あ、来た。
掴めちゃうんだ。
雲って本当は食べられちゃうんだ。
割り箸に刺しちゃう。

−あ、でも心優しい人だけね。

「空の色は本当はたっくさんあるの」に、
あの子、聞こえない振りし ....
ドリスは世界中の言語を使いこなす。アマチュア無線も。
電波の類はお手の物といった感じで、彼女は
星のあかりさえ消すことができた。
ドリスは注文する。「自画像を描きなさい」とか、
「表現する前に ....
見ないふりをした
知らないふりをした
都合の悪いことをなかったことにした
その中には
大事なものもきっとあった
これ以上
きみを悲しませないようにと
いろんなところでかけるブレーキ
たとえば
バイクの後ろに乗せてって言わないとか。

そんなことじゃもう、効かないってわかってるけど
塑性変形
とは
もとの形
が損なわれた状態をいいます
バターを塗って
パンをかじる
牛乳を飲み干す
あなたはよく
わたしを褒めてくれた
許容応力
とは
塑性変形
が起こらな ....
人間は
立ち止まってふと空を見上げる
地球上でたったひとつの
いきものです
大丈夫だよ

虚しい響きが後味悪く残る

耳に 頬に くちびるに
君の触れた全ての箇所が
虚しい響きに侵食されて
もうすぐ僕も
虚しい響きになってしまうさ

僕はま ....
薄暗い軒先で
植えてもいないのに咲いている
高貴とは程遠い
紫の嫌な匂いを放つ花を
じっと 見ていた



「毒に彩られた花やね。」と教えてくれた
少女の丸くかがんだ背中から
 ....
雲色のインクで
書いた文字は雲色
すこし湿った
すこし陰った
僕の色

その雲から雨が
落っこちないように

こらえながら
こらえながら
がんばりながら
がんばりながら
 ....
浮浪者がひとり

ホームの支柱に寄り添いながら泣いていた

灯りを落とした回送列車が

静かに通り過ぎていった

駅員がひとり

チリトリを持ったまま

トンネルの奥底を見つめ ....
あなたがくれたすべて

かたちすらないそれらを

たからものみたいに持ってた


捨て去ることもできずに

忘れたくなくて ただ

あなたが与えてくれた それだけでうれしくて
 ....
その時を逃したら
二度と出会えない人が存(い)るように
この時を逃したら
きっともう こんなことは起こり得ない
そう思ったのだ




あの時からいつも
そんな気持 ....
黄ばみはじめた木々の葉のそよぎに
 秋の日の光はまぶしく溢れ
 空は青く高まる

 いまここに
 予感される人生の嵐の前の静けさの
 一瞬(ひととき)を深呼吸する
 私
折りたたみ自転車が
折りたたまれていたのは
空いたばかりのトランクのなかで

トランクをバタムとしめると
あなたは取り乱しもせず
じぶんじしんを折りたたみ
わたしのバッグのなかにもぐりこ ....
 
好きになるって悲しいね
自分が自分でいられない
今何しているのかな
気になるもの
傍にいたかったり
声聞きたかったり

どうかしているね
貴方の事もっと知りたいよ
そん ....
歩き疲れた素振りを見せず
意固地なくらい背筋を伸ばして
灯りの少ない舗道を歩けば
月の兎と靴音だけがついてくる


無感情に道程を辿り
行く手を遮る列車を見送ると
何故かしら
乗りそ ....
最近は、ほんとうに忙しくて、君のことも忘れていけそうだよ。

 それでも、ふとした瞬間のさりげないことで記憶が蘇っていく・・

 可愛い君のあの笑顔

 愛しい君の透る声

 今も ....
空高くから
月は私を見下ろしている
私はその月を見上げながら
月<彼>は一体何を考えているのか
と模索する

冷たく白い光が
緑の鉄柵に落ちる
穏やかに反射した光が
私の瞳を焦がした ....
テレビに釘付けになった
パジャマ姿の君
膝の上にはライオンの子どもを乗せて

今夜登場のビーバー君達は偉いな
助け合って巣をつくり
北米の森を豊かにしているのだから

でもライオンは野 ....
沼と知りながら踏み出していく
黒の木々に包まれて、こどく、と声に出した

錆びついた獣の香り
時の止まる道路
ゆがんだアスファルト
見つめていた地平-----------------届 ....
真夜中の路上を
滑ってゆくスクールバス
テールランプ
病院のガラス窓に
投影された流星群
いつか
こうやって眺めていたシーンが
すべてCD-Rに焼かれて
ヨドバシカメラの
店頭に並ぶ ....
雨のなか 2人で{猫=タマ}になってみたんだ
びしょびしょでまだほの暗い 朝のはじまりに
午前5じ 2人は {猫=タマ}になる
君はゴミ置き場から ダンボールをみつけてきて
これで傘がわり   ....
この季節は
いつもからっぽだ
おまえがいなくなってから
からっぽになってしまったんだよ

今日みたいに
よく晴れた秋の日の夕方
公園のベンチで
ぼんやり吸う煙草は
すこしだけ
冬の ....
金木犀の小花が
打ち明ける秘密を
直ちに忘れてしまってこそ空は
どこまでもひとつの
どこまでも青く澄み切った隙間です


衣服を自らほどいたわたしたち ....
げにまっことこの人生おもしろいぜよ
けどにゃー
悪いこともあるちや
けどにゃー世の中
くらくなっちゅうのはあかんぜ
もっともっとあるいとったら
いいことあるし
おもしろいもんも見られるか ....
あたしはホントはとっても寂しがりやなんだ。

でも、

それを悟られないように強がってるんだ。

一人でいるのが 辛いんだ 哀しいんだ

だから、

誰かが近くにいるととても

 ....
一目で芽生えた
特別な想い
嬉しいことに
いつしか互いの持ち物に

あなたを愛す
心から
私はあなたを愛す
だからあなたの
繁栄を


出会えた奇跡は
時々刻々と廃れ
辛い ....
耳の奥から突き抜けて
背中前面を支配する重さ
指が別の生き物のように動き回り
小指だけが言うことを聞かない
頭の奥が締め付けられて
俺は生きてきた事を後悔する

セックス欲が急速に頭をも ....
どうしても ほしいものなんてないの

手を取り合ったきおくも

ただのおもいちがい


さみしさが深くなるから

ここから先にはいかないわ
川に入る
日差しは柔らかく
水はひんやりと冷たい
落ち葉が流れ
水の音が響き
ここは
とても静かで
誰もいない
わたしはわたしを洗い流す
髪を洗い
顔を洗い
乳房を洗い
そして ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
旅に出る浅野 すみれ205/10/20 1:34
『注文するドリス』プテラノドン3*05/10/20 1:26
ごみ箱一代 歩3*05/10/20 1:11
ブレーキ0*05/10/20 1:10
変わらないものアンテ105/10/19 23:33
そらきわむ1+05/10/19 23:25
虚しい響きで丁度いい蜜 花1*05/10/19 23:18
自然治癒[group]千月 話子25*05/10/19 23:01
紙の上の雲ミサイル・ク...4+05/10/19 23:00
メトロ相馬四弦2*05/10/19 22:13
最後の日にさえならなかった。和歌こゆみ205/10/19 21:56
いま。3+*05/10/19 21:51
秋の日あるふぁ205/10/19 20:24
折りたたみ自転車ZUZU5*05/10/19 20:18
「思い」ピーコちゃん105/10/19 20:14
タクト銀猫7+*05/10/19 20:02
〜足早に過ぎる日々のなかで〜Orange...105/10/19 19:39
ことは0*05/10/19 19:23
ライオンの情操教育けんご505/10/19 18:42
入水しゅう005/10/19 18:27
予言[group]大覚アキラ005/10/19 18:26
タマあまくちペル...0*05/10/19 18:07
落日セブンスター大覚アキラ405/10/19 17:46
空隙一過[group]A道化1105/10/19 17:16
表現放流中Dann・v...1+*05/10/19 16:44
寂しがりや依玖侘 なつ...2*05/10/19 16:43
可きかもFUBAR0*05/10/19 16:18
真冬の夜の悪夢虹村 凌0*05/10/19 14:56
自由和歌こゆみ105/10/19 14:16
川に入るチアーヌ205/10/19 11:11

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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