柿の実色に日は暮れて
通学路に残ったチョークの○も滲む頃
街中の電線にたわむ百舌たちは
嬉々 嬉々と啼いて安堵する

それを羨む秋の傍らで
きみに書きあぐねている手紙は
お決まりの挨 ....
  なんとかなんとかという人が
  作った国語辞典では
  定義されている

  虫刺されから
  国境までの
  日常が

  意味から
  真理までの
  抽象が

  あ ....
英雄になるために
イラクか北朝鮮から帰還せよと
ジャーナリストが囃し立てる

誰にも誉めて貰えない
タンポポの綿毛と渡り鳥
パスポートは要らない
空路を泳ぎ地上を笑う

電波の届かな ....
枯れた心 
砂漠 を実際に見たことはないけれど

死んだような
人の目と 魚の目 どちらの方が濁っているだろう

ください
まだ実際 薬 の厄介にはなっていないけれど

愚か
自分 ....
この部屋の空気はどんよりしている
床の色はとても濃い茶色
カーテンはモスグリーンで

午前中には光が差すよ
ベランダでハーブを育てる
レモンバームは良く伸びて
寂しいわたしのお茶になった ....
窓には柵が無いので 宵月の真ん中
を見ようとすると バランスが取れなくて
危うい

落ちるまで手を伸ばそうが 届かないから安心
幾夜に渡って一途に見つめても
月は降りてくれないから 代わり ....
午後5時過ぎ 河原沿い
向こう岸から響く音声
帰るあてなど無い僕に
それは何を望むのですか

うっすらと白い月
夜が足早に訪れる
僕を此処に置いたまま

大三角が支配した天体
織姫 ....
雨戸を開けたら
夜の一過性の麻酔が
今は静かに窓に張り付き
単なる水気となっていた
その硝子面を、つつ、と指で擦り取り
そこを覗けば、山茶花の
一塊の色彩の首だ

 ....
死にたい。

でも死ぬ勇気がない。

ボクは情けない人間だ。



ボク以外の人間はなんと素晴らしいのだろう。

ボクは彼らが羨ましい。

皆、一様にそれぞれ悩みがあり、
 ....
うららかな小春日が微笑み
空が蒼く透きとおり
宇宙の果てが大きな口を開けると
風が乙女を呼ぶ声が聞こえる

こんな日はお布団でも干しましょう
この頃、冒険談がいっぱい詰まった
世界地図を ....
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数多くの思想が並んでいます。

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お一人様2点まででお願いします。


そしてこちらの棚をご覧くださ ....
セイシンハ 複雑だな 。 こんぷれっくすや トラウマが 反映され せいしんの  複合タイ を 作る 。 わたしの シニモ それが 反映 される 。せいしんの 複合タイ 。 にんげん 。



 ....
ひとばんじゅう ははの ことを 描いて いた 。   今日の タイヨウハ やさしい かおを している 。               言い知れぬ苦痛…それだけが

僕の真実

君だけがそれを癒してくれた

やっと判った

君なしじゃもういられない

ただ無意味に苦しみ

無意味に愛する

でも

小鳥 ....
珈琲の空き缶の蓋から
薄緑の光が立ち上るのがみえた

暗い教室を出ると長い廊下が続いていた。
視点よりはるか先まで
神経が届いてしまうのがわかった。

その先には沢山のドアがついてい ....
 夢の中でお経が響く
 頭の芯まで

 通りすぎ行く季節に
 追いつこうと
 もがき
 とりつくないながら生きる

 タイミングで分かる
 君の僕に対しての気持ち

 そんな ....
感情の 吐露が
毒を 飲んでいるので
私は 今日も
宗教に つくす

ために
赤緑の 魚が
上流に 上る頃
宗教は 潰れている
ために
案外 黒い浄土が
死んでいる
そんな 気 ....
ねぇ
僕たちは死んでいくものに対して
こんなに優しくなれるのは何故だろう。
僕らが死んでいっているから?
手が死に足が死に脳が死に
眼が死に口が死に細かな生が死に

今日、夢を見た。
 ....
錆びついた鎖
軋みながら揺れる
勢いをつける度
鉄が擦れる音が響く

繰り返し繰り返し
同じ早さ 同じ速さ
変わらない風景
足場を失った大地

ぼやけた地平線
茜に染まる街路樹
 ....
乱数を言う練習

さん
ろく
はち
いち
さん
あーまた“さん”言うてもた
同じ数字がすぐ出てきても別に構わないんだけど
乱数ってのは

“ぜろ”から“きゅう”の十通りしかないか ....
 眩しい光りに目をまたたかせ
 深い夜の神聖の刻に希望の光を探す

 行き止まりの道に迷い込み
 思考停止の看板を見つける
 なにもかもうまく行かないとき
 人は希望の星を見つけるため
 ....
秋風が冷たくなってゆくのは
赤々と燃える炎を
鎮めるため

山から道へ
道から軒へ
軒から海へ
秋風は
休む間もなく吹きぬけてゆく
そうして
暦に目を留めた誰かが
山が燃え始める ....
釣り糸を、高い高い空へ投げ入れた。
日がな一日寝ころんで、鰯釣る。

白い鰯、踊つてゐる。

釣り糸、引つぱりつこすれば
負けた負けた、澄んだ空へ真つさかさま。
びつくりして飛び起きた。 ....
無意味なまでに
警戒心を振りかざして
盾のように鎧のように
やたらと丈夫な
僕の表面は
がちがちとした固体


救いようも無いくらい
どす黒く
重苦しく冷たい
僕の中身は
どろ ....
雪に閉ざされて一人
燃える暖炉の前で
お人形を作るの
一つ
二つ
作り過ぎたら暖炉にくべて燃やすわ
ねっ いいでしょ
神様
パハリ逆の向きトイレ
かがみ靴の先小僧
フル待つを描いた心
の中でしか起こらない
言割りを試すための
正当な条件を頭の中で
並べてみては違う違うと
死にかけの髪先
に残 ....
僕はどうかしたのかな?
それとも君がおかしい?

死にたい衝動を抑えて
君と生への逃避行
それでいいのか
それすらわからない

光へ と
自分の 闇を
見つめていよう
 ....
カタリ コトリ と揺れる車窓で
ほこりが宙を舞っていて
思いが弧を描いてて

発車 オーライ 出発 進行

当列車は あなたさまをお届けします


コトリ カタリ と揺れる車窓に
 ....
さよなら サンカク また きて 四角 。 蒟蒻 さんが 煮えました 。  「こうも深々と冷えて参りますと、どうにも腕が疼くのです」

冷えては赤い、赤い糸が
木々の枝から垂れている

片手に   を持ってひとり、歩く

(耐えられぬわけでは。)

(けれど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
十一月のブーゲンビリア[group]銀猫13+*05/11/4 17:43
国語辞典[group]むらさき2*05/11/4 17:31
海外に焦がれる理由kw1*05/11/4 17:28
1*05/11/4 16:43
テーブルの下チアーヌ105/11/4 15:54
雀の子[group]士狼(銀)7*05/11/4 15:41
夏の終わりキナコ005/11/4 10:29
覗き穴、にてA道化1405/11/4 9:33
blacklazyzy205/11/4 9:31
*風よ ふけ*かおる5*05/11/4 8:30
アイデンティティーショップブルース瀬戸...805/11/4 7:56
こころの あや 。すぬかんなが...1*05/11/4 7:51
きょうの 。 205/11/4 7:43
「無意味な心」たかよし105/11/4 6:26
学校佐藤伊織1*05/11/4 3:47
今 ここ 自分炭本 樹宏1*05/11/4 1:32
毒と宗教の 上流奥津強8*05/11/4 1:14
僕は知っていた大小島0*05/11/4 1:06
ブランコ松本 卓也1*05/11/4 1:05
ランダムF (fro...1*05/11/4 0:52
希望に貼りついた絶望炭本 樹宏205/11/4 0:35
紅葉狩り千波 一也13*05/11/3 23:39
秋のいわしたかぼ305/11/3 23:32
望む姿は…水島0*05/11/3 23:28
吉岡孝次1*05/11/3 23:20
萎びた髪チQ005/11/3 23:05
灰への灰KE005/11/3 22:19
発車、オーライ。仲本いすら1*05/11/3 21:22
豚汁 。 おいしい 。 すぬかんなが...205/11/3 21:14
森はどこまでも広がるのかミゼット2*05/11/3 21:00

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