
初めて得た飛行を
力の限り大切にしながら
もうコケコッコ ....
大きな夢を追いかけていた あの頃の僕は幼くて・・・
中途半端に大人になった今のぼくは
何も追いかけず「無理」だと決めつける
どんな夢でもいいから 何かを夢中に追いかけたい

今は本気で笑えな ....
「あなたは私の影みたい。いつも側に居て私のことを何でも知ってる」

そう言って 微笑む君に苦笑する僕


君のことは、何年も前から好きだった
少なくとも幼なじみとしてではなく
異性として ....
濃い色の空
晴天
強風
伝説の島が降りて来る

促されて見上げた上空
白い点
私なりの自己表現と
君なりの自己表現が浮かんでは消えてく
其れを見つけた貴方と
其れを言い当てた私
 ....
怒りを
この体に
押しとどめるなにか
それはこぶしでしょうか


掌のかたちにそれを
開き、放ってもまだ足りない
その病が
揺さぶるのです
だから震えてしまうのです


 ....
ないよ ないよ 内容が
ないよ ないよ 内界が
ないよ ないよ 内外が
ぼくのココロは 内戦だ
ぼくのココロは 内争だ
中対外で 綱引きだ
引きちぎられて 空白だ
外から流れ込み 色塗ら ....
いつも土地のことばかり考える
無駄ででたらめな不恰好の?
空はあんなにも晴れ渡っているが
当面はどうでもいい話だ
何かにつけて馬鹿ばっかだろう
汚れた廃墟が好きなのは
そこでかくれんぼうが ....
砂嵐の葬式。
punk化した鎮魂歌。
先の見えない俺。
充血した、cats-eye。

電信柱にて、チゴイネルワイゼン。
アスファルトにて、3、2、1、0。

「あした、あした、あした ....
朝日の広さがだらだら緩んで
だらだら、昼まで届いて


ぼんやり正午をふやかしたアルコール
その向こう側を透かしたら既にぼんやり
夜、のような


そこが既に、夜なら
 ....
雫が
紙に落ちる
そこだけ
ワントーン暗い

絵の具を乗せると
じんわり
滲んで
やんわり
色付く

涙が
零れて
心が暗くなったら

あなた
私に
優しい色を
滲 ....
苦しいのは
薬のんで
痛みがないこと

痛いの怖い?
でも少しの我慢
長い退屈
痛みだけが
自分のもの
記憶している
すりきれていく
忘れていく
流される
暮らしに押し流され ....
ベランダの今日も定位置でしょうか
翅休めには余り良いとは思わねど
窓越しに時折震えるのは
ここは
とはいえ 静かですね
今朝はミルク
少々多めに入れてしまったのです

そう
そう そ ....
you will be what you want
夢のない話だと批評家が笑う
一匹のゴキブリが夕暮れの街を歩く
「俺だって本当は中指を立てながら、
 金髪の総理大臣になりたかった…」

 ....
一月は 祈りを捧げる乙女を写生し

二月は 苦い嗅煙草に涙をこぼし

三月は 鮫革の長財布を拾ってネコババ

四月は 死刑執行人とイチゴ狩り

五月は ゴム草履に呪いをかけてみた

 ....
神経質な夜に
まじないではなく
欲しいものは
精神安定剤と
ただ話を聞いてくれる人と
主の祈りと
虹の記憶と
腹をかかえて笑うカエルと
あの人のやさしさと
壮大なうねりの如き黒潮と
 ....
「それにしても
 きみ、
 よく眠るよね」

    と、

わたしが寝起きであるたび、

きみはそう言った。


タオルケットにくるまれて昼間

DVDをBGMにしてしまう ....
秋桜が
風に
揺れている

僕は
探していました
ひっそりと
乗り越してしまった
最終電車の
裏寂れた駅舎の
ベンチで
夏を
追い越していく
秋の息吹を

空が
 ....
彼は詩人
前衛的詩壇の旗手
ある過渡的な芸術運動に興味を持つ
そこに刹那主義を見出して
仏教との類似点を感じ取ったが
彼はひどく精神を病んだ

そんな生き方絶対に考えられない
そんな生 ....
ぐらりと目が回り
ぼんやりとしゃがむ
誰も見ていない場所で
アスファルト道路は何回も塗り直されて
ガタガタ
風はひんやりと涼しく
音のしない住宅が立ち並ぶ
遠くで轟音のような車の音がする ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
路傍のひと花恋月 ぴの17*05/10/14 6:26
僕の愛する老犬へDann・v...1*05/10/14 4:38
シチュー船田 仰505/10/14 3:06
dew105/10/14 2:12
LIE043BLU...005/10/14 1:52
二人になれたら蜜 花3*05/10/14 1:43
ペテンの詩一篇プテラノドン2*05/10/14 0:59
ケンタッキー州はニワトリでいっぱい1*05/10/14 0:46
サン・ジョルジョの鐘楼たかぼ705/10/14 0:01
泣いている人305/10/13 23:42
some time天使005/10/13 23:42
小詩集「書置き」(六十一〜七十)たもつ1305/10/13 23:35
time天使005/10/13 23:33
005/10/13 23:27
衝動的な青空眠離205/10/13 23:24
ありかたりぽん(大...1305/10/13 23:12
ぼくのココロはいとやん1*05/10/13 22:49
ゆく街捨て彦105/10/13 22:23
はしれ、さいらと205/10/13 22:18
何時のA道化405/10/13 22:15
染みいるノクターン3*05/10/13 22:13
宣戦布告[group]石川和広4*05/10/13 20:58
蜻蛉雑魚ヒロシ105/10/13 20:53
you will be what you wantピッピ405/10/13 19:58
カレンダー[group]大覚アキラ105/10/13 18:07
今夜欲しいものけんご705/10/13 18:06
sleepfull・sleepless一代 歩1*05/10/13 18:06
*ブレンドひとつ*かおる2*05/10/13 17:39
変化FUBAR0*05/10/13 16:03
時間つぶしチアーヌ105/10/13 15:33

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